お好み焼きを食べてから本幹に行こうよ
2023年2月4日に横浜で行われた創価2世トークライブに参加したときに、忘れられなかった出来事があります。
菊池真理子さんが創価2世から届いたマシュマロを読み上げてくれたのですが、「親が死ぬまでは退会できません」と言っている創価2世3世、多いんですね……!
私も「親が死んだら御本尊をお返ししよう」と思っていたから、私一人じゃなかったんだ、ってすごくほっとしたんです。
私は創価学園時代の友人が一人退会しています。
退会したとき、どんな風に辞めたのかも彼女から聞きました。
なので「やろうと思えば私もいつでも退会出来る」と思っています。ただ「そうなったら親がなんというかわからないし、退会手続きしたところでなんのメリットもないからそのままにしとこう」と思って、在籍はそのままになっていました。
なのでそのことに対して罪悪感というか。
現状、形だけでも創価学会に在籍している私が、宗教2世の被害がどうこうって語ってもいいのか?
という戸惑いがあって。
統一教会2世やエホバの証人2世がこれだけ血反吐吐いて、場合によっては弁護士まで立てて退会して証言してるのに、卑怯にも現状維持している私にはそんなこと語る資格がないのでは?みたいな気持ちがあったんです。
でも多くの人たちが「親が死ぬまでは退会できない」と思って悩んでいるのなら、これも立派な宗教被害じゃない?と思えたし、別に宗教について語るのに資格とかはいらないんじゃない? 私が退会しようがしまいが、創価学会を通して私たち家族が体験したことのすべては変わらないな、って思い直すことができたんですよね。
この間両親に久々に会ったのですが、本部幹部会に誘われました。
本部幹部会(略して本幹)とは、創価学会の偉い人達が集まって日々の活動報告とか体験発表とかする大きな会合の衛星中継で、学会員は月に一回地元の会館に集まって見るのです。
コロナ禍になってからはそういう集会は中止になっていたようですが、最近は開催されているらしい。それで「たまには一緒に行こう」と。
そう言われたときに私は反射的に「え、やだ」と言うことができました。それでも母が言うんですよね、「たまにはみんなでお好み焼き食べてから本幹に行こうよ」と。
会館の近くには私たち家族の行きつけのお好み焼き屋さんがあって、本館のある日はそこでご飯を食べるのが家族の行事になっていたんです。
創価学会トークライブでの体験や、正木伸城さんが「退会していないです」と言ってくれたことで、私の中で気持ちにゆとりが生まれたというか、(別に学会員のままでもいいじゃん)という開き直りができたのか。
このときの私は、(じゃあまあ、会合自体は興味ないけど、家族の時間を作ると思って一緒に行ってもいいかな。別に創価学会に寄付したり、反社会的なことをするわけじゃないしね)という気持ちになったんですよね。
お好み焼きを食べたいというよりは、(たまには両親とご飯を食べに行くのもいいかもしれない……だって信仰は違っても、家族なんだから。別に学会員としての在籍があることも、本幹に行くことも悪いことしてるんじゃないんだ)と思えたので、「いったいいつなの?」と聞いたらなんと「16日の昼」だそうですw
正木伸城さんの出版記念公演の日じゃん!!!
その日は友達と約束してるからダメ!と言ったら15日の夜にも本幹があるそうなので、それに参加することになりました。というわけで15日の夜に本幹に行ってから、16日の昼に横浜に行って正木さんのサインもらってくるよ……なんてカオスな週末なの。
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