学校あるある教師学実践ー走り回る生徒
ゴードンメソッド実践例
中1も1ヶ月を過ぎると慣れが出てきて、お友達と休み時間にクラスの中で追っかけごっこが始まる。今日の5時間目の終わりに、中1のあるクラスに行った時、まさしく、鬼ごっこの最中で、数名の生徒が走り回っていた。たまたま、前の授業の先生が片付けで残っていて、大きな声で「やめなさい」と声をあげていた。
しかし、生徒たちは全くお構いなしに、鬼ごっこを続けている。
わたしがクラスに入ろうとしたまさにその時、1人の生徒がわたしの方へ走ってきた。
この場合、危険性があるので、あなたメッセージを使っても仕方のない場合だが、わたしは、彼女の肩を両手で掴んで、
「クラスの中を走ると、先生に突撃して、わたしも、あなたも怪我するんじゃないかって心配だよ」とわたしメッセージで声をかけた。
すぐに走るのはみんなやめた。そして、わたしの周りに寄ってきて、「わたしにね、小学校の時、机でここ切ったんです」「わたしは・・・」とたくさんの生徒達が話し始めた。
「それぞれに小学生の時、痛い思いしてるんだね」と能動的な聞き方をすると、「止めよう❣️」と言って机に戻った。
自分達で痛かった時のことを思い出したのか、クールダウンして席についていたのだ。
クラスにいた先生はなぜか、わたしに「すみません」と謝られた。わたしは「生徒が先生の声に耳を傾けなかったからはらはらされましたね」とこれまた、能動的な聞き方をした。
何か、あなたメッセージとわたしメッセージの違いを感じてくれたら嬉しい。