朝日町立ふるさと美術館
朝日町立ふるさと美術館行ってきた。
展覧会3つ同時開催中。
《富山県洋画連盟新川地区会員展》
〈壊されたビル〉戦禍も想像するが、解体途中で放置されてから時間が経過した雰囲気もあり。画面上部の空が明るく、建物にも光が当たっている。
〈野晒し〉橙色の鉄骨が積み重なり放置され錆もある。鉄骨が錆びる経時変化も見たくなる。
〈Rainy〉(M6)白黒の段差? 近づくと横断歩道と分かる。渡り終えようとする人の足も見える。暗い中雨が打ち付けている。白線にはっきりと白さはあるが塗料の凹凸や経年劣化した感じもある。
同じ作者が120号で同タイトル〈Rainy〉も出品している。こちらも雨の夜の横断歩道の風景ではあるが、街の灯りで(M6)より明るく、歩行者も多い。しかし、自分の室内に飾るとすれば(M6)の暗い方の絵。
《赤川焼 野村彰・東渉一親子作陶展》
色々と野村彰さんご本人から説明していただいた。
《ラクダのコブは3つまで?》
事前情報なし。東山魁夷的絵を想像していたところ、映像を上映していた。
ラクダの大群と一緒に川を泳いだり、ラクダにぶちゅっと顔を付けられたり、この方前世がラクダ、もしくはラクダと一緒にいた民族の人と思った。
そのうち、ラクダに、模様がある毛織物をかぶせているなと見ていたら、そうじゃない。ラクダに生えている毛をはさみとバリカンで刈り込んで、毛を刈り取られた皮膚と生えている毛の色差・段差で絵にしているのだ。ラクダ絵。ラクダでミステリーサークル。模様あり、具象あり、神話世界あり。
入口に戻り、パネルを見る。場所はインド北西部ラジャスタン州。作者武市萌美さんは美容師の資格があり、ラクダ絵大会の正式名称はキャメルファーカットフェスティバル。何と2019年世界1位、2024年世界2位。ゴイス。
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