ラーメンズ、バナナマン、そして男性ブランコ
「死」が関わるコントが好きだ。
これだけだと不審に思われるかもしれない。
正確には
「心臓をぎゅっと掴まれたような、ゾッとするコント」が好きだ。
コントのストーリー性や演技力、伏線回収などはもちろん、そこにゾワゾワする感覚が混じった瞬間、
私はその芸人の虜になってしまう。
…うん、ここまで聞いても不審ですね(笑)もはや性癖なのかな。
お笑い評論家には到底及びませんが、私がこれまで見て来た中でゾクッとした芸人さんやコントを紹介します。
ラーメンズ
「怖いコント」で検索すると必ずと言っていいほどリストに上がるラーメンズ。
彼らのコントには「怖さ」「驚き」「切なさ」など様々なゾッとする瞬間があります。そのゾッとする瞬間が面白く、「もう一度記憶を消して味わいたい」と思うほど中毒性が高いです。
特に中毒性の高いコントはこちら⬇️
採集
小説家という存在
銀河鉄道の夜のような夜
同音異義の交錯
時間電話
バカバカしいコントもありますが、
私はこういう系統が好みです。(伝われ)
1回見た後にすごく悶々となるんです。しばらく頭の中でぐるぐる考えた後にもう1度見る。そしてゾクッとした気持ちが納得に変わっていく。
オチに関する事なのであまり詳しくは書けませんが、『採集』の最後の場面から即暗転するところなんか、もう何回も見てしまいます。(Youtubeで全コント公開されてます)
これらのコント(プラス小林賢太郎さんのソロ公演「ポツネン」)については後日書いていこうかなと思っています。
バナナマン
こちらも「怖いコント」で検索すると上位に入って来ます。バナナマンのお二人。
バカ丸出しのコントはもちろん、切なさや恐怖、ほっこりするコントも面白いです。
その中でもゾッとするコントは、
ルスデン
pumpkin
この辺りでしょうか。
シンプルに怖い『ルスデン』。ほぼ日村さん1人の芝居で面白いし本当に怖い。コントの後半はずーっとゾクゾクしっぱなしです。
『pumpkin』は理詰めで追い詰められていく様が面白いです。設楽さんがずっと笑顔で「何だと思う?」と日村さんを追い込んでいく空気感がゾクッとします。(私にMっ気があるからなのか?)お話全体に不気味な心地よさが漂っています。
男性ブランコ
この歳にして、
人生で初めてファンレターを書きました(笑)
小林賢太郎さんが芸能活動から引退し、ラーメンズの活動が終了してから、虚無感で灰になっていた時に、男性ブランコのコントに出会いました。
何だろう、ラーメンズみを感じる!
(具体的にここが!とは分からずにいます。誰か教えてください。)
多分、佇まいが。雰囲気が。お二人がラーメンズ好きというのも関係しているのかな?と勝手に考えています。
お二人のファンになりたてなので、全てのコントや漫才を見たわけではありません。いくつか見た中で好きなのは…
人間をつくろう
紙飛行機
とある女の子のテイル
やっと見つけた花屋さん
マチコちゃんと花
オンラインライブ『トワイライト水族館』
(番外編:漫才「音符運び」)
いかにYoutubeを見漁ったかが分かるラインナップ(笑)彼らのコントには怖さというより、ふとしたセリフやエモさでゾッとさせられます。
平井さんの台詞、浦井さんの演技に引き込まれすぎて、人生初のファンレターというところまで来ました。
男性ブランコの沼にハマったばかりなので、これからもっと作品を見ていきたいなと思ってます。
あ、「音符運び」は、
私がただただ浦井さんの死に様が品があって美しすぎて好きすぎるので選びました。(100%私の性癖)
「死」が関わるコントが好きだ。
正確には
「上品な”生”が感じられるコント」が好きだ。
コントの非日常の中に吸い込まれていく感じ。
見た直後はゾッとするけれども、
長く余韻に浸ることができる。
「笑い」だけではない「面白さ」を
これからも探していきたい。
「君の好きは君だけのものだ。
君は君の好きなものが似合うから。」
(男性ブランコのコント『夕焼け日焼け』より)
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