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第2回 情報リテラシー論「インターネット概論と歴史」


今回は、冒頭で"Did You Know?"いう動画を観て世の中の現実について知ったり、インターネットの歴史を辿りながら、様々な観点で、インターネットに関する概要について学びました。


1993年4月30日、インターネット上で初めて公開されたウェブサイトが"World Wide Web"というサイトで、これの頭文字をとった"WWW"という略語が、普段我々がインターネット上で目にする、URLの先頭に来る英字であるというのです。

このURLによってウェブサイトのリンクがわかり、ブラウザ検索等の効率化を図ることが出来るわけですが、近年登場してきているスマートフォンのアプリケーションなどには、この機能が存在していないため、若年層にはURLというものがあまり浸透していないと言われています。

これから社会に出る際に必要な事だし、特別難しいことではないと思うので、自分もしっかりとブラウザの利用には慣れておきたいと思いました。


1995年は、日本にとっては大きな出来事が3つあります。それは、

〇阪神淡路大震災

〇地下鉄サリン事件

〇Windows95発売とInternetExplorerの登場

この3つであり、Windows95の発売とInternetExplorerの登場により、一般家庭などにもインターネットが普及し始めました。

1994年にYahoo、1998年にGoogleが登場し2002年に携帯音楽プレイヤーが登場しました。また、2003年ごろからLinkedInなどのSNSが登場し始め、以後、mixi、twitter、facebookなどが誕生し、現在、世界的に人気なソーシャルメディアは主にYoutubefacebookとなっています。日本ではあまり印象的ではありませんが、Googleが認めるほど、facebookは人気のあるSNSです。

また、2007年にスマートフォンが登場し、2012年ごろにタブレットが登場し始めましたが、過去にさかのぼって1999年に登場したガラケーでウェブページの閲覧や送受信ができるi-modeという日本でのみ流行したサービスが、これらスマートフォンなどの開発に役立ったといわれています。スティーブジョブズはこのi-modeの強みを模倣し、AppStoreなどスマートフォンアプリケーションの研究を行ってきたと自ら発言しています。                                実は知らないうちに、日本の技術というのが、世界的な製品の開発に貢献していたことに驚きました。

また、インターネットブラウザの歴史について、1996年からの統計結果で、人気なインターネットブラウザを調べた時計結果によると、
Netscape → Internet Explorer → chrome
という順番で3回王者が変わっていたという事実が分かりました。
Netscapeというブラウザは、1996年において、Internet Explorerをおさえ8割以上の利用率でした。Netscapeについて、自分は利用したり学んだりする機会がなかったので、興味深い内容だと思いました。

2000年前後の時代では、当時の森喜朗元首相が、IT革命を「イット革命」と読み間違えてしまうほど、インターネットというものが浸透しておらず、2001年から、国の予算を使って全市町村でパソコン講習会が開かれるようになりました。
2004年にはDX(Digital Transformation)という概念が提唱されました。これは、デジタル技術の発展が人々の生活をよりよいものに変化させていくことを言っており、まだインターネットが一般的ではなかった時代から、このDXによるモノの進化は実行されています。
1993年にチロルチョコをコンビニで発売することになった際、チロルチョコの側面にバーコードが貼れないため、サイズを大きくし、価格を上げることによってバーコードを貼れるようにしました。これは、DXのひとつであるといわれています。


自分が生きていなかった昭和時代ごろのメディアについても触れる機会がありました。昭和時代に、大きな発信力を持っていた4大マスメディアと呼ばれている、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌・書籍

これらは、現代の自分たちからしてみれば、「時と場所を問わず誰でも情報を得る、もしくは発信することが出来るインターネット」にその役割を取って代わられたメディアではありますが、昭和当時の人々にとっては、世の中のことを発信できる、とても優秀なツールであり、これらのメディアを無しにして、インターネットの誕生は考えられないと思います。

インターネット以前の時代では、「世の中を伝えることが出来る」ものは4大マスメディア以外には、当然ながらありませんでした。改めてこれらのメディアの貴重性を再認識することが出来ます。

情報源が、次第にテレビからインターネットに取って代わられるようになると、テレビはインターネットを敵視し始めますが、最近では、勝てないと見込んだテレビ側が折れる形で、互いに手を取り合っている様子が見られます。例えば、TVerなどで、テレビで発信した情報を、インターネットでも観るれるようにすることによって、テレビとインターネットが共存していけるようにするという取り組みなどがあります。


最近のインターネットは、5Gの時代にもなり、昔とは違い、通信量無制限のデータプランなども誕生し、回線速度がとても速く、スムーズにPC・スマートフォン等の機能を使えるようになったと思います。

そんな現代の発達した情報社会の中で、自分たちは、常により多くの情報を手に入れようと、長時間スマートフォンやPCを触ったりしながら生活していることだと思います。要するに、我々は常に情報に触れているのです。

ここでひとつ言えることが、「現代より前の時代に生きた人々との情報量に計り知れないほどの差がある」ということです。これが、どれほどの情報量の差であるかというと、

「江戸時代の人が一生かけて得た情報=現代の人が一日で得る情報」である

と言う風に喩えらています。

これは必ずしも、現代の人間が進化した、優秀になったというわけではありません。過去に生きた人々が行ってきた研究等の中での、多くの試行錯誤により培われてきた技術や、蓄えられた研究の統計など、何十年、何百年の積み重ねのおかげで、運良く、現代の社会が過ごしやすい環境になっただけに過ぎないのです。

現代の人間に関してはというと、多くの人々は自分も含め、進化ではなく寧ろ退化をしているのではないかと考えられます。発展した情報社会の中で、いつでも手元で確認できる情報メディア等の電子機器に頼りきりの状態であるため、自分の力で、自分の足で、自分の目で、情報を確かるという努力をしようと思わなくなってきているように感じます。要するに、ネットに依存しないと生活ができない状況です。

インターネットは、とても便利で有用な使い道も様々あるため、PC・スマートフォンやWifi・ルータなどがなくなってほしいと思ったことはありませんが、一度、アナログに立ち返ってみることが大事だと思いました。

情報を得たい際に、知り合いなど様々な人に尋ねたり、自らの足で博物館や図書館へ出向き、公式の研究資料や文献から正確な情報を得たりしてみても良いかもしれません。

そうすると、家に居ながらインターネットで情報を得た時の達成感よりも、より良い達成感を感じる事でしょう。また、インターネットに依存せずに生きるという事は、生活の質の向上にも繋がる可能性もあります。


愛犬愛猫にマイクロチップを埋めることが義務化される問題があったり、イーロンマスクが掲げる会社SpaceXがネット接続衛星"Starlink"1000基を宇宙に飛ばし、地球を多くの衛星が覆うようになったり、AIなど情報技術の発展は留まることを知りません。
また、SNSが親友や生涯の伴侶との出会いの場となったり、Iot(Internet of Things)と言われているように、モノをインターネットに接続し、データ化することが出来たりと、便利になりつつある現代ですが、これに適応するようになると、人間は進化する必要がなくなり、インターネットに頼らないと生活していけなくなる可能性があります。

現代の情報社会で生きていく上で、インターネットの有効的な使い道を知るためにも、インターネットの歴史を知るということがとても重要なことであると、今回の授業を通して感じました。


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