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皆様は寄ろうと思いながら忘却の彼方に追いやっていた場所はありますか?

私は生まれてこの方、素通りするだけで
入ってみたいと思っていたお店へちょっと勇気を出して行ってみました。仕事終わったし、週末ガス抜きです。

天ぷら定食を注文。

副菜は、ひじきの煮物小鉢に、たくあん
ごはんと味噌汁 メインが天ぷら

生野菜が足りないなあ、と思ったのですが、それはそれだけを頼むからで。

しかーし。

評価などどうでもよくなるくらい、天ぷらを食わせる構成でありました。

お頭付きの海老2匹に、茄子、芋、ピーマン、山菜ほか、これでもかと盛ってある。もちろん美味しい。
が、お料理のほかにこのお店はちょっと仰天する事があります。
それは何かというと、定食をもぐもぐ食べていると、ご店主が海老のお頭をひょいと上げて

「あれ、まだ食べとらんな」

とまた皿に戻すのです。

私「WTF!?!?」ですよ。

内心ビビりながら、なんかお茶漬けでもしてくれるんかなぁと思いつつ、食べ続けました。
しっぽをバリバリかじり始めて頭を身から外したところで、コイツは頭も食うと思われたのか、

無言で頭2つを回収し、目玉をとって頭を剥き、
「このまま食べてごらん」と提供してくれました。
食卓警察じゃなかった。
ごく普通のサービスだった笑 あはは(脱力

ここまでするということは、お頭を食べない人がいるのでしょうね。もったいない。

自分で剥くつもりだったので、これはちょっとしたサプライズ。頭はもちろん美味しかったです。

注文状況は、ミックスフライがよく出ていました。

隣の兄ちゃんは握りを注文、お店と馴染みのお爺さんは私と同じ天ぷら定食でした。
馴染みが選ぶ品ということは、ナイスチョイスだったかもしれない。

それからここは2月になると牡蠣料理で賑わうお店であります。ちゅうかここ一帯が牡蠣フィーバー。
ほれ、牡蠣好き、手を挙げろ。

BTW. 玉すだれ

田舎は距離感がヘンな所があるのは否めませんが、大抵はよかれとやってる行動なわけで。ご店主はご自分のお店ですから自由にサービスしますしね。

店前の骨董ゾーンがちょっと不思議ですが、それを差し引いても仕事のしっかりしたお店です。
定食もいいですがお寿司も美味しそうでしたね。
友人のお祝いに今度訪れようと思います。

ご店主のお年が八十近い、フリーダム割烹でした。