沖縄拳法 泊手について

私は今まで様々な中国武術(長拳、南拳、蟷螂拳、翻子拳、通背拳、洪家拳など)やテコンドー、ムエタイなど色々やってきた、そんな私が
今取り組んでいる武術は沖縄拳法 泊手である。

沖縄拳法は数年前から何かと縁があった武術だったが2年ほど前から本格的に学び始め(567騒動が始まった事もあり途中抜けてますが)た。

格闘技ではスパーはぶっちゃけ自分より弱い人とスパーした方が強くなる、これは自分よりレベルの低い人とスパーする事で多くの成功体験が出来るからです、ボクシングで世界チャンピオンを育てるのも勝ち続けさせて自信をつけさせて強く育てていくようマッチメークしていく。

逆に強い人とのスパーは弱くなるのかというと、そうではない、確かに失敗体験をして自信を無くすが、大事な事は自分がやられた技をそっくりそのままパクって自分の得意技にしてしまうのだ、よくスパーした後に生徒や後輩は「その技をやられたらどうすれば良いんですか?」と聞いてくる、そんな時は素直に自分がやられた技を教えてもらって身に着けた方が手っ取り早い。

私は数年前、沖縄拳法の格闘技選手とスパーして何も出来ず負けてしまった、その後どうやったら沖縄拳法の技に勝てるかを研究したが結局私の度量では無理だった、勿論他の中国武術家だったら勝てる人もいると思うし、実際強い人がいる事も知っている、ここでは中国武術と沖縄拳法どちらが優れているとかの話ではない。しかし私は情けない話、勝てるイメージすら持てなかった、こうなったら素直に習いに行くしかないとなった。

ところが実際学んでみると単にスパーとか格闘技の試合でどうのこうののレベルではない事に気づく。

沖縄拳法はiPhoneと同じようなもの、沖縄拳法の中に全てが詰まってる、武術、戦術、物理学、生理学、人生学と必要な物が全てあるように感じる。

勿論今まで自分がやってきた中国武術にも上記のようなものはパッケージングされてるとは思うが沖縄拳法ほどダイレクトに直結してはいない。

ただiPhoneと同じで使う人によっては、そのiPhoneの機能をほとんど使う事なく終わってしまう、ただ電話をしてLINEしてとか。他にも機能が沢山あるのに実に勿体ない話である。

この事は沖縄拳法にも言える事だと思う、ただ格闘技の試合に勝つ為に応用するだけでは実に勿体ない、私は沖縄拳法を通して様々な事を学び実践して行こうと思っている。




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