見出し画像

ひこうき雲

今日は大学病院にて定期検査の日だった。
私は全身性強皮症という難病を患っている。

人混みの大学病院の中
ここにいる人々は
普段は病気と共存していて
多種多様な捉え方をしているのだろうなと
思いながら
複雑な心境で検査を受けた。

診察のあと
病気になる前と後で
解釈が変わってきていることに気付く

人の内面の奥深さや
今まで曇った眼で
人、事を見ていたのではなかったか?とか

今まで信じてきた事なんて
健康に比べたら
どうでもよい事だったのに

自分を
卑下しているようで
傲慢だったのではなかったかとか 

自分を蔑ろにしてきたのは
他でもない自分自身ではなかったのかとか

帰り道
ひこうき雲をまじまじと見る

子どもの頃に味わった
感動が胸をよぎる

綺麗だなぁと





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?