第2回 オーケストラ・ファムファタール コンサート

オーケストラ・ファムファタール、通称「強い女オケ」。
第2回のコンサートに乗ることになったわたし。

約80人ぐらいだったでしょうか・・・。
初回のリハーサルに集合したメンバーで円になって座り、1人ずつ自己紹介をしていく。
「⚪︎⚪︎大学出身の⚪︎⚪︎です。普段は△△オケに所属してます」
そんな感じで進んでいったと記憶してます。
えぇ。えぇ。
80人が自己紹介をするとどうなるか。
2時間近くかかったんちゃうかな笑
自分はちゃんと正直にオケど素人であること、オケの基礎知識はのだめで学んだ程度しかないことを言いました。

この時のプログラムはオールチャイコフスキー。
前半の白鳥湖は有名すぎてさすがに曲は知ってる、ロメジュリはブラスバンドでやったことあるから曲は知ってる、メインの悲愴はのだめで使われてたから聴いたことはある。
だから何とかなる。
そんなかんじで挑んだ初回のリハーサル。

オーケストラって・・・

リハーサルマークってあっても無いようなモンなのね。ほぼ小節番号で言われるから、自分が出てくるのは何小節目なのか、ちゃんと書いてリハーサルに挑まないといけない。
ブラスバンドはリハーサルマークが全て。指揮者が小節番号で言い出したら「そんなん楽譜に書いてない」って一蹴されます。自分もしてたかも笑
リハーサルマークのない楽譜(マーチに多い)は、リハーサルマークを作って各自で楽譜に書き足します。
だからリハーサルマークも、オケよりも間隔が短く割り振ってるような気がします。
あと、オケは楽譜はちゃんと製本する。ページ数多いからね。
ブラスバンドの自分の楽譜は印刷したらそのままや・・・。これは自分だけかもしれんが。

あと、オケの楽譜が難しいってことはあんまりない。何なら初見で十分吹ける。
数えて間違えずにちゃんと飛び込むのが難しい。
勇気。己との戦い。
そしていざ吹いたらめちゃくちゃオイシい。特にバストロというポジションは。
だからみんなオケにハマるのか・・・!!
アンサンブルやってるおっちゃん達に「自分はぜったいオケむいてるで」って言われ続けてきたのは、こーゆーことか!
なんとなくわかった気がしたリハーサルでした。

いざ本番

「コンミスもっと見て」
リハ中にも何度も言われてましたが、よく意味が分からず。
ザッツ?何それ?おいしいの??
そんな状態。

本番。あらためて気づく。
コンミスは演奏だけでなく、ものすごく大事な仕事をしているということ。
気付くの遅っ。

コンミスからは事前にどういう風にしたい、とか、ここはこうしましょう、とか、細かいアドバイスもあって。
誰よりも曲をストイックに研究してるんやろな、って思ってました。
その姿勢は見習わなければ。

まぁ、そんなこんなで終わった、人生初めてのオーケストラのコンサート。
どんな風に運営が進んでいくのか、指揮者の音楽の作り方はどんなんか、オケど素人民にはすべてのことが目新しく、そしてセクションに対して音楽的なことで思うことがたくさんあったんやけど、オケ初めての自分には口出しする権利なんかない、なんて思いが大きく、何も発言しなかったことをとても後悔したのです。

おせっかいBBAになるとかそういう意味ではなく、年齢の分経験値だけはそこそこ高いので奏法であったり、ハーモニーのことであったり。
もうちょっと、オケど素人でもアドバイスが出来ることがあったのにな。
後悔先に立たず。

まだまだコロナ禍ということもあり、運営の皆さんは気を揉むこともいっぱいあったやろうに・・・
人生初のオーケストラの本番は終わったのであります。

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