ふわんふあん

日常思ったこと

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最近の記事

キングの一手

僕は、将棋よりチェスが好きだ。今日はそんな話。 皆さんは、哲学者といったらどんな人を浮かべるだろうか。 アリストテレス、ソクラテス、ニーチェ、デカルト、パスカル…いろんな偉人がこの世にはいる。特にこれらの偉人の中で哲学史をまるっと変えた一人の偉人がいる。 その名前を「カント」という。 どのぐらいすごいかというと、こいつが登場する歴史の前後で教育の内容が全く違うといったレベルである。 今でこそ普通ではあるが、科目ごとに例えば「数学」であれば数字を用いて世の中の謎を解明する手段

    • 言葉の不完全さについて

      どんないろがすき?赤い色がすきー一番最初になくなるよ 赤いクレヨン 幼稚園や保育園でよく歌われる童謡である。しかし、この赤色や青色といった色が一体何者なのか、考えたことはあるだろうか。科学的には、物質が光を受けると、赤い色の波長を目に届けている、といった説明がある。 では、もう少し深く掘り下げてみよう。 赤色って何?というのを他人と共通して説明するにはどうしたらいいのだろう。人によっては、夕焼けの色やリンゴの色といった説明をするだろう。 確かに、それらの物質は科学的に正しい

      • 吐息に隠されたタイムカプセル

        テセウスの船、という思考実験を知っているだろうか。 ある巨大な船を考えてほしい。立派な船ではあるが、一部小さなパーツが壊れている。 そこで、その部品を修理するわけだが修理する前と後では、その船は全く同じといえるだろうか?さすがに、船を構成する小さなパーツ一つ取り換えたぐらいで全く違う船、という人はいないだろう。 では、その小さなパーツを一個ずつ、船を構成するすべてのパーツを新品にしたらどうだろうか? 交換する前の船と交換した後の船、同じ船といえるだろうか? もし違うというなら

        • 性格の中のV系

          Noteを再度書き始めよう。 なんとなく2年ぶりにそう思った先週から幾日が経ってしまった。 あれを書こう、これを書こうとおもっていたものの構想を考えるたびに これをみられたらどう思われるだろう、と考えてしまって結局すべてをぽしゃってしまった。 いつだろうか、ここまで周りを気にし始めてしまったのは。 そう考えると、自分が周囲のことに引っ張られるようになったのは昔からなのではないか、と考えてしまう。 幼少期から親に厳しく育てられた。 勉学に対してはもちろん、立ち振る舞いから何

        キングの一手

          宇宙と僕

          子供の頃、テレビ番組で見た宇宙の映像に、その壮大さから恐怖を感じた記憶がある。 大人になり、大学院生として研究に没頭していた頃、僕は指導教員の厳しい言葉に耐え続けた。 命じられた週に3回の実験報告は、行った実験の無意味さを指摘され、個人的な性格まで批判される場となった。 先生は、誰にも動じることなく、当時コロナ禍での外出自粛要請があっても、「学問は必要不可欠」と強調し、生徒側の意見を無視して登校を強いた。 「科学への信念は、真理を追求するもの」と思っていたが、現実はそう