Early Life and Education
CHAPTER2は3部構成です。クラウディア・ゴールディンの幼少期とその頃の教育について書かれた章です。
CHAPTER2 Early Life and Education
Family Background
1946年12月にニューヨークで生まれたクラウディア・ゴールディンの祖父・祖母が、ウクライナ（父方）とポーランド（母方）の移民でした。
家族が移民として苦労しながらも、アメリカでの成功を目標に努力していた姿を目にしていたこと、さらには、自分たちに恵まれた機会をとてもありがたく、大事にする姿勢から「貢献する姿勢」「徹底した（丁寧な）研究」が生まれたのでしょう。
The values and aspirations of Claudia were greatly influenced by her family’s history.
クラウディアの価値観と大志は家族の歴史に大きく影響された。
The parents of Max Goldin were Jewish Ukrainians who came to America in search of a better life and more opportunities for their children.
マックス・ゴールディンの両親は、子供のためにより良い生活とより多くの機会を求めてアメリカに渡ってきたユダヤ系ウクライナ人だった。
Due to her upbringing, Claudia developed a strong work ethic that would serve her well throughout her life as well as a deep appreciation for the opportunities offered in the United States.
クラウディアは、その生い立ちのおかげで、アメリカで与えられた機会への深い感謝とともに、生涯を通して役に立つ強い労働倫理観を身につけた。
Due to the positive effects education has had on their own lives, her parents are aware of the transformative power of education.
教育が自分たちの生活に良い影響をもたらしているので、彼女の両親は、革新を起こしうる教育の力に気づいている。
Childhood and upbringing
幼少期を知的刺激に満ちた環境で過ごしたことや「文化のるつぼ ニューヨーク」が彼女の生涯に与えた影響は非常に大きかった。文化や考え方が様々あることだけでなく、それらがとても複雑に関係しあっていることを肌で感じていた。
Curiosity and a hunger for knowledge were hallmarks of Claudia Goldin’s early years.
好奇心と知識への渇望は、クラウディア・ゴールディンの幼少期の特徴だった。
Early exposure to literature and intellectual conversation instilled Claudia with a strong sense of curiosity and led her on a journey of intellectual inquiry.
早いうちに文学や知的会話に触れたことで、クラウディアは強い好奇心を植え付けられ、知的探求への旅へ導かれた。
Claudia was exposed to a vast tapestry of cultures and ideas while growing up in the dynamic and diverse city of New York.
クラウディアは、躍動的で多様性に富んだニューヨークで成長する間、文化や考えがとても複雑に絡み合った様子にさらされた。
Her enthusiasm for learning was further stoked by this early academic success, which put her on the path to academic distinction.
彼女の学習に対する強烈な興味は、この幼少期の学問における成功でさらにかき立てられ、学術的な名声を得る道を歩むことになった。
Claudia had a natural aptitude for learning, but her journey wasn’t without difficulties.
クラウディアには天性の学習能力が備わっていたが、彼女の生涯は困難がつきものだった。
These experiences would ultimately fuel her dedication to eliminating gender disparities through her profession.
これらの経験は、最終的に彼女の職業を通じて、男女格差を解消するための献身的な取り組みに拍車をかけることになる。
Educational journey
クラウディア・ゴールディンは、マサチューセッツ州のウェーズリー大学を卒業した後、シカゴ大学で博士課程に進学。そこで、著名な経済学者（ゲーリー・ベッカーやジェイコブ・ミンサー）から指導を受け、彼女の研究スタイルが確立されたようです。
シカゴ大学で教育経済学に関する博士論文を執筆し、博士号を取得した後は、研究者としてのキャリアをUCLAでスタートさせました。
She was in an encouraging and intellectually stimulating atmosphere at Wellesley, which fueled her enthusiasm for research and economics.
彼女は、ウェーズリー大学の励ましと知的刺激に満ちた雰囲気の中にいて、それが、彼女の研究と経済学に対する情熱をかき立てた。
Her examination of the impact of education on labor market outcomes and future contributions to the area was made possible thanks in large part to the early research she conducted.
教育がもたらす労働市場における成果と将来的な労働市場に対する貢献に関する彼女の調査は、彼女が行った初期の研究のおかげで可能になった。
Her doctoral work served as a prelude to the groundbreaking study she would subsequently conduct on the economics of human capital and education.
彼女の博士課程の研究は、その後に行うことになる人的資本と教育の経済学に関する画期的な研究の前触れとなった。
The trajectory of her life was significantly influenced by her upbringing in a family that placed a high value on education and hard work, her formative years spent in a multicultural and intellectually stimulating environment, and her dedication to seeking academic distinction.
彼女の人生の軌跡は、教育と勤勉を重んじる家庭で成長したこと、多文化で知的刺激に満ちた環境で人格の形成期を過ごしたこと、学術的な功績を追い求める献身的な姿勢に大きく影響された。
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