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第7回 情報リテラシー論          「生活基盤になった連絡手段」

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今回の授業は、現在自分たちが使用している電子メールなどの連絡手段を通して、様々なことについて勉強する機会になりました。

授業の冒頭にて、ロボホン同士がコミュニケーションを交わし合っている動画を観ました。この動画では、AI同士が会話を繰り広げ、連絡先などを教えあったりと、色々なことをやっているわけですが、ここから自分は、「友達の定義とは何か」について考えました。

我々は、「友達の定義」LINEやTwitterなどでの関係を基準として決めるようになってきたのではないかと考えます。
今回の記事では、そういったSNSやメールサービスなどの自分たちが普段よく利用する連絡手段についてまとめていきたいと思います。

1.迷惑メールの問題

メールサービス等において多くの方々が一度は経験したことがあるであろう迷惑メールについて、それらが届いてしまうのには、様々な原因があります。例えば、メールアドレスをHPやSNSなどに記載してしまったり、ネットの掲示板にアドレスの登録や書き込みを行うと、そういった事が原因になりうるのです。また、HTMLの迷惑メールを開いてしまった場合は、送信側に記録として残り、その後も迷惑メールが届く可能性があります。さらに、占いなどの診断において登録をしてしまった場合も、危険性が高まります。

2.迷惑メールの対策

HTMLメールの送受信拒否設定

迷惑メール受信のリスクを考えると、GmailなどのHTMLメールの送受信の設定は、拒否の設定にしていた方が良いと考えられます。

メールフォーム

自らのホームページなどにおいて、メールアドレスを悪用されないように、無料のメールフォームを利用してメッセージを送信してもらうというものがあります。一番良い方法は、ホームページなどに載せるメールフォームのリンク「メールでお問い合わせ」と表記し、自分のメールアドレスの情報を載せない方法です。

特定電子メール送信拒否の旨を記す

Web上に掲載されている自らのメールアドレスの迷惑メール対策として、メールアドレスの下辺りに「特定電子メールの送信を拒否いたします」といった迷惑メールを拒否する旨を記しておくことで、効果は充分にあるとされています。これは、迷惑メール拒否の旨を伝えている連絡先に対して、迷惑メールを送ることは違法であると法律で定められているためです。

「迷惑メール相談センター」へ迷惑メールを転送

現在では、「一般財団法人日本データ通信協会・迷惑メール相談センター」のメールアドレスに迷惑メールを転送したり、違反メールの送信者などについての情報提供を行うことが可能です。自分の力だけで解決するのではなく、何よりもまずは「迷惑メール相談センター」への迷惑メールの転送を最優先にすべきであると言われています。

Gmail

Gmailは世界で最も利用されているメールプロバイダです。機能も様々で、多くの利用者が迷惑メールとして報告したメールを自動的に「迷惑メール」と判断し、振り分けてくれる機能などがあります。
Gmailの利用が増えてきた影響もあると考えられますが、Eメールにおいてのスパムメールが、2009年:9割➡2015年:5割以下に減少しています。

3.TO、CC、BCCのマナー

一斉送信をする際、TО(宛先)の欄に送信先のメールアドレスすべてを入力するのはマナー違反であることが言われています。それは、ほかの送信先の人にもメールアドレスが公開され、悪用される危険がないとはいえないからです。
こういった一斉送信を行う場合は、TO(宛先)の欄には自分のメールアドレスを入力して、送信先のアドレスBCCに入力して送信するという方法がマナーとして正しいと考えられます。CCBCC同じ内容のメールを複数のアドレスに送信する機能ですが、BCCに入力されたメールアドレスはTOやCCに入力されたメールアドレスの人からは見えないという点に大きな違いがあります。

4.Googleマップの恐ろしい話、連絡先を知られていると住所バレる

自分の携帯の連絡先情報の中に自分の住所の位置情報が記載されている場合、連絡先を教えている相手に住所がバレてしまう危険があります。Googleマップ《本名(自宅)》というような内容でキーワード検索をすると、住所が特定されてしまうことがあるようです。自分の連絡先情報には、自分の住所情報を記載していないことを確認しておいたほうが良いですね。

5.Twitterが日本で流行って世界で流行らない理由、文字制限が少ないから?

ドイツの学者の研究で、絵はがき等の連絡は160字で充分であるという事が判明しました。
それに合わせてTwitterは、160字のうちのアカウント名字数(20字)を除く140字という字数制限を設けました。しかし、そこには課題がありました。
それは、日本語の文章を英語翻訳した場合、英語の文章の字数が多くなる傾向にあり、英語でのTwitterの利用は日本語に比べるとあまり向いていないと考えらることです。そういった課題が、「日本のようなTwitterの流行」が世界では見られない原因であると考えられます。
その課題の対処として、英語圏において、字数制限を280字にする実験などが行われています。

6.注意!ショートメッセージサービス(SMS)は有料。さらなるLINEの普及

LINEというものが流行り、送信にかかる料金などの負担が減り便利になってきた中で、特に自分たちのような若い世代が忘れがちになると考えられるのが、SMSの送信料は有料であるという事実です。
現在でも、au、ドコモ、ソフトバンク、楽天モバイル、LINEMO、ahamoなどにおいて、1通に付き3~33円ほどの送信料がかかります。

そういった事実から、次第にLINEの利用が今後増えていく事が考えられます。LINEにおいては、便利な機能が増えてきており、フリーダイヤルを不要とする「LINEコール」という機能を取り入れたりと、利用者がお金をかけず便利に通話やメールが出来ることを最優先にしている取り組みが見られます。

7.日本人は「目」で、欧米人は「口」で表情を伝える

メールでよく使われる顔文字を、日本人と欧米人で比べてみると、日本人が良く使う顔文字は、口の表情が一切変わらず目の表情で気持ちを表現するのに対し、欧米人が良く使う顔文字は、目の表情が一定で口の表情で気持ちを表現していることが分かりました。現実世界においても、日本人マスクで口元を隠しても目で表情が判断できるから気にならなかったり、欧米人サングラスをかけても口元で表情が判断できるから気にならなかったりと、それぞの考えの違いがあり、面白いと感じました。

日本人がよく使う顔文字→(⁠^⁠_⁠^)(⁠+⁠_⁠+⁠)(⁠*⁠_⁠*⁠)
欧米人がよく使う顔文字→ :⁠-⁠) :⁠-⁠| :⁠-⁠(

8.複数の連絡手段の活用

メールの音声とテキスト同時に送信できるAmazon AlexaチャットクラウドPBXのコスト削減が可能なサービスZoomPhone、ネットを使ってアプリでも送信することが出来るeFAX、ネットから郵送できるWebレターなどの多くの便利なサービスが出てきており、サービスの多様化が見られます。
こういった多くの連絡手段を、日常生活の様々な場面において上手く活用することも重要であるとされます。

Twitterを使って救助要請

110番や119番に連絡できないとき、《#救助【場所】【被災者氏名】【人数】【要請内容】》等の内容で、Twitterを投稿して救助を要請することが可能であるとされています。

また、他にもLINEなどのグループチャットInstagramなど様々な連絡手段を確保しておくことが災害時や事件等が起きた時のためにも大事であると考えます。

連絡手段のインフラ化に伴う人間の変化

このように、現代においては、連絡手段が日常生活に必要不可欠になってきたこともあり、「友達の定義」「連絡手段がある人か、連絡を取り合う関係か」等を基準にする傾向にどうしてもなってしまう部分があると感じました。また、自分は、そういったところに少し寂しさを感じました。

9.最後に

今回の授業で、自分たちはデジタルのデータを元に人間関係の基準を考えている部分があるという問題に気付きました。このことから、アナログでの人間関係の重要性を感じ、頻繁に連絡を取らなくとも疎遠にならない人、デジタルのデータに関係なく信頼できる人こそ、自分が今後大切にしていくべき人たちなのかなと考えました。

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