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入眠儀式


幼い頃、いつからか眠る時に母の耳たぶを触るのが習慣になっていた。

福耳の母の耳たぶは弾力があるけど、柔らかくてあったかくて触ると落ち着く、自分にとってはお守りみたいな感じだった。他の家族の耳たぶではダメで母の耳たぶからしか得られない安心感があったのだ。
小学生になっても数年はやっていたと記憶してる。


そんな私ではあったが我が子にも、とある入眠儀式がある。


息子(4)は私のお腹の上に足の裏を触れさせるのが好きだと発見したらしく、入眠時にパンツとお腹の隙間に足を入れてくる。
かれこれ1年はやってるはず。


「お母さんのお腹が大好きなんだよ〜」


と可愛い事を言うから受け入れているものの、
その間私のお腹のシャツはめくれてお腹が冷えたり、どんどん大きくなる息子の足のサイズによってお腹への負荷も増えたりしている、、、。


煩わしくて普通に寝かせてほしいってのが本音なのだけど幼い頃の期間限定だもんな、と自分に言い聞かせている。(期間限定でないと困る。笑)


まさか自分の腹が我が子の安眠材料になるとは思ってもみなかった。ぷよぷよお腹も捨てたもんじゃない。

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