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野宿のススメ

折角職場を早く上がれたのに何故こんなに雨が降るのか理解に苦しむが気象庁の方々には何の不満もなく、むしろ感謝の念を禁じ得ない。
予報を軽んじて傘を持たずに飛び出した自分の招いた結果である。
今はただコンビニのイートインコーナーにたたずんでいるおかしなおじさんとなり、せっせと文字を打っている次第。
夏と来れば旅である。
それも見切り発車の旅。
泊まる場所を安く上げるには野宿である。
かつて泊まった場所を再確認し、今後の役に立つかわからないが記録に残したい
場所については東海道しかなくてしどろもどろ

●ハトヤの前の草むら
 伊東温泉のハトヤの前には広大な草むらがあり、1人用テントを広げて眠るのは実に心地が良かった。
 宿泊客の視線が厳しいので日暮れ以降の設営が吉。

●安倍川のほとり
 静岡県内は自転車旅行者にとって長くくどい道のりである。
 安倍川のほとりは風通しが良すぎるので冬場は凍死の可能性が高いが、朝の散歩道であることから、食料を恵んでもらえる可能性が高い。
 朝、テントの隙間から顔を出してひもじい表情で辺りを見つめてみよう。
 物好きなおばさんが夏みかんを沢山くれたりするよ。

●箱根の山頂の公衆トイレ内
 何をやっているんだと突っ込みたくなるが、個々の、多目的トイレは清潔感が漂い、野宿にはもってこいだ。
 水場もあり、翌朝の目覚めは格別だ。

●浜松のパチンコ屋の駐車場
 夜中に場所が見つからず泊まることを決意。
 特に思いではないが、雨がひどくて翌朝健康ランドに行った。

●亀山市の無人駅
 木製の長椅子がお洒落な駅だったが、リストラにあったサラリーマンがやってきて金をせびられ散々な目に遭った。
 返済がなされることはなく、この者がクビになる理由は自明であった。

●城跡
 深夜に到着し撮影し、朝目覚めるとゲートボール場で、ゲートボウラーの話し声で目が覚める。
 慌ててテントをしまい顔を洗って戻ると、荷物がズタズタにされており、カラスの襲撃を受ける。

どれもろくな野宿場所ではないのですが、地面に耳を当てて眠ることで地球人としての自覚も芽生え、今後の人生の糧となること請け合いです。

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