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就活応援隊 基本編         募集要項を裏読みする

掲載されている用語を表面的に読むのではなく、その意味や本質を理解しなければ企業選択の判断を間違うことになる。

 採用職種
コース別・職種別・専門職などの採用区分がある。コース別採用は、総合職、準総合職、一般職などに区分される。仕事内容、勤務地域、昇進基準、給与などが異なるので自分のライフスタイルを考えコースを選択すること。職種別・専門職は配属が保証される分、採用倍率が高くなる。中でも専門職は専門的資格や特定技能を有することが条件となる。
採用区分
正社員としての雇用以外に契約社員、パートなどがある。雇用期間の定めがない安定を選ぶか、例え非正規雇用で不安定であってもやりたいことを優先するか、自分の将来の目標やライフスタイルを考えて選択すること。
採用人数
前年度に比べて採用人数が極端に増えている場合、事業拡大なのか、離職率が高いので多めに採用しているのかなどその理由を確認する。過去数年の採用実績をみて年次によって採用数が大きく増えたり減ったりしている場合、明確な経営計画や長期的人員計画などがない可能性がある。
平均年齢、平均勤続年数
創業間もないのなら平均年齢が若いのは当然かもしれないが、10年以上経営をしているのに平均年齢が若く平均勤続年数も短いなら離職者が多いとも言える。逆に平均年齢が高い場合、何らかの理由でしばらく新卒採用を積極的に行っていないため職場に若手が少なく中高年ばかりの可能性がある。
賃金等
初任給、基本給だけでなく平均年収、30歳平均賃金、賞与等についても調べること。
特に初任給と基本給の違いについて理解していなければならない。基本給は賞与や退職金などの算定基準となるので重要。初任給は基本給と手当で構成されており額面的には高くなる。初任給表示している企業は、基本給が低い場合があるので内訳を確認すること。

手当は職種や個人の生活状況によって支給されるもので全員に支給される訳ではない。
主な手当として住宅手当、営業手当、通勤手当、家族手当、超過勤務手当等企業によって千差万別。

年俸制
月給制ではなく年収として一括提示し月割りで支払う制度で賞与や退職金という概念はない。外資系の企業に多く導入されているが最近では日本の企業も増えてきている。その年の業績や個人の成績によって支給額が大幅に変動するため生活設計が難しい。