クララの介護日記ー目の悪いわたし、耳の悪い母

【目の悪いわたし、耳の悪い母】

昨日は七草粥を皆さん作られのだと思う。

わたしは朝から噂で聞いた、腕の良い眼科に列車に乗って出かけた。
神様が「お前に1つだけ、願いを叶えてやる」と言われたら、わたしは「よく見える目」と即答する。

元々小6から急激に目が悪くなり、中学でメガネをかける。
高校生であまりにも視力が急激に下がり始めてソフトコンタクトに変える。すでに高校生ですでに弱視、裸眼では0.002という訳の分からない数値。先々を考えて点字を学んだ。(ほぼ忘れているが)おまけにソフトコンタクトは当時使い捨てなどなく、小さなお鍋みたいなものを使い、毎晩煮沸消毒しなければならず、ズボラでおまけに天然なわたしはソフトは付けている違和感なくよく見えるので、目が悪いということをすっかり忘れ、つけたまま寝て、次の朝とんでもないことになっていた。目が血の海状態で病院に行く羽目になった。
このやらかしからハードコンタクトに変えた。なかなか快適で、10年に1度買い替えで良くなったが、ここで終わらない。やっぱりやらかす。
目が悪いということを忘れてしまうわたし、コンタクトつけたままお風呂に入り、バスタブの中では落としてしまい。当時、お湯が六十ハップ(知っている人は同年代)で真っ白、この状況でコンタクトを見つけるのは至難の業、しかし、当時かなり価格が高かったので、洗面器でお湯を汲み、ザルに越して2時間、根性で見つけた。
まだまだやらかしはある。

わたしには快適だったハードコンタクトが鹿児島での生活では地獄だった。桜島の火山灰が目に入ると、死ぬほど痛い。短大時代を含めて34年ほど耐えた。福岡に戻り火山灰に悩まされることはなくなった。

しかし、年を取ると必ず悩まされる問題。近視の人は老眼にはならない。あの噂はうそだったのか??? 全く嘘だ!おまけにひどい乱視まで!もう絶望的。遠近両用のコンタクトは遠くに合わせるか、近くに合わせるか、両方ある程度かという選択を迫られる。何度も「近くも遠くも見えるように両方」と言い張り、先生をこまらせているわたし!

実家に戻ってからはコンタクトして、それも特注のコンタクトをして、パソコンや本など近くを見る際にはかなり強い老眼鏡をかける。漫画に出てくるぐるぐる🌀渦を巻いた老眼鏡!

しかし、最近それすら怪しい。何か目の病気?と疑い評判のよい病院へと出掛けた。

沢山の検査をして、病気も、白内障の疑いもない。つまり見える問題は妥協するしかないと言われ、おまけにハードコンタクトを50年以上使ってきたせいで瞼の筋肉が弱り、下がってくる眼瞼下垂が入ってきているということ。手術をするにはまず、ソフトコンタクトをすることが条件と言われ、来週またコンタクトを合わせに来院することになった。

落ち込み気味でとぼとぼと歩く帰りに、スーパーにより七草を購入した。

実家に戻り、ひと通り目のことを母に話し、「夜は七草粥するね」と伝えたら、耳の遠い母は「夜は天草通いね!」

もう爆笑した。
「ななくさ」が「あまくさ」に聞こえたのだ!
落ち込んでいた気分が母の言葉で吹っ飛んだ!2人して大笑い!

以前は「投票行く?」と言ったわたしに、「東京行く? 行かない、行かない」と答えた母。どうも、旅行好きなのかな?

七草粥作ったがなんだか七草粥でなく、七重おじやになってしまったが味はよし❣️
一緒に作ったカブのあんかけがかなりうまし❣️



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