ETERNAL BLAZEの考察という名の、ただのなのはA'sファンの戯言

水樹奈々ライブの定番ナンバーである「ETERNAL BLAZE」、その歌詞が魔法少女リリカルなのはA'sでどのような意味合いを持っているか考察してみたい。正直途中で終わっている。ぶっちゃけ、単に昨日、魔法少女リリカルなのはA'sを観て面白かったからやってみようと思っただけである。気が向いたら続きも書こうかと思う。だいぶ酒に酔いながらのテンションで書いているが。
結論は、ETERNAL BLAZEとは夜天の魔導書(闇の書)と八神はやての出会いと別れの歌だということである。なのはとフェイトはたぶんEDの方で語られている。
そして、是非なのはA’sを見て欲しい。感動するから。

遥か空響いてる、祈りは奇跡に
黒天(真夜中)の蒼に溶けて、流れてく涙の粒
迷いなく、包み込む、温もりに出会った
真白な雪のようにどこまでも素直な言葉
鉄の羽纏った、僕を動かしていく

水樹奈々「ETERNAL BLAZE」

1行目は、「夜天の魔導書」が長年の願っていた祈りが、「八神はやて」というマスターに出会った奇跡を表現している。内容は次の歌詞に続く。

2行目の「黒天」は、水樹奈々自身の造語で「夜天の魔導書」がいつの間にか、「闇の書」と言われようになるアニメ本編の内容からきている。つまり「夜天」が「闇」の状態になっていることから「黒天」となっていると考えられる。
「蒼に溶けて」という部分は、おそらく、「夜天の魔導書」が持っていた心が改変されたプログラムに飲み込まれそうになっていること。
そして、涙がなぜ流れるかというと、以下の理由から己の宿命を変えたいと願いつつ変えられないと思ったためであると考えられる。
そもそも、「夜天の魔導書」は、世界の偉大な魔法師の魔法を蒐集するために作られた魔導書であり、所有者と苦楽を共にし、世界各地を旅をすることが存在意義であった。夜天の魔導書自身もそれを認識し、所有者を助けながら共にする旅に深い感動を得ていた。
しかし、何者かがプログラムを書き換えることにより、蒐集の機能は残しつつ、所有者を食らい周囲を破壊し、転生を繰り返す魔導書となってしまった。その末路が「闇の書」という名と指定ロストロギアという危険物扱いとされてしまった。
本来、所有者を助け、信頼を深め共に旅を続けるはずだった「夜天の魔導書」にとっては、深い悲しみなはずである。

3行目、4行目は八神はやてと夜天の魔導書、ヴォルケンリッターとの出会い。過去の所有者は夜天の魔導書及びヴォルケンリッターを道具のように扱っていたが、それとは全く異なり八神はやては彼らを家族のように扱う。その素直な態度、言葉に彼らは心を許し、心を開いていく様子を表現している。

5行目、ヴォルケンリッターが主である八神はやてを守るために、夜天の魔導書の蒐集を開始する。八神はやてが闇の書の魔力に命を奪われてしまうことを知った、ヴォルケンリッターが主である八神はやてのため、道具としてではなく、自らの意思で夜天の魔導書を完成させるため蒐集を開始することを表現している。

傷つくたびに、優しくなれる
君のその笑顔だけ、守り抜きたい
願いはひとつ

水樹奈々「ETERNAL BLAZE」

1行目は、蒐集をするため、はやてが禁じていた人へ危害を加えることへの後ろめたさと、物理的に戦って負傷することの2つで自身が傷つくことが表現される。一方、戦いに身を置くにつれ、主はやてへの愛情が深まっていくことが表されていく。
2行目と3行目は、夜天の魔導書の想いが表現されている。八神はやてに生きて、普通の生活を送って欲しいということである。

時空(とき)を超え刻まれた悲しみの記憶
まっすぐに受け止める君は光の女神(てんし)
あの日胸に灯った永遠の炎
深い闇解き放って 自由のトビラ開いてく
強く果てない未来へ

水樹奈々「ETERNAL BLAZE」

サビの部分ではあるが、これまでの要約という形をとっていると思う
1行目は、夜天の魔導書の悲しき歴史、本来、所有者と共にあるべき魔導書が、主を食らい破壊の限りを尽くしてきた歴史である。
2行目は、その歴史を知りながらも、夜天の魔導書の主として生きようとする八神はやてが表現されている。
3行目は、主の死を目前に、夜天の魔導書として主に仕えることを決意した。この決意こそ「炎」であって、夜天の魔導書が存在であろう長い時間を「永遠」と呼ぶのではないだろうか。
4行目、5行目は、主を闇の書の浸食から解き放し、不自由のない身体で過ごしてほしい、未来を生きて欲しい欲しいという、夜天の魔導書の願いがこめられているのではないだろうか。


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