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#旬選ジャーナル 【一押しニュース】 「トランプ大統領がまだ「敗北宣言」をしない背景」 ヤフーニュース(東洋経済・ONLINE)12月13日付け 筆者:ジェームズ・シムズ氏(ジャーナリスト)

まずは、ひとこと・・・
新型コロナとさまよう幽霊票に敗れたトランプさん、とでも申しましょうか。
今回のアメリカ大統領選挙、トランプさん、なんかとても惨めな結果になりましたね。

彼自身、いまだ敗北宣言を出していないので、「トランプさん、あなたの負け!」とは言えませんが、軍配は、すでにバイデンさんに上がっているも同然です。

そもそもアメリカ大統領選挙は、民主党か共和党かの「二者択一」という非常に単純明快な構図でありながら、なぜ今回のような(過去にも民主ゴア対共和ブッシュの対決でも似たようなケースがあった)割り切った結果を出せずに、政治的混乱が続いているのでしょうか。

混乱の主たる原因は、既に自らも形勢不利と認めつつ、「不正選挙で敗北を認める訳にはいかないのだ!」という大前提にトランプさんが立ち続けているからです。
その結果、彼は、たとえホワイトハウスを去ったとしても、ついには敗北を認めないという異例の結末で、バイデンさんに大統領の座を譲ることになると予想されます。

この選挙後の混乱は、同時にアメリカ大統領選挙の制度そのものが抱える問題点を如実に浮かび上がらせたとも言えます。

本記事では、とても端的に今回の選挙の総括がされ、今後を占う意見が述べられています。
まず、トランプさん勝利の構図を覆してしまったもの、それは新型コロナの流行であったこと。確かに流行前までは、アメリカ経済は順調に回復していたことは事実です。
この点は、ほんとに「不運」としか言いようがないですね。
そして、大統領選挙に一応勝利したバイデンさんの民主党はというと、思ったほど上下院ともに票が伸びず、苦戦に終わったこと。
さらに、今後共和党内でトランプさんは隠然たる影響力を持ち続けるであろうこと、です。
まさにこの三点が今回の選挙の結末であり、簡潔にまとめられていて、おおいに読者の参考になることと思います。

記事の要点を捕捉する訳ではありませんが、
時、ここに至っては、トランプさんとて、もはや不正選挙の有無を真剣に問いただしてはいないと、わたしは見ています。不正を暴くということよりも、前述したように、アメリカの大統領選挙制度そのものを暗に問いただしているように思うのです。
不正の温床となっているのは、日本人には到底理解できない、いや、選挙制度として決して認められないアメリカの期日前(不在者)投票の取り扱いです。

一例として、たとえば、ミシガン州。
ここは、郵便投票した日の消印が、投票日までの消印であれば、投票所に届く期限が、投票日(11月3日)から数えて二週間後であっても、その票は有効票としてカウントされる、という仕組みです。
トランプさんにしろ、バイデンさんにしろ、この間にひょっとして何らかの操作がされやしないか、との疑念を持ったとしても不思議ではないはずです。
このような事例が、州ごとの規定によって、まちまちだという点も、信じられない制度だとは思いませんか。
ただ、トランプさんの不正に対する主張から、上述の期日前投票のありかたや選挙制度そのものを正そうとする議論に発展していないのはなぜか、奇奇怪怪たる選挙制度に、トランプさんさえメスを入れられないのか、故意に黙っているのか、不思議さは増すばかりです。

いよいよ12月14日(アメリカ現地時間)、全米で計538人の選挙人が大統領候補に投票します。結果は、300票以上の得票で、バイデンさんが正式に大統領候補となる、と予想されています。
また、トランプさんは、今までフェイクニュースを流しているとして自分の都合の悪い意見を報道するメディアを散々攻撃してきただけに、CNNなどは、あからさまに反トランプの態度で報道を続けることでしょう。

トランプさん、まさに四面楚歌ですね。

さて最後に、みなさん
ペンシルベニア州にあるロシェルズ・ベーカリーというパン屋さんをご存知でしょうか。
このパン屋さんでは、ある特別なクッキーを販売しています。
それは、次期大統領の当選者を占うクッキーなのです。
このお店、というかこのクッキー、過去三度の大統領選挙の当選者を見事に当てています。
占い方は、いたって簡単。
バイデンさんとトランプさんの名前入りのクッキーを販売し、もちろん多く売れた方が、大統領選挙の勝利者になると予想されるのです。

投票日までの期間、どちらのクッキーが多く売れたと思いますか?

クッキーの販売数だけはフェイクではなく、真の結果をシンプルに反映していてほしい。
そんな風に思えてなりません・・・

<了>

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