Xデザイン学校ベーシックコース2023#6

第6回のリフレクションを書いていきたいと思います。

ビジネス側の視点

 バリューシナリオ検討シートというものを作成した。書き方の説明では、ここにペルソナの基本情報を書く、ここに上位下位分析で抽出した価値を書くみたいな感じで、これまでチームで取り組んできたことを書くだけみたいな説明だったし、先生も「今までちゃんとやってれば、スラスラかけるよ」と仰っていて、それなりにスラスラ書けるかなとか思っていた。ただ、実際に手を動かすとビジネスの価値を書くところで詰まった。ペルソナを決めた後にビジネスモデルのバリューを書こうとするとシナリオで死ぬほど苦労すると仰っていたことを体感した(笑)
 価値を考えていなかったわけではないけど、ビジネスモデルの精緻化が甘く、シナリオや全体のバランスを考えてしまって記載するのに苦労した。。。

 バリューシナリオ検討シートを書きながら、特にPDUピラミッドとPDUの表の作成が甘かったと感じる。どんなサービスで何を民主化するのか?それを民主化することで世の中にどんな価値がありますか?って部分がフワッとしたまま進んでしまったなと。ビジネスモデルを考えたあと、インタビューや行動シナリオ作成などのフェーズになったこともあり、TC社のことを考えることが出来ていなかった。じゃあ、最初の方にもっとビジネスモデルをチームで精緻化出来ていたか?というと正直そうも思えない。あの時の自分の段階だと、どう精緻化するか?どこまで考えるのか?のイメージが出来ていなかったので。今回のように作業を進めるうえで失敗してみて学ぶこともあるんだと思った。
 これまで取り組んできたことがどう価値(サービス)を作っていくことへ繋がるか少し視界が開けたし、より良いサービスにつなげるには、ユーザとビジネスの両方の価値、この2つのバランスが大切だと理解できた。特にビジネスモデル側の視点が抜けてしまい、ユーザを見がちになってしまうので、ビジネス側を見ることを忘れないことが大きな学びであった。

 全体的を通して、前段階の出来が今回に影響することを身をもって感じてきている(よく女性が急に怒るとき、さまざまな場面での積み重ねがあってそれが今怒るという形で現れると言いますが、そんなイメージに近い感覚を感じました・・・)。

  これまでの検討内容にとらわれず、個人やチーム内で会話および検討したい。

  

会話の土台作り

 「何か作業する時は、何でもいいけど決めて土台を作ることが大切。話す土台がないと空中戦になるので、何かたたき台を作っておくと良い」とう話があった。
 Xデザイン学校のチーム内の作業で、ビジネスモデル検討する時も上位下位分析法する時なども、どうしようか?どう書こうか?って悩むけど、ブサイクでも一旦埋めたり形にすることで議論が進んでいた。これを説明された感じがしてはっとした。
 同じことを話しているつもりでも人のメンタルモデルは違うので、頭の中に同じメンタルモデルを描き共有できること! デザインコンセプトも、ステークホルダーみんなで共有化できるってのが大切だったけど、これと同じことを人と会話したりチームでワークする時にも、出来るように工夫することが大事なんだと思う。粗々でもアイデアを示して土台を作る、自分の業務でもプライベートでもすぐに実践できそうなので、土台提供できるように心がけよう。

サンクコスト

 サンクコストのせいで自分たちが考えたアイディアから離れられない、その対応として「悪魔の援護者=ブレーキをかける人を設定しておくとよいよ」とアドバイスがあった。これは使える!と思った一方で、とはいえ、援護者から言われる方は自分の意見や考えにブレーキをかける発言を言われるわけだし、援護者自体は、本当は賛成だけどその場のためにあえて反対の意見や疑問を投げかけないといけなし、結構大変なことなんじゃないか?と感じた(援護者はスキルがいるので、だからこそ優秀なやつにさせるのが良いと仰っていたのだと思う)。
 悪魔の援護者を設定し、サンクコストに陥らないために自分なりにこうしたらいいのでは?と思ったこと。

・サンクコストがあることをチームで共有しておく。
・何を基準に判断するか?誰のためのものか?、目的の共有をしておく。
・これまでやってきたことを止めれないのもそうだけど、自分たちが考えたことはついつい良いと
 思ってしまいがい。判断基準や判断材料を点検する時に確証性バイアスにハマらないようにする。  
 また、これを共有しておく。
・ワークの中で、意図的に”悪魔の援護者タイム”を作って、全員でブレーキをかける時間を
 作ってもよさそう。
・自分が否定・批判を受け入れるマインドを持つ必要が大事そう。

 特に、否定・批判を受け入れるマインドって、結構一番難しい部分だなと思う。
すべてを無理にしてポジティブにとらえる必要はないと思うけど、とらえ方自体もリフレーミングしておかないと、意図的だと理解しているつもりでも結局その人を嫌に思ってしまい、議論が活性化されない可能性もあると思った。


残りもあとわずかになってきたので、引き続き学びを深めれるよう取り組んできたい。


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