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私の一番高い星

 「あーあ、今日もごはん食べてゴロゴロしちゃって結局何もできなかったな〰️。」
 「私って前進する気あるのかな?」
 「高校も行けなくて社会人になったけど特に夢もなく平凡にこのまま人生終わっていくんだろうな~。(涙)」
 「そういえば、恋、恋。恋しないとダメーーー‼️」
 「絶対今年は彼氏を見つけてやるんだからァ‼️」
私は、春日空音と言います。まだ二十歳前の少し背伸びをした大人?になりました。
モテ期?
 モテ期なんて全然来ないよ‼️顔も性格も至って平凡で何処に魅力があるのだか自分でもわからないな。トホホ
 「あ、イッケナイ‼️今日は大好きなK-POPの新曲がテレビで放映されるんだった‼️」
テレビ、テレビとー。
 私はテレビの電源を付けた。
 「うわー~、カイクンが出てる~。」
 やっぱりイケメン‼️それに透き通った優しい歌いかた。聴いててとても心地よくて落ち着くんだよね~。
  「あーあ、カイクンのライヴに行ってみたいな~。」
そう言うとチケットサイトを調べ始めた。
  「えーと、カイクンの公演スケジュールはと」、チケット情報を漁っている私は、日本での公演スケジュールを探し当てた‼️
 「あのカイクンの生歌を聴けるんだ~⁉️生きてて良かったよぉ〰️。」ジーンとしてうるうる涙がこぼれ墜ちた。

続く

そうして、女子力を磨くことを決意した。
 「まずは、ここの余計な贅肉をまずはやっつけないとね‼️」
 「ストレッチとウォーキングと後は、入浴で新陳代謝UPを狙うぞ〰️。」
そして、毎日真面目に私は、ダイエットを開始した。

「ね、これできれいになってカイクンにまずは、印象付けするわ‼️」
そう。私はK-POPオタクでした。
毎日欠かさずテレビ出演はチェックし、プロフィール、誕生日等について勉強したのだ。
強いて言えば韓国語の勉強が苦手であり、ちっとも勉強しても身に付かなかった‼️(涙)

続く

今日は深々と雪が降り続いていた。
 「さむー‼️」
 私はコートにマフラー帽子、手袋を付けて完全防備で外をウォーキングしていた。
 4ヶ月目に入る頃に体重が落ち始め、周りの知り合いにもちょっと、空音痩せたんじゃない?と声をかけていただいた。
全身鏡に写る私は美スタイルに変わっていて平凡な顔だと思ってたのが今は、少し可愛いかもしれない♡と変に自信が付いたのであった。

 続く

ライブの公演、そろそろだな~。
カレンダーを見つめる空音、もう1ヶ月後かぁ~。ちょっと緊張して胸に手を当てた。私の鼓動が少しドキドキ高鳴っていた。
髪型はどうしよう、ロングとショート!カイクンはどっちが好みなんだろう?
私は妄想しだした。
そして笑ってしまった!
そうよね、結局は自分に似合った髪型が一番魅力的じゃないと結論した。
空音はちょっと個性的な女だった。
悪く言えば変人?と捉える人も多いだろう。
癖が強すぎていつも周りからついていけないと言われることがしばしばあったのだ。

続く

 次の朝、どんな髪型にすれば魅力的に映るか鏡をジーッと見つめ、そして答えを出した。
「ボーイッシュショートこれに決まり~♡」
慌てて家を飛び出した。
駆け足で行きつけの美容院に向かっているとちょっと驚いた様子で空音を通行人が何人か見ていた。
 その中にいた青年が空音を見つめてにっこり微笑んだ。

続く

気になる青年

空音は美容院に着いて髪の毛をカットするところだった。
 「今日はボーイッシュカットにしたいのだけど私に合ってる?」すると行きつけの美容師に「大丈夫よ~空音ちゃんにはこうすれば綺麗になるんだから~」と自信ありげに美容師は髪の毛を丁寧に切っていった。
「 ほら見て~、空音ちゃんとっても美人さんになったわよ。」そう言い終わると手鏡でカットした髪の毛の完成を美容師はにっこりしながら空音に伝えた。
 「いつも有難う♡この髪の毛気に入りました。またお願いします。」空音は美容師に感謝の言葉を並べて心から感謝した。

続く

 憂鬱な日だった。空音は天気病で苦しんでいた。
今日は大型の台風が近づいていた。空音は痛みに耐えていた。とても頭がガンガンして痛いのだ。その痛さは台風が過ぎ去るまで続き、空音は不安な気持ちでいたが誰もいない一人暮らしには助ける人は存在しなかった、台風が唯、家の窓は激しくガタガタ鳴らし、その夜は終わった。

続く

ある日の朝、読みたい本があり、近所の図書館へ空音は向かっていた。そして、一冊の本を手に取り読み始めた時に、前を青年が歩いていた。あの時の青年だった。空音はガタンと音を立て、机から乗り出し、青年に話しかけた。「あの、この前お会いしませんでしたか?」そう言うと青年は、「あはは、君か、あの時の。覚えているよ」照れたように返事をした。
空音は「この近くに住んでいるのですか?」と話を続けた。青年は、「うん、まあね」と濁し「良かったらかたつむりと言うお店で働いているから来てくれる?」と青年に言われ空音はキュンと胸がなり、鼓動が高鳴った。「わ、私で良ければ喜んで!!」と即答していた。青年は、単純そうで可愛いなと空音のことを気に入ってくれた。

続く

バスルームで湯船に浸かりながら今日の青年とのことを思い出していた。
「青年さん、名前聞くの忘れてしまった〰️。そう言えば年齢も不明だ〰️。」空音は残念そうに、自分て詰碁甘いんだなと落胆したが、お店で働いてるかたつむりと言うお店に明日行こうと決心しました。すると、身体も暖まったことだし、今日はストレッチをして寝についた。空音はたった10分程で寝付いたのでした。

続く

かたつむりのお店をマップで検索して空音はゆっくり歩いていた。「ここはきのこの雑貨やさんで右に回ると、八百屋さん」と言いながら、かたつむりのお店を探していた。そこを真っ直ぐ歩くと五百メーター先を左に行くと。「あったー!!ここがかたつむりよね⁉️間違いないかも?」と言い笑った。
その瞬間、あの時の青年が扉を開けニッコリ笑い「お待ちしていましたよ」と言いなからお店を案内してくれた。そこは韓国ショップだった。「え?ここは韓国ショップ店…」とそこに推しのカイクンの写真やグッズがあった。それにカフェもあった。そこは、韓流ファンの憩いの場でした。思わず、空音は、「ここー、ここスゴイです‼️テンション爆上がりです‼️」と言い目を輝かせ辺り一面興味深く見渡していた。
そこに、青年が「気に入ってくれたの?嬉しいな」と又、ニッコリ笑った。
青年と空音は、韓流スターの話で盛り上がり閉店間際まで話通した。

続く

ボランティア


空音は焦って時計を確認した!
時計を持ちながら、「あー〰️、ビックリした‼️まだ8時、朝の8時じゃない!(笑)」
 いつも、空音はそそっかしさは大が付くほどパニクる性格でした。
 少しパンを噛り、ミルクをがぶ飲みし、外に出掛けに行った。
「おはようございます‼️」大きな声で空音は言い、続けて「ご協力お願いしまーす」と言うとお辞儀を深くし、頭を下げた。空音は週一程度、募金活動を前から行っていた。
「 空音ちゃん今日もお疲れ様でした。」と話しかけて来た。もう、10年前から一緒にボランティア活動を共にしている、歳が二十歳も離れてるおじさんだった。
 空音はこのおじさんを尊敬していた。
 それは、穏やかで、微笑みを絶やさず、いつもニッコリ笑いかけてくれる。優しいオーラを放っていたからでした。
 空音はこのおじさんを団さんと言う愛称でいつも呼んでいたのだ。

続く

団さんの秘密

団さんは本当に優しくて、穏やかでいつも空音にニッコリ笑いかけてくれるおじさんでした。
 この人は、苦しい思いや、辛い思いをしないで生きてるのかな⁉️と思わせさせる程人として尊敬する先輩の団さん。空音はとても団さんに心を許し懐いていました。団さんに会えるからボランティアして要るとさえする程親しげに交流していた。
そんなある日、団さんから空音に「相談して良いか?」と言われた。
団さんのスゴく真面目な表情に空音は躊躇したが、大好きな団さんの話を聞くことに「はい」と返事をした。

続く

団さんが重たく息を吸ってこう言った。「実は、私は結婚歴があるんだ。空音ちゃんにはまだ知らせていなかったよな⁉️」そしてこう言い出した。「私は妻と離婚をして離れてしまった息子がおって、歳は大体二十歳くらいになるんだ。彼が幼い時に引きはなれたから、今はどう暮らしているのかわからないんだ‼️  
もしもこんな私を許してくれるなら息子の顔を見たいと思ってる。」そう、一気に空音に告げた。
 空音は衝撃が身体を走り雷に打たれたような真実を団さんから言われたのだった。
 団さんに「これから先会えないのですか?」と空音は団さんを真っ直ぐ見つめた。「それが…元妻は韓国人で国に帰ってしまったんだよ!」
そして、「もう住所さえわからず、私の記憶が正しかったら。息子の名前はカイ」と云い、写真を空音に見せた。
 「え?この写真何か知らない人じゃないような…」と空音は写真をジーッと見つめた。

 続く

自分の憧れのスター、カイクン?

「こ、この男性(ヒト)‼️私の大好きなカイクンにそっくりじゃない⁉️」ひっくり返る程、空音は驚いた。
そして、団さんに聞いた。「団さんてK-POPてわかりますか?」すると、団さんは「K-POPか…確か韓国のアイドルグループのことかな?」と言い、「私は、余りテレビの芸能人は見ないんだな。すまんな。」と、頭をポリポリ掻きながら言った。
 空音は、なんとなく納得して帰宅した。
そして、団さんに貸していただいた一枚の写真を見つめながら、「これ、この写真に写っている男性(ヒト)てさぁ。カイクンに激似なんだけどなー」と眉間にシワが寄っていた。
 
続く

1ヶ月後、空音はカイクンに激似の男性(ヒト)に会いに行く為、韓国へと向かっていた。
「 住所は、団さんに聞いた通り此処だったよね⁉️」と独り言を言いながら明洞辺りを彷徨いていた。「確か、此処の道を右に曲がって、細い道を入った2軒先に行くと⁉️」と言い、着いた場所を見ると大きな立派なお家がそこにあった。「あった、此処だ‼️って、うわ~、大きなお家‼️それに派手な形だし、何かメルヘンに出てくるお家の様よ‼️」と、真ん丸のうるるんとした瞳でお家を見上げた。そうする先に、背が高く品の良さそうな婦人が空音に気付き、優しそうな眼差しで声を掛けてきた。「貴女なのね⁉️私の元旦那から貴女の事教えて貰っているわ。」と空音に言うと、空音が「え?あの、あ、はい‼️団さんにお世話になっております、春日空音と申します。」とお辞儀をし、深く頭を下げた。

続く

何処からか音楽が聞こえてくる。その音楽は、空音の方にどんどん近づいてきて、振り返ると、そこには、あの男性(ヒト)がいた。音楽のヘッドフォンを男性(ヒト)は取り、挨拶してくれた婦人に、「あれ?この人誰?」とぶっきらぼうに聞いた。婦人は、「貴方の別れたお父さんのお知り合いなのよ!挨拶しなさい!」と、男性(ヒト)へ言った。男性は、こちらをチラッと見て「知らねー、関係ないだろ」と冷たくあしらった!!
 婦人は、すかさず、「この子ったら、失礼な態度はお辞めなさい!」と注意をしたが、男性(ヒト)は自宅へと無言で入って行ってしまった。
 婦人は、ため息を吐き「ごめんなさいね、悪い子ではないのよ。」と空音に申し訳なさそうに言った。

続く

 空音は婦人に呼ばれてお家にお邪魔することになった。落ち着きなくしてると、「家ではお構い無く自由に過ごしてね。」と婦人ににこりとされ、空音は戸惑ったが「はい、わかりました。」と伝えた。
 とその時に2階からいきなり、K-POPの音楽が爆音で聴こえてきたのだった‼️空音が、気絶寸前の蒼白になりながら、婦人に尋ねた!「もしや〰️息子さんて、K-POPのスターなのですか?」と瞳を満丸く開き、興味ありげに婦人の顔に自分の顔を近づけた‼️
婦人は少し沈黙して、「実はあの子は、今は、K-POPの練習生としてビッグになるんだ‼️そして母さんを幸せにしてみせる‼️必ずね‼️」と言い「今、猛特訓の最中で仕事以外興味がないみたいなのよ。」と言ってこう告げた。「空音さん、あの子のこと好きなのですか?」と意にした返答を婦人は望んだ。「は、はい。物凄く大好きです。私の憧れのスターです‼️」と頬が赤くなりながら本当のことを婦人に伝えた。空音はドクドク胸の音が上昇していた。

続く

 空音は、婦人にお家の印象深い建物に興味を感じ聞いてみた。「あのー、お住まいの建物に興味があるのですが、何て言うか、あの…。とても、メルヘンチックで可愛らしい独創的なお住まいで暮らされたのには、意味があるのでしょうか?」と婦人に尋ねた。
 そこに男性(カイクン)が現れこう言った、「バカじゃねえの‼️たいして意味あるわけないだろ⁉️唯、物件探した時にたまたま価格と土地の広さに惹かれて買っちまったのさ。ド派手な家を。」そして、「まぁ、それがキッカケで俺はK-POPスターとして抜擢されたんだから、この家には感謝してるんだけどさ~。」と男性(カイクン)が微笑んだ。ドキ‼️とした。空音はその時の男性(カイクン)の表情のなんとも言えないキラキラ輝く瞳に吸い込まれそうだった‼️
 なんて素敵な瞳なのか~‼️やっぱりK-POPスターて感じ。オーラ眩し〰️‼️と心の中でサイレンのように心に響いた。

続く

帰国の時を迎えた


空が1面青くて晴天に恵まれた本日、空音は日本に帰国した。
「空音ちゃん、こちらの生活はどうでしたか?又、遊びに来てくださいね。」こう言って、婦人は空音に自家製キムチをお土産に渡した。
「有難うございます、絶対に又、遊びに来させていただきます。」と満面の笑みで空音は婦人に答えた。
男性(カイクン)は、稽古の為その日は空音を送り出してあげることができなかった。

空音は、初めての韓国でとても素晴らしい経験をしたと思い出していた。
やはり、日本のご飯は最高に美味しいと改めて思った。
そして、婦人に頂いた自家製キムチでご飯と一緒に食べる幸せを噛み締めていた。
「この、自家製キムチ美味し~い‼️何度でも食べても飽きないくらい本当に本当に美味過ぎる〰️‼️」と、感極まっていた。
空音は、ふと、男性(カイクン)のことを思い出していた。
「テレビで見ていた男性(カイクン)に会えたんだよね、夢じゃないよね⁉️私、とんでもない現実に出会ったんだ‼️スゴいことじゃない⁉️やったー‼️」と、大喜びでジャンプしていた。

続く

普段の生活に戻って空音は、空虚感になっていた。
そして、更に空音は、何とも悲しい出来事が起こっていた。
それは、大好きなカイクンの日本公演のチケットを買える日を忘れてしまっていたのだ‼️
「ウソー‼️チケット買える日が一昨日だった〰️‼️うわーん、空音のバカ、バカ、大バカのまぬけ者〰️‼️(涙)」
「一年に1度の貴重なチケットを買い忘れるなんて…
」とカレンダーを見つめながら叫んだ‼️

 空音は、折角の大行事を見落としてしまったから、せめてカイクンの出演したDVDを買うために、本屋へ向かった。
その途中で、偶然にも、かたつむりの青年に出会った。

青年のことが気になる


「君、カタツムリの青年(ヒト)だよね⁉️こんなところで会うなんて、偶然だね~‼️」と、空音は青年(ヒト)に声を掛けた。
そして、「そうだ‼️まだ名前聞いてなかった、あの時に聞けなくて、あ、あの、お名前良かったら教えてくれるかな⁉️」と、青年(ヒト)に尋ねた。
青年(ヒト)は、本屋に急いでいたようで、早口で空音に「弦、戸倉萱弦(トクラカヤゲン)」と言った途端に走ってその場から一気に走り去っていった。
空音は、ポカーンとし、青年(ヒト)の名前を繰り返し言った。「戸倉萱弦…さん…」
そして、「素敵な名前‼️何か響きが良いんだよね‼️」と、ニッコリ微笑んだ。

続く

丁度本屋から青年(ヒト)が出てきたところに空音がスレ違った。
「あ、弦くん、又本日2回目の偶然‼️」と言い青年(弦)を意識せずには居られなくなり空音はソワソワしてしまった。
「えっと、どんな本を買って来たの?教えて貰えるかな⁉️」と少し遠慮しながら聞いた。
青年(弦)は、「韓国の料理本を買ったんだ♪後は、韓国インテリアの本だよ。これで、韓国の知識深めたいんだ♪」そういって、空音に見せた。
「あ、本格的じゃないの、1歩韓国に近づきそうな本だね。」といって空音は優しいふんわりした笑顔を青年(弦)へ向けた。

続く

青年(弦)もニッコリ微笑み返した。
そうしたら、空音の胸がキュンと締め付けた。
「え?今私、弦君に胸がときめいたの?」と胸に手を当て驚いた表情のままその手を握りしめた‼️
「あ、あの弦…君……!!」
青年(弦)が空音にキスをしてきた。
 そして、空音の眼を見て、
「僕、空音ちゃんのこと気になってたんだ。ゴ、ゴメンネ!いきなり了解もなくキスして!!」としたを向いた。
 そして、「空音ちゃんが良ければ、僕と付き合って欲しい!!」と青年(弦)は、空音に告白してきた。

続く

K-POPの練習生カイクンと弦君、選ぶのは⁉️

空音は、眠る前ベッドの中でカイクンと弦君のどちらを選ぶかを真剣に考えていた。
「やっぱり、憧れのカイクンも男前で不思議な魅力があるし、弦君は身近な人でしかも告白されたし、それに、弦君はこう見えて爽やかで透き通る肌質に美男子なところがあって…あれ⁉️私が好きなのは弦君❓️」
やっぱりキスのことが忘れられない❗️と空音は心の中で純粋に弦君に心が傾き掛ける感覚に陥った。
 あんなに好きで憧れていたカイクンよりも身近で、自分自身のことを良く知ってる弦君に気持ちが揺れ動いてしまってた。

続く

そして別れ

「カイクンは諦める‼️」空音は大空に大きな声でそう言った。「今までK-POPの推し止められなかったけど、身近に私を愛してくれる大切な人が現れたから、もう推しはキッバリ辞めることにした‼️」そして、大きく深呼吸してこう言った。「カイクンは私の憧れの人‼️大好きでした。今まで本当にありがとう♡」と言い、一面の空気を吸い込みゆっくり吐き出した。
空音は、後悔していない。青春を思い切り楽しめたし、良い経験もしたのでむしろ前より、輝いていた。

空音の隣には、青年(弦)が、微笑み空音をギュッと抱き締めた‼️「もう離さないよ、僕のバンビちゃん」

そして、5ヶ月が経ち、空音と青年(弦)の間に待望の赤ちゃんを宿した。
「これからは3人で、のんびりした町でゆっくり歩んで行こうね‼️」と優しい口調で、弦は空音の肩を包み込んだ。

おしまい

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