クララの介護日記ー朝から慌てる母



金曜日の朝、いつもなら早くても11時くらいまでは起きてこない母が、8時前から居間にやってきた。

朝食の支度をしながら、様子を見ていると、「おかしいな〜」と言いながら何かを探している様子。

「何がないの?」と聞くと携帯がないと言う。
母は外に出ることはないので、家の中のどこかにあることは間違いない。あまりの慌てぶりに手伝うことにした。

あ!そうだった。

こんな時のために鍵や財布、母とわたしの携帯にはキーファインダーをつけていたのだった。本体のボタンを押すと、キッチンで音がなる。キッチンテーブルの上にあった。
母に渡すと「ありがとう、何でそんなところにあるかね〜」安心と戸惑いの様子。

「どうしてわかったの?」と聞くので、わたしにはお助アイテムがあるのだ!と印篭の如く、キーファインダーを見せると、いいものがあるね〜と驚いていた。

ここで一言

「お母さん、ないと思って心配したね。」と声をかけた。

母はコクリと頷き、また自分の部屋に行き、安心したのか、ベッドに潜って寝ていた。

また、寝る⁉️ ‼️
わたしはそれにびっくり!

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