見出し画像

今年も供血に行ってきた話

今年も供血の協力に行ってきました。ゆずはある病院で供血のドナー登録をしています。

最初の供血の話が出たのは、去年知り合いから供血出来るワンちゃんを探しているというお話からでした。知り合いが探しているというのもあり、ゆずで協力出来るならと急ぎ病院へ向かうことに。

病院では供血犬と言って、手術等で血液が必要になった時の為に飼育されているワンちゃんがいるそうです。でもなかなかそれだけでは賄いきれない為、一般家庭で飼育されているワンちゃんにドナー登録をしてもらって必要な時に声がかかります。

ドナーになるには各病院条件があり、それをクリアしないとドナーにはなれません。
ゆずがお世話になっている病院では


・年齢
・体重
・避妊、去勢等されているか
・必要な病気の予防がされているかどうか
・健康状態が良好で、検査数値に問題がないか

等が条件でした。この条件をクリアし、さらに感染症等がないか検査をし、その他質問等をされ供血が出来ると判断されると正式にドナー登録となります。

ゆずの供血の流れとしては、「血液が必要になるので⚪︎日に来院できますか」など電話連絡が入り、行ける場合はOKの返事をします。その日までは特別何かをするでもなく、ゆずの体調が悪くなったりしない様に気をつける程度です。

ゆずは鎮静剤を打たないと供血が難しいので、当日の朝はご飯なしで病院に向かいます。

病院へ向かう車内、もちもちクッションを添えて


病院に着いたら呼ばれるまで待機。その後呼ばれたら診察、異常がないか確認する為の採血をします。

採血は病気がないかみるのもありますが、ゆずの血が輸血されるワンちゃんに適合するかどうかの検査もします。(初回は血液型をみるのもあります)

そして結果が出るまで再び待機。

再び診察室に呼ばれると、検査結果の説明があります。まず血液検査の結果が異常ではないか各項目それぞれを確認します。そしてゆずの血液と相手の血液が適合したかどうか。ここで全て問題がないとされると同意書を書き、採血をする準備に入ります。

ゆずは中に連れて行かれるので飼い主は再び外で待機。

採血をするゆずはというと血液は首の太い静脈から採る為、そこ部位をバリカンで短く刈られます。(衛生面を考えてですね!)そして採血をした後は採血をしたケアとして皮下点滴をします。様子を見てゆずに異常がなければ飼い主の元に帰ってきます。

そして帰宅。

首元にバリカンの跡がしばらくあります


帰ってきた後は鎮静剤もあってかしょんぼりしている事が多いですが、割とすぐ元気になります。血を採ったからいつもより食事もしっかりめ。

ゆずが頑張ったおかげでワンちゃんの命を繋ぐことが出来たかもしれないよ、本当にありがとうね。と何度も何度も声をかけて、超甘えん坊モードになったゆずをひたすら甘やかしています。

いつも何か出来ないかなと心が苦しくなるようなニュースや出来事が沢山飛び込んでくる世の中。困っているワンちゃんや飼い主さんの助けになれる事ってなかなかないけれど、こうしてゆずを通してではあるけれど命を繋げていくことができたらいいなと思っています。

ドナー犬を募集している病院は割とあるみたいなので、募集している病院で協力出来そうだなあという方は是非お話を聞いてみてくださいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?