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ALz-Hz  ライブ回顧

2024年5月12日(日)
東京・四谷のライブハウス「Out Break」さんにて

ALz-Hz Tuning#11
Nineteen Knots
Pre-Gratz on 20th anniv,


が無事に閉幕しました

所感など、記録として。

わたしはここのハコについてはずいぶん前に
一度だけ観客として入ったことはあれど
演奏するのは初めてでした。

フロアは(我々の集客力なら)十分なキャパではあるものの
機材の量が多いバンド、しかもドラムセットも持ち込むなど
舞台に関してはやや手狭な印象を持っていましたが
搬入してセッティングしていくと全然違って
かなり余裕がたっぷりありました。
十分すぎる!

そしてなんと通称「デベソ」と呼ばれる
いわゆる花道というセンターステージまである!!
これは使わない手はないということで。

搬入からセッティングまで完了し
いざサウンドチェックが始まる…
このPAさんが本当にすごい人でした。
アマチュアバンドのくせにこだわり強めで機材も大量
ベテランのPAさんからは疎まれるであろう種類の
面倒くさいバンドだというのに(言い過ぎ)
ほんのわずかに気になるところも時間や手間を厭わず
それはモニタリングも含めてすべて完璧に作ってくれました。

驚くほど各楽器がクリアに聴こえ
腹に響く重低音から澄み渡る高域までパーフェクト
細かく注文をつけた残響までも美しく。
それはそれは演奏していてテンションが上がります。

わりとしっかりリハーサルもやらせてもらえたし
それでもオンタイムで進んで行く時間軸
かくして定刻に開演を迎えることができました。

細かいミスから大きめなポカまで
各種取り揃えてしまいましたが(笑)
ライブって楽しいよね、を体感できた最高の一日でした。

過去何度かライブを経験してきましたが
どうしても上手くいかないところや自分のミス
バンドとしての粗も気になってしまうし
それについ引っ張られて要らん緊張も倍化していく…
心拍数が上がり余計ミスるし萎縮して声も出なくなっていく
そんな本番経験が多かったように感じます。

何年か前に北浦和エアーズでやったときかな
どういうわけか1ミリも緊張せずに楽しい記憶だけが残った。
でもね、そのときとんでもない大ポカやらかしたのです
1ブロック丸々すっ飛ばすレベルの。
なんかあれから「怖い」「緊張する」から開放された気がします。

もちろんチケット代を払ってもらってお客さんに聴いてもらう以上
ちゃんとした演奏は必須だし
適当にやるつもりは一切ないのだけど
我々はアマチュアバンドであって
お客さんはなにも完璧な演奏やコーラスを求めてる人ばかりじゃない
楽しみたいという気持ちで来てくれているんだと
ある種悟ったような感覚になりました。

細けぇこたぁいいんだよ!


これですこれ。

今回のライブ、上に書いたように
ハコの環境やPAさんの腕により
とても演奏しやすかったしそれによる高揚感
お客さんの反応ももちろんあり
とにかく楽しかった!それだけが残ったのです。
で、ライブって結局それがあれば大成功なんじゃないかな、と。
帰り際ハコのスタッフさんに
「すっごい楽しそうに動かれてましたね」って言われたんだ
やったー!伝わった!

長谷川さんのお弟子さんである石川さん
今回もかねちゃんのドラムセットをすべて担当してくださいましたし
前日のTHE ALFEE山形公演から急きょ駆けつけてくださった
(お土産の差し入れまで!)
高見沢さんの現役ギターテックである伊藤さんにも
たくさんお力添えをいただきました。

こしばギターテック&SE出しを担当してくださった
徳さんもいつもご協力いただいて感謝しきりです。

アルフィーになりたかった中学生の自分に
こんな人脈があって50過ぎても楽しくアルフィーごっこしてるぞ
と教えたらどんな思いになるのだろう。
決してマジメとは言えないにしろ
地味に地道に続けていったらいろんなことあるんだな、と。

そんなこんなで、来年20周年。
わたしにはひとつだけどうしても叶えたい野望があります。
それがもし来年実現したらもうあとは大きい望みなんてないや(笑)
自己顕示も承認欲求もひと通り過ぎて
純粋にバンドで演奏することをただただ楽しみたい。
グッズ作ったりしてバンドごっこするのがただただ楽しい。
ライブではそりゃ多くの人に聴いてもらいたいし
そのために宣伝はするけど(収支もあるしね←コッソリ)
ちやほやされたりとかもてはやされたりとか
その辺はもうどうでもいいのです。

横を見るとあいつらがいて
後ろを見ると彼らがいる
ハモリが決まると気持ちいいし
がしがしギター弾いてでかい音で鳴らしたら気持ちいいし
それでいい、それがいい。

ご来場くださった方々、お手伝いくださった方々
遠方からエールを送ってくださった方々
本当にありがとうございました
心からお礼を。

ALz-Hz、まだまだいきます!


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