中小企業診断士としての専門性

私は信用金庫に勤務しており、特に融資に特化したキャリアを形成してきました。

営業店では地区担当者として、リテールを中心に個人事業主・零細法人(所謂3ちゃん企業)を担当することからスタートし。

少しずつ、中小企業・中堅企業も担当していきました。

更に幸運なことに、法人営業に特化した本部経験、加えて審査部門も経験させて貰っています。攻めと守りの本部経験は個人的にとても貴重な経験となっています。

そんなバックグラウンドがあるのですが、、いざ事業再生、経営改善に携わろうとする時、いつも自信を無くしてしまっていました。

自分の専門性って何だろうと??

例えば、
製造業出身の方なら、生産効率。
マーケティング出身なら、販促。
IT出身なら、DX。
コンサルの皆さん、特に診断士資格はなくとも、得意分野でハマるわけです。

一時期、ソリューション営業なんて言葉も流行りましたが、私にはとても無理だな、と。

計画書なんて別に誰でも作れるし、、
武器が無い。

ずっとそんな想いを抱いていました。

ところが、診断士取得過程で通った中小企業大学校(すいません、養成ですはい。二次無理笑)で、当たり前だと思っていた数値計画、つまり数字の能力が他の診断士卵から見ても相応の実力なんだということが分かりました。

自慢のようになりますが、やはり金融機関だと数字にはとても強い!

PLの各要素の変化が最終利益にどう落とし込まれるか?
PLとBSの関係性など。
またBSから借入の長短バランス是正、加えて債務超過解消までの資本性ローン活用による資金繰り改善などなど。

自分にも武器があった。

金融機関で財務を鍛錬すれば、それは確実にプロのコンサルにも勝てる武器となるはず。

私はまだ「ひのきの棒」くらいですが笑

なので、診断士取得後、より期待値は大きくなり、プレッシャーは重くなりましたが自信を持って対峙するようにしています。

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