「王様のお菓子」という意味を持つフランス伝統のスィーツ

NHK BS 『杏はただいまフランス修行中です』(再放送)を視た。
冒頭に登場したマダムが、作り方を教えてくれたのが、『ガレット・デ・ロワ』というフランスの伝統の焼き菓子。


フランスで愛されるガレット・デ・ロワとは

フランスで新年のお祝いに欠かせないお菓子といえば、ガレット・デ・ロワです。毎年1月6日、または1月2日以降の最初の日曜日に行われる公現祭※(エピファニー)を祝うために作られます。
公現祭は、キリスト教の祝日です。三賢人(ガスパール、メルクール、パルタサール)がクリスマスに生まれた神の子イエス・キリストと初めて出会った日、として知られています。日本ではあまり一般的に知られている祭りではありませんが、キリスト教の祭りとしては最も古くからあり、とても大きなイベントです。
公現祭の日に食べるガレット・デ・ロワは、フランスの伝統的なアーモンドクリームが入ったシンプルなパイです。バターをふんだんに使ったサクサクした食感がおいしさの秘訣です。
また、パイの表面にはナイフの切り込みで模様が描かれています。模様には意味があり、その時々で模様を変えます。月桂樹は「栄光」、太陽は「生命」、矢羽根は「豊穣」、格子模様は「勝利」です。
日本の洋菓子店でも最近少しずつガレット・デ・ロワがみられるようになってきました。フランスではクリスマスが終わり、年末が近づくと、公現祭に向けて、街中のケーキ店、お菓子屋さん、パン屋さんにガレット・デ・ロワが並びます。
また、フランスではパティシエのコンテストの審査課題作として、ガレット・デ・ロワが指定されることもあります。それだけフランスの方々にとって、親しみのあるお菓子です。
【出典/ザ・オークラTOKYOより抜群】

※ 公現祭(こうげんさい、ギリシア語: ἐπιφάνεια, ラテン語: Epiphania Domini, フランス語: épiphanie, 英語: Epiphany)は、西方教会カトリック教会聖公会プロテスタント諸派)において、異邦への救い主(イエス・キリスト)の顕現を記念する祝日。カトリック教会で「主の公現」とも表記される。聖公会ではこの祝日のことを顕現日(けんげんび)と呼び、対応する期節を顕現節(けんげんせつ)と呼ぶ。「主顕節」などとも呼ばれる。
【出典/ウィキペディア「公現祭」より抜粋】

実に手間のかかるお菓子だ。
使うバターの量も半端ない。パイ生地から作る丁寧さに杏ちゃんも興味津々。
まずは小麦粉にバターの欠片を混ぜ合わせる作業から。なんと素手で行うという。10本の指の感触を頼りに小麦粉とバターを馴染ませていく。徐々にバターの欠片が小麦粉に絡み合い一体化していく感触に。
その後規定量のお水を少しずつ何度にも分けて加えて混ぜ合わせ捏ねていく。だんだんと蕎麦やうどんのように固まり感が出て来たらOK 。(このあと、ボールに生地を入れラップをかけ、冷蔵庫に寝かし置く/30~40分)

この寝かし置く時間帯をパリジェンヌは無駄にしない。なんと街に杏ちゃんを連れて散歩に出掛けるのだ。
プラプラしながら行きつけのカフェやパン屋さんをご紹介!

お家に戻ると、作業再開。
寝かせて置いた生地を冷蔵庫から取り出し、麺棒を使って生地を伸ばしては折り畳むを繰り返し、パイ生地に仕上げていく。

折り畳まれたパイ生地をラップでくるんだら、冷蔵庫内でまた寝かせる。
その間に、アーモンドクリームを拵える。

先程のパイ生地を当分に分割し、パイ生地にアーモンドクリームを塗り重ね、生地にアーモンドクリームを塗り重ねとサンドイッチ風に積層構造に仕上げていく。

整形できたらオーブンへ。
40~50分くらい焼成したら完成。

是非、暇があったら、チャレンジしてみたい。

但し、オーブンがないのが、玉に瑕❗

次は、タルト・タタンの作り方に挑戦だ。

フランスのお菓子って本当に勉強になる。流石はパティシエ発祥の国だ。

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