恋愛工学超入門
1,はじめに
人間、誰しもが恋のマーチンゲール法を求めたことがあるだろう。心理学に手を出して挫折したものも少なからずいるかもしれない。あるいは、そんなものを必要としたことなどないかもしれない。しかし人間、あるいは生物であるならばモテたい、究極的に言えばつがいを作りたいというのは本能だろう。そんな恋に飢えた読者諸兄のために理系の私が工学的観点から人間の心情について体系的にまとめてみたので、恋の参考にしてほしい。
2,そもそも恋愛工学とは
読者の中には恋愛工学について何も知らない方もいるだろう。そんな方のためにこの学問の歴史を追っていきたい。そもそも、この分野は元をたどれば哲学にたどり着く。古代ギリシャの時代から恋愛工学といって差し支えないようなことが研究されていたことが、文献によって明らかにされている。(最も当時は哲学としての認識だったが)その後、この分野に研究は廃れてしまったが、近代に入って工業化が進むとともに再評価されつつある。実際、18世紀後半からこの分野に携わる人間は爆発的に増えたといっていいだろう。日本でこの分野が注目されるようになったのは比較的最近のことである。1960年に初めて恋愛工学の講義が東京教育大学で行われたのが始まりとされている。
さて、恋愛工学について話そう。ちなみに私が専攻している恋愛工学は心理学と機械工学の融合なので悪しからず。世間の恋愛工学は全部偽物だと思ってくれてかまいません。あんなものはクズです。バカの集合体です。読んでるあなたも大概です。しかし大丈夫、このNOTEを信じればあなたは変われますよ。では、一緒に見ていきましょう。
3,工学+恋愛
恋愛において最も重要なことはなんでしょうか。もちろん、相手にもよります。相手も人間ですから当然です。しかし、全てに対して言えるのが、相手を不快にさせないというのが根本あります。ある有名な言葉には『初めが肝心、詰んだ詰んだ』と、あるように恋愛は初めが肝心です。第一印象が全てです。よって持って、我々はそこに全てを掛け挑む必要があります。
しかし、そんなこと今言われても遅い、読んで損したなど思っておられる方もいるでしょう。安心してください、この後その解説をします。
話がそれましたが、第一印象で我々はトップスピード、最高の自分を出さないと行けません。そこで、工学的分析が入ります。ここからは、やや専門的な話になるのできつければ飛ばしてもらっても構いません。まぁこんな文章も読めない人に恋を成功させるほどの忍耐があるとは思えませんがね。
4、人間の視覚を分析して
心理学的にも第一印象が大切だと言うのは永らく知られている、この分野では常識と言っても差し支えない立派な事実であります。そこで、具体的にどのような格好をすれば良いのか。
ドイツの学者マイケルソンは著書で以下のように述べています。『人間が最も受け入れるに適した姿は、まさに裸である。これ以上でもこれ以下でもない。』この主張の根底には生まれた時の姿が最も純粋で素晴らしいというキリスト教的な思想があります。一理あるように思えますね。飲み会にいきなり裸で来たら清潔感とかいう概念を吹っ飛ばしてインパクトを残せるでしょう。清潔感とはそもそも服から来るものですから、それをとっぱらってしまえばそのような議論は消滅します。
もちろん、これであなたに恋人が落とせるかと言われると保証はしかねますが、やってみる価値はある作戦だと思います。
私がこの方法により工学的視点から改良を加えるならば、相手を車に連れ込んだ後に自らの裸を見せることで、より男らしさ(あるいはエロス)を感じさせることが出来るでしょう。これで堕ちない人は居ないはずです。薬を盛るとなお良いかと思われます。
また、一般的に人間の目が認知できる光の波長は下限は360-400 nm、上限は760-830 nmだと言われています。それ以上は見えないので、紫外線を発する服などは効果的では無いかもしれません。しかし、自らの肉体を視覚的に邪魔しないように可視光線を反射しない服で行くことをおすすめします。
この理論をより強めるために、ギリシャの美学を紹介しましょう。ミケランジェロのダビデ像に見られるように、ローマでは男性の裸は美そのものだと考えられて来ました。白人の裸の彫刻がやたらと多いのはそのためです。実際、高度な肉体は三島由紀夫も自らの生涯をかけて目指した、究極の美であると言えるでしょう。そんなものを見せられたらイチコロです。工学的視点からね。
上記の議論は工学と言うよりも光学の問題ですね。でば次に、より高度でミクロな視点に立って女の子と合体する方法を考えましょう。
まず思いつくのは加速器です。身近なところだと、愛知県岡崎市の分子科学研究所に設置されています。自らを分子単位まで分解して、光速の99.9%まで加速させて女の子に当てれば、合体することは(理論上)可能です。
そして、最後はリア充にふさわしく大爆発できるかもしれません。最も、核融合では爆発はしないはずなんですがね。まぁここら辺は恋愛工学に関係ないので割愛します。
他の方法だと、自分に磁石を巻いてレールガンで加速して女の子に突っ込むとか、空母のカタパルトでぶっ飛ばして貰うとかが簡単に思いつきますが、とても現実的とは言えないでしょう。
さて、ここまで読んできても何を言っているか分からない人がほとんどでしょう。当然です。ここまでの文章はやる気のない人を篩(ふるい)にかけ、真にモテたい人、またその気概がある人を選別するための駄文です。
ここからがメインディッシュです。とんかつで言えば右から4切れ目、マグロで言うなれば、トロに当たる部分です。
1、モテるためには
古来より、モテるものは美しい。という普遍の真理が存在しています。これは必要十分条件で、当然美しいものはモテます。
美しいとはなにか。
我々人は、様々なものに美しさ、すなわち「美」を見出します。その価値観は洋の東西でだいぶ差がありますが、今回は日本人の価値観に則り、即ち、日本人にモテるための方法をlectureしたいと思います。
1、東洋的観念における美について
理系らしく、美の定義から始めましょう。しかしながら、however、美とは人の感覚の中に内在するものであり、個別に定義できるものではありません。ですが、桜が美しい、松島を見て感動する、などのほとんどの日本人が持っている美的価値観というのは確かに存在するので、それについてを深めましょう。
まず、日本人とヨーロッパ人の違いとして、我々は「自然」に美を見出すことが多いとされています。対してヨーロッパ人は人工物に美を覚えます。artificial(人工物)の語源がartであることからもこれが伺えます。
有名な話だと、ベルサイユ宮殿の庭は、日本の龍安寺の石庭のような質素なものではなく、バリバリに手が加えられ、噴水を中心とした幾何学的に美しい庭が広がっています。、
こうした瑣末な事からでも美的価値観の違いは伺えるでしょう。
ちなみに、イスラム圏では幾何学的な模様が発展しています。これは、イスラム教では偶像崇拝が禁止されているので、モスクを彩る際に幾何学的模様、すなわち無限に美を見出し、それが発展したからだと考えられています。
さて、話が逸れました。
以上の議論より、日本人は自然に美しさを覚える傾向にあります。さて、我々における自然とはなにか。もうお分かりですよね。そう、【裸】です。
ここで上記の議論に帰着するわけです。西洋的美意識、特に中世のそれと重なる部分があることからも、これが真実(真理)に近い事が伺えます。
では、どう裸を美しく見せるか。ここに我々の興味は注がれなくてはなりません。
真っ先に思い浮かぶのはやはり筋肉です。が、これは前述の通りなので割愛します。
しかし、我々の努力で肉体改造をするとなると、筋肉以外思いつきません。羽でも生えればいいのですが、そうもいかない。
では、外的要因から体を美しく見せればいいんじゃないでしょうか。例えば、それこそ光の当て方、とかです。なんかいい匂いを出すとかも効果的なんじゃないでしょうか。
そう、日本人にウケる体の話でしたね。
えーっと、自然を美とする傾向があるので体から植物でも生やせばいいんじゃなかろうか。
そもそも人間の素っ裸って自然そのものだと思う。自らをさらけ出そう。明日から服は脱ごう。
この議論については著作【脱服論】を参照のこと。
あとは美しさで思い浮かぶのは対称性ですかね。対称性がある顔は美しいと言われています。
誰も線対称とは行っていないので、点対称の顔になってもいいね。
ここで不安なが、ここまで読んできている人がいるのかということです。聡明な読者諸兄ならばそろそろ自分が騙されていることに気付いてブチ切れてブラウザバックしているような気がする。
こんなの読んでないで自分磨き溶かした方がいいよ。まじで
もうね、疲れたの。これ書くの結構労力がいるんだよ。後半は専門外の分野だから書きにくいことこの上ない。だいぶ出鱈目というか全て出鱈目をでっちあげるのも楽じゃあない。
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