OW2βサポート雑感

OW2βも始まってそろそろ一週間ということで自分の中である程度見解が固まってきたのでまとめてみようと思います。

流れとしては

OW2βでのサポートの変化→Tier表→個別評価

といった感じです。

OW2βでのサポートの変化

ロールの変化

一秒間被弾しなかった場合、秒間10の自己回復を得るというロールパッシブを得ました。

スパムなどで削れてしまった場合でも、もう一人のサポートに頼ることなく回復できるようになりました。

このパッシブによりサポートの独立性、生存性が向上したと言えるでしょう。
また、任意でこのパッシブを発動しやすいかどうかもサポートの評価にかかわることになります。

環境的変化

5v5になりタンクが一体減ったことにより味方タンクに自身の安全を依存する立ち回りがかなり難しくなりました。OW2ではOW1以上にポジション取りに気を付ける必要があるでしょう。

一方で味方に振り分けなければならないリソースが減り、その分を攻撃や自身が生存するために振り分けることができるようになったと言えます。

敵タンクも一体になってるわけですし、攻撃に転用できるアビリティの通りもよくなっています。
その分味方をヒールするよりも敵を倒す方向にリソースを割り振れるか、また、そうしたときに攻撃性が十分あるかという点も重要になります。

また、地味ながらDPSが一律でスピードバフを得たことでOW1に比べて足並みをそろえることが難しくなりました。
この点を補える移動系スキル、またはそれ以外の何かがあるとよいのかもしれません。

OW2β(またはそれ以降)におけるサポートは、このOW1から比べてタンク一体分余剰するリソースをどこに配分するかが腕の見せ所と言えるでしょう。また、そのリソース配分の柔軟性が評価に直結してきます。

総評

OW2β(またはそれ以降)のサポートにおいて重要な点は以下の通りかと思われます。

・攻撃的なアクションと、攻撃に転じたときの十分な攻撃性
・味方に依存しない(連携しないという意味ではない)生存性の確保
・パッシブ条件を任意で満たせるか
・移動速度バフを得たDPSと足並みをそろえる、あるいはシナジーのあるアビリティ

Tier表

そしてこちらが僕の作成したtier表となります。

前述した総評を評価軸に、熟達したプレイヤーが十分な練習を積んだうえでの環境を予測して作成しました。

個別評価

アナ

OW2βにおける最強格。

5v5においてサポートに必要な要件をほとんど満たし、環境的変化のほとんどが追い風。

タンクが一枚減ったことによってリソース配分に悩まされることが減り、弾薬とスキルを存分に攻撃的に使っていけるだけでなく、その通りが非常に良い。
特にバイオティックグレネードの破壊的な性能が通りやすくなったため、アナのプレイスキル次第で試合が決まるほど。

貴重なスタンスキル、スリープダーツもあるがCDが長くなったため雑に打ってしまうと非常にもったいない。有効な敵とタイミングを吟味することでより試合への影響力を高められる。

ULTもStierDPSであるソルジャー、ゲンジと非常に相性が良くULTコンボをしなくとも十分強力。

弱点と言えば天敵ウィンストンの台頭だが、そのカウンターとしてルシオ、ブリギッテが機能しているため現状ではさほど問題とは言えない。

ルシオ

5v5で味方が一枚減ることが向かい風になるかと思われたが、敵をが減ることによる恩恵のほうが大きかった。
味方全体が必要とするヒール量も減っていることから、ヒールが足りないなんてこともほとんどない。

生存性という点ではサポートの中では間違いなくナンバーワン。機動力を生かして乱戦の中ですらパッシブ発動を狙うことができる。
自身が生き残れるだけでなくサウンドウェーブのノックバックとリジェネで味方を守ることもできる。

アンプイットアップのスピードバフを用いたラッシュ&ダイブが強力で、防御の薄くなった現状のOW2βにおいてこの戦術は防ぐことが非常に難しい。
ルシオ自身の攻撃性も馬鹿にならず、味方のラッシュやダイブに合わせて自身も攻撃に参加することでキルをより確実なものにできる。

ブリギッテ

バッシュからスタンが取り上げられたことで落ち目かと思われたがそんなことはなかった。

印象としてはルシオから機動力をなくし、代わりに防御と近接戦に特化したヒーロー。
ルシオと同じく人数減少によりヒールが不足気味になる弱点も克服した。

また、盾によってパッシブ発動も容易で、ウィップによるノックバックで敵タンクをしっかりピールできる。

バッシュはスタンこそなくなったものの50ダメージを得たことで、バッシュ+フレイル+ウィップで145ダメージのバーストダメージを出せるようになっった。

マップ研究が進み小部屋を使ったポジショニングが増えればより輝くだろう。

ゼニヤッタ

パッチ上の変更はパッシブの追加のみ。

現状だとひたすらに脆い印象を受けるが、スキルの強力さとゼニ自身の攻撃性は健在。
敵タンクが減ったことで攻撃が通りやすくなり、筆者の体感だとOW1の1.2倍(言い過ぎかも)は火力が出せるようになった。

言わずもがな不和が破壊的な影響力を持ち、タンクが一枚になったことで不和が通りやすくなっただけでなく、タンクに一度ついてしまうと敵の意思で外すことが非常に困難になっており、タンクへの負荷が激増する。

また、防御の薄くなった後衛に着けても強力なのはもちろん、OW2βで増えたDPS同士の少人数戦にどこからでも介入できるのも強力。
脆さを立ち回りで補えるエリアコントロール主体の戦術が煮詰まってくれば台頭してくる可能性は高い。

バティスト

リジェネバーストの最大回復量が増加し、左クリックの距離減衰の開始距離が短くなった。

生存性と攻撃性の両面を十分に満たしてはいるものの5v5という環境の変化がバティストのコンセプトと若干かみ合わない印象。

5人の味方をヒールするにはヒール力がやや過剰で、攻撃的に使えるアビリティも少ない。
バティストの領分であったラッシュにおいても、その過剰分をダーツや瓶に割り振っているアナに軍配が上がってしまっている。

一方でイモータリティフィールドは依然として強力。強引な立ち回りを正当化することができるほか、味方を無理やり守ることにも長けているので生存性に難のあるゼニヤッタと組み合わせることも視野に入る。

モイラ

生存性に長けており初期評価は高かったが、だんだんアナでよくない?となりつつある。

独特な強みとしてはフェードとAOE回復、自己回復を組み合わせた乱戦中の異常な生存性能と、機動力を生かした裏取り。

敵の裏取りを無視したいときや、後衛を作らないオールインラッシュ、オールインダイブなどをするときであればアナよりも優先されることはあるが、攻撃性という点ではアナに瓶があることでなかなか上回るのは難しいだろう。

バティスト同様にアナが競合に挙がってくるのが難しいところ。

マーシー

生存性はあるが、ほかのサポートと違い攻撃と両立するのが非常に難しい。
また、評価がかなり難しいヒーロー。

単体で強いかといわれれば間違いなくNOだが、だからピックされないかと言われるとそれもまたNO。なので評価規格外ということでmercy tier。

出るとしたら間違いなくマーシーが強いというよりDPS+マーシーが強い時なので、比較的相性のいいソルジャー、ゲンジが強いためもしかしたら結構ピックされるかもしれない。
また、ファラ(エコー)マーシーが強いという話も結構聞くので隠れて強い可能性は全然ある。

しかし、DPSをポケットすると相方サポとの連携が難しくなる点はOW1に比べるとより致命的なのでそこがどう転ぶかといったところ。

あとがき

以上、サポート雑感でした。
筆が乗ればタンクとDPSもやるとおもいます。
当たるといいなあと思いつつ、僕の予想を超えるメタになってくれたほうがおもしろいので2割くらい派手に外れろって思ってます。

答え合わせは五月六日の午前四時から始まるOverwatchLeagueでできると思います。
申請が通っていれば僕のyoutubeチャンネルでミラー配信してると思うので興味あれば見に来てください。

それでは。

僕のtwitter(youtubeもここから)→https://twitter.com/clank_ccc

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?