〼搔綴

好きなモノは小説です。いつかオリジナルの小説を完成させるのが夢。思うがままに書き連ねま…

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好きなモノは小説です。いつかオリジナルの小説を完成させるのが夢。思うがままに書き連ねます。

最近の記事

私小説 アルジャーノンには花束を、愚か者には1本の煙草を。

特徴的なタイトルの一冊の本を読んだのは真夏の暑い盛りの事であった。当時の私というのは今の私から見れば怠惰極まる生活を送っていたように思える。最も大前提として今の私が怠惰ではないか、と問われれば反論の言葉すらなく「はい!怠惰です!」と自信満々に言える程度には怠惰の自覚はある。 相応に大学生活を謳歌していたものの、だからといって劇的な何かがある訳ではなく、サークル活動に勤しんでいた訳でもない。只管に生産性のないモラトリアムな日々を過ごしていた。 今にして思えば、あの日の空は暗

    • 初めての投稿は緊張と戸惑いである。

      さて初めての投稿だ。どんなタイトルにしようか。やはりインパクトが大事だろうか。無難なものにした方が良いだろうか。それとも奇を衒い嘘に嘘を重ねがけしたような投稿にしようか。 図体はデカイ癖に肝は小さめな私は無い頭で精一杯悩み、余りに悩み過ぎて脳のキャパシティが限界を迎えた。書いては消し、書いては消し、さながら初恋の人に初めて認める恋文の一節が如く、あーでもない、こーでもない、とスマホと睨めっこする事早1時間、そして私は悟った。 「いや、もうそのまんま書けば良いのではなかろう

    私小説 アルジャーノンには花束を、愚か者には1本の煙草を。