メリュー Remixについて

どうも、clackPです。花粉症が辛くてたまらないです、えぇ。

さて今回はボカコレに出して、今も伸びが止まらないメリューのRemixについてお話していきたいと思います。

最初にそのRemixと、本家(n-bunaさん)のメリューのリンクを貼っておきます。

Remix: https://www.nicovideo.jp/watch/sm43407736?ref=nicoiphone_other

本家様: https://www.nicovideo.jp/watch/sm26238908?ref=nicoiphone_other

《本題》

さて、今回話していきたいのは主に
・作った理由、経緯
・どんな想いが込められてるの?
の二つです。
では早速、

《作った理由、経緯》

……と言ってもそんな深い理由があるわけではなくて、"中の人"すらいない足立レイが「メリュー」を歌ったら、素敵なことになるんじゃないかなぁと思ったからです(語彙)

僕は「メリュー」をずっと「生きたい!!!」を歌っている曲だと認識していて、だからこそボカロである(ヒトではない)初音ミクが歌うことに意味があると思っていました。
(もちろん歌ってみたも素晴らしいですけど、また受け取れるメッセージが変わるんじゃないかなと個人的には思っています)

なので、さらに"機械寄り"である足立レイに歌わせてあげたい、どうにか「足立レイのメリュー」を作りたい……!!!!と強く思って、制作に取り掛かりました。大体8月の初めくらいから。

《込められた想いについて》

さっき理由のところで「足立レイのメリュー」を作りたいとは言ったんですが、

まあとにかく大変でした。

本家(n-bunaさん)のメリュー以上の「機械らしさを押し出した表現」
をしなきゃいけないですからね。難しかったです。
その上、僕はメリューは「生きたい」を歌う歌とだと思ってるので、足立レイにはこの歌の中で「生きたい」と思っていて欲しいんですよ。なので"生きていて"欲しいんですよ。

とんだパラドクス。

「足立レイには機械のままヒトより生きていて欲しい」という、一見凄く矛盾した願望をRemixに詰めることになりました。
そりゃあムズくもなる。

とりあえず、"機械らしさ"を押し出すために、かといって「生きていないわけじゃない」表現として「アナログ楽器とマリアージュさせて、機械らしさをより際立たせよう」ということになりました。
サビとか2番のAメロ前半とかの部分ですね。
決して現実世界から離れた存在ではないけど、やっぱり機械らしさは際立つ。上手いこと表現できたと思います。

さて、"生きていないわけじゃない機械らしさ"の表現は順調ですが、鬼門なのは
「機械のままヒトより生きていて欲しい」
というところです。"生きていないわけじゃない"ではなく、ヒトより生きてもらわなければ困るわけです

これには流石に頭を抱えました。

「より生きている」ってなんだよって話だし。「生きる」の程度は大小比較できるものじゃないし……!!!
とは冷静には思うんですけど、まあ感覚の問題です。自分の頭の中から、センスで答えを導く他ありません。

で、最初に思いついたのは
「足立レイが壊れることに対して抗う様を描こう」
というものでした。
そう、あの雨とノイズの部分です。
やっぱり機械は壊れることには抗えないですからね、そこに抗ってラスサビを歌い上げる様は、「より生きている」んじゃないかなぁと。

しかしまだ足りません。確かにこの表現を取り入れる前よりかは「より生きている」ようになりましたが、明確に「ヒトより生きている」と示せる表現は入れられていません

どうしよう……と一週間くらい悩んだと思います。
悩んだ末、良いアイデアが降ってきました。
「僕を超えてもらおう」と。

自分を出汁に使うことにしました。
どうやって超えてもらうかと言うと、僕が「楽譜通りの歌い方」をして、足立レイは「自分の感情に任せた歌い方」をしてもらおうと。
そう、ラスサビの最後のあのズレて歌っているところはそういう意味です。
これは本当に感覚なんですけど、「歌に囚われるヒトより、メッセージを歌に込める機械の方がよっぽど生きているんじゃ?」と思ったので……。
自分の中では良い表現ができたんじゃないかなぁと思っています。

こうしてメリューのRemixが完成しました。めでたしめでたし。

さて、どのパートにどんな意味が込められてるか、詳しく書いてきましたが、
まとめると、込めた想い自体は「ヒトより機械らしく、ヒトより生きている足立レイの姿を描きたい」という風になると思います。

少しでも伝わってくれたなら幸いです。
では、今回はここで。またね!!!!

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