ブラームスのピアノ協奏曲第2番の最終楽章

走り、うたいます。この浮遊感が、ロマンチックな旋律のなかに出現するので、これは一種の「若さ」の表現でしょう。

リヒテルの音で確認すると、強弱などの対比奏法のほかに、自ずからあらわれてくる変化があります。

それにしても、ソリストはワーグナーに学んだと言っていました。わたしは、ワーグナーに学ばない者なので、感覚的によくわからないものです。

おそらくは、「劇化」の手法の問題です。

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