「LegalTech」「GovTech」っぽいプロダクト・サービスを探す

LegalTech(リーガルテック)とは

法律・法務を対象とした情報技術の活用、いわゆる「リーガルテック」が一部界隈で静かな話題になっています。

ざっとまとまったものとしては、EnterpriseZine の「リーガルテック入門」が分かりやすいかと思います。

「SmartRoppo -法令データベースを、もっと賢く-」

個人的に注目しているリーガルテックのプロダクトは、「SmartRoppo -法令データベースを、もっと賢く-」です。

条文の表示は国の法令APIをベースとしつつ、何と言っても「かっこ書きのハイライト機能」「下位規則の自動レファレンス機能」が素晴らしいのですが、精度の向上が望まれるところです。

詳細については、作者の方 https://twitter.com/lawyer_alpaca の Qiita の記事 https://qiita.com/lawyer_alpaca/items/0e434235b1254287ef53 がとても分かりやすくまとまっています。

なお、手前味噌ですが、国のサービスである「e-Gov法令検索」については、note記事の「e-Gov法令検索の使い勝手を勝手に改善してみた」 https://note.com/claudius962/n/n079600fb573e をご参照ください。

「kokalog - 国会議事録検索」と「chiholog 地方議会議事録検索」

国が提供するサービス(e-Gov法令検索)があるものの、APIを活用した代替サービス(SmartRoppo)を提供しているという意味で同じように、国の「国会会議録検索システム」とは使い勝手が異なるものとして「kokalog 国会議事録検索」もなかなか面白いサービスです。

こちらが特徴的で面白いのは、姉妹サービスである「chiholog 地方議会議事録検索」です。

47都道府県議会、東京23区議会、政令指定都市議会のほか、各都道府県の市区町村議会の議事録が検索できます。

LegalTech と GovTech の交わるところ

LegalTech というより GovTech の領域では、ベンチャー企業グラファーが有名です(宣伝でも何でもありません)。

法律・法務を対象とする LegalTech、行政組織・手続を対象とする GovTech それぞれの領域がある中、それぞれ交わっていくところ・交わらずにニッチなニーズに対応するものなど、プロダクト・サービスは今後いろいろ登場してきそうです。

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