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3年生少人数算数のあれこれ

どの学校でも取り入れられている「少人数算数」。
実態を勤務校の3年生算数ので、詳しく綴ろうと思います。

算数の時間、必ずどこかの教室のサポートに入らせていただいています。

勤務校では、学年で算数の時間を揃えています。
そして、4クラスから2クラス増やし、6クラスに編成。
1、2組で1クラス、3、4組で1クラスを増やしています。

少人数算数のやり方は、
学校の方針、使用する教室のサイズ、
その地域の子どもの特性などの様々な理由から、
各学校で異なります。
あくまでも今の勤務校の場合です。

クラスの決め方

今の勤務校では、
「日本語に難を示す児童、算数が極度に難を示す児童」を中心に別室に移動します。もちろん、本人の意思も尊重します。

3年生。
たとえば、2年生の既習済みの九九(6、7、8の段)がまだ覚えきれていない。1万までの数では、2004、3059など数字がとぶと漢字の読みから数字に直すことが難しい。
繰り下がりの引き算での間違いが多いなどの児童です。

各クラス3、4人程度が教室から出て、別の教室に移動をします。
よって、ほとんどの児童たちは教室で、担任の授業になります。
1、2組で1クラス(4+4名程度)、3、4組で1クラス(4+4名程度)が移動します。
この2クラスの授業は、少人数担当の先生が授業を行います。

各クラス22名前後4クラス+8名前後2クラス
の編成、計6クラスになります。

2、3年前勤務していた石川県のある小学校。
少人数算数の方法は、勤務校2つとも児童自身の希望でした。
共に高学年ということもあると思いますが、
クラス4分の1程度の児童が、ゆっくりコースを希望し、別室へ移動しました。じっくりコースは、授業内容は同じで、じっくりと学ぶクラスです。
別室も通常の教室と同じ大きさの教室ということもあり、その方法が可能だったかもしれません。

A小学校は、どんどん進みたい児童(30人程度)+じっくりコース(15人程度)
B小学校は、5年生1クラス(40人)を3つに分けました。よって、どんどん進みたい児童(10人)+いつも通りに進みたい児童(20人)+ゆっくり進みたい児童(10人)の編成でした。
      
学校によって様々です。

今の勤務校の教室環境は、
教室4クラス+プレバブ教室2クラスの教室です。
各クラスとも電子黒板が完備されています。
しかし、プレハブ教室は、机が横に5、縦に2 合計10ほど並べば十分ほどの小さな教室です。
以前からの古い校舎では、教室の数が足りず、プレハブを後付けしてあるのです。そのため、そのサイズの教室に対応できる少人数算数の方法をとっていると考えられます。

授業の進め方

授業の内容は、どの教室も同じです。
どの単元の何時間目の授業かということを学年で統一しています。
教科書の問題や問題集は同じで、
同じ内容を学習します。
テストも同じ時間で受けることになります。

少人数授業(8名)メリット、デメリット

実際に、勤務校での10人程度で受ける授業のメリットとデメリットをあげます。上記にあるように、「算数を苦手としている児童が8人程度集めた時の指導」が対象になります。

メリット


①教師の目が届きやすい

教師1人に対して児童8人程度。
教師からは、パッと児童のノートが目に入ってきます。
間違えもすぐに分かります。
すぐに、声をかけて対応することができます。


②リラックスした雰囲気

普段の教室では挙手をしない児童も進んで挙手をしています。
「わからない」を「わからない」ということができます。
アットホームな環境に近いかもしれません。
教室にいる時よりもリラックスした雰囲気があります。

③個別指導
少ない人数のため、個別に対応して教えてもらう時間が多いです。

デメリット

①友達の意見を聞くことができない

算数が得意な子は教室で授業を受けているので、その子たちの意見を聞くことができません。よって、友達からの学びよりも先生からの学びが大きくなります。メリットと捉えることもできるかもしれません。(デメリットと捉えることは、その子によると思います‥)

まとめ

少人数算数。
地域や学校、児童の環境によってやり方もさまざまです。
いろんな街の少人数算数の授業。興味があります。
こんな形態でしています!
おすすめ方法
などありましたら、ぜひコメント頂けたら嬉しく思います。

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