アサ@朝の木陰スタジオ

0歳児を育児中のアラサー。 音楽好き。 特技はマッサージ。

アサ@朝の木陰スタジオ

0歳児を育児中のアラサー。 音楽好き。 特技はマッサージ。

最近の記事

カサンドラ症候群に気づくまで-妹④~母vs妹

私と妹の喧嘩は私が折れることで終結したが 母と妹の喧嘩もまた壮絶だった。 簡単に言うと、 2人とも話の内容よりも感情が優先だから 「私の言うことを受け入れろ」 とひたすらに言い合うのだ。 似たもの同士の喧嘩である。 もちろんどちらにも受け入れる器なんてないので、全く埒が明かない。 それを見ていつもうんざりしていた。 どちらかと言うと、妹に対して 「母の言うこと聞いておけばいいのに」 と思っていた。 私もよく母に怒られた。 原因はあまり覚えていない。 いつも母を怒

    • カサンドラ症候群に気づくまで-妹③~ジャンケンは死活問題

      私は妹が嫌いだ。 そう言えるようになったのは、つい最近のことだ。言ってはいけない、気づいてはいけないことだとずっと思っていた。 でもずっと苦しかった。 ずっと離れたかった。 ずっと誰かに気づいてほしかった。 小学生の頃から姉妹喧嘩が増えた。 喧嘩の原因は些細なことだ。 バスのボタンはどっちが押すか、とか どっちのご飯の方が多い、とか 荷物の軽い方はどっちが持つ、とか これだけ聞けば微笑ましいよくある喧嘩だ。 でも、私はいつも喧嘩のたびに手が震えた。 大抵喧嘩の終わ

      • たまには日記を。

        始めたばかりのnoteでは、過去の出来事を書いていますが、たまには現在のことを。 私は0歳の子供を育児しながら、フリーランスという形で仕事をしています。 多い時で週に3日、くらいの仕事のペースです。育児をしながらでも、無理なく仕事をできる環境はとてもありがたいです。 さて、今日はお仕事でした。 実は日記に書いている妹とは、同じ仕事をしています。 なので仕事のたびに顔を合わせることになります。 妹編で書いているのですが、私は妹が苦手です。 ずっとそう言ってはいけないと思っ

        • カサンドラ症候群に気づくまで-妹②~私は妹の通訳~

          妹はよく天真爛漫だと言われた。 よく笑い、よく泣いた。 そしていろんな才能があり、工作なども得意だった。 幼稚園生の頃、家族旅行に行った時に 陶器のコップに絵を書いた。 私はとくに柄も考えず、絵の具を適当に塗りたくった。 ただのカラフルなコップが完成した。 妹は、お手本もないのに 可愛らしいうさぎを描いていた。 まだ小さいのにすごいねとお店の人に言われていて、ただ塗っただけの自分の作品を見て恥ずかしくなった。 家でお絵描きをしていても 妹は時間を忘れて没頭していた。

        カサンドラ症候群に気づくまで-妹④~母vs妹

          カサンドラ症候群に気づくまで-妹①~姉のミッション~

          いつも記事をご覧いただきありがとうございます。人に話したことがなかったことを書き残すのは勇気がいりましたが、読んでいただけるととても救われています。これからも頑張ります。 これまで母との話を書いてきたが いじめ編が終わったところで妹とのことを書いていきたいと思う。 妹とは年が近く、小さい頃から何をするにも一緒だった。双子のように育ってきた。 妹はとにかく自己主張が強く、自分が思った通りに物事が進まないと癇癪を起こした。 私が遊んでいるおもちゃをいつも使いたがり、追いかけ

          カサンドラ症候群に気づくまで-妹①~姉のミッション~

          カサンドラ症候群に気付くまで-母⑤~小学校卒業~

          地獄の小学校生活もなんとか終わりの日が近づいていた。 卒業アルバムの個人写真撮影の日。 学校で笑顔になることは少なくなっていたが、 卒業アルバムは母も見ることになるのでしっかり笑顔を作らなきゃ、と必死に笑ったことをよく覚えている。 今見ても、可哀想なくらい頑張って笑っている。 良い思い出はほとんどないから 卒業アルバムは今でもあまり見たくない。 やっと卒業式の日を迎えた。 やっと学校に行かなくて済む、バイキン扱いが終わる、そう思うのと同時に、卒業式は母が観にくるということ

          カサンドラ症候群に気付くまで-母⑤~小学校卒業~

          カサンドラ症候群に気付くまで-母④

          小学校5年生の秋から始まった私へのバイキン扱い。 毎日学校に行くのが憂鬱だったが、真面目でいい子ちゃんな私が休むわけにはいかなかった。 毎日必死で学校に通った。 誰にも相談できず、苦しかった。 涙だけは出てきてしまうので、母親に見つからないように、シャワーを浴びている時か布団の中だけで泣いた。 泣くと少しだけ落ち着いて、なんとか眠ることができていた。 私の小学校は5・6年生ではクラス替えがなく、進級してもクラスメイトは変わらなかった。 だから、6年生になってもバイキン扱いさ

          カサンドラ症候群に気付くまで-母④

          カサンドラ症候群に気付くまで-母③~いじめの始まり~

          カサンドラ症候群に気づくまで。 今日は私の人生に大きな影響を与えた時期の話をする。 事件が起きたのは5年生の時。 小学校は2クラスで人数が少なかった。 この頃からいじめが流行し 自分はいつかとびくびくしていた。 こう書くと私は何もしていないように聞こえてしまうので正直に書くが、私もいじめに加担したことはある。 いわゆるバイキン扱いをされている生徒が2人いたので、私もしてしまっていた。 相手がどんな気持ちになるかなんて、考えたこともなかった。周りがしてるから、していただけだ

          カサンドラ症候群に気付くまで-母③~いじめの始まり~

          カサンドラ症候群に気付くまで-母②~小4、身心の傷~

          アサは小学生になり 家の近くの市立小学校に通い始めた。 1年生から3年生までは、あまり覚えていない。 先生の言う通りに器用にこなす、真面目な優等生だった。 勉強もできた方で、母親からも安心されていた。みんなから褒められるわ、としょっちゅう言われた。 母から褒められると、私も安心した。 この頃よく見ていた夢がある。 だだっ広い広場のような場所を1人で歩いていると、上から大きな指がおりてきて、私を潰そうとする。逃げようと思っても、指が大きすぎて逃げられない。そして、目が覚め

          カサンドラ症候群に気付くまで-母②~小4、身心の傷~

          カサンドラ症候群に気付くまで-母①~幼稚園時代~

          自己紹介を兼ねた記事は1つ目の記事を読んでもらえたら嬉しいです。 さて、今回はタイトルにある通り まずは私の「母」とのことを書いていく。 家族は両親と4人の兄妹。 ずいぶんと賑やかだった。 私と妹は年も近く、いつも一緒だった。 そして妹はいつも母を独占していた。意思がハッキリしているから、私が遊んでいるおもちゃで遊びたがり、もしも私が渡さなければ、引っ掻いて奪っていた。私はいつも傷だらけだった。 それを見た母親は妹を怒ることはなく、 「アサは手がかからない、とても聞き

          カサンドラ症候群に気付くまで-母①~幼稚園時代~

          カサンドラ症候群に気付くまで

          初めまして。 アサといいます。 突然ですが、『カサンドラ症候群』をご存知ですか? 私は、なんか聞いたことあるな…くらいで、正直最近まで知らなかったです。 簡単に書くと、カサンドラ症候群とは アスペルガー症候群をもつ配偶者、あるいはパートナーと情緒的な相互関係が築けないために配偶者やパートナーに生じる、身体的・精神的症状を表す言葉である。 (Wikipediaより) これを読んでも、最初はピンと来なかった。 でも、過去の経験を思い出して眠れなくなったり、誰かに話を聞いて

          カサンドラ症候群に気付くまで