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なるほどクラック

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NPO法人CLACK代表の平井がCLACKの活動について書いています。
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2020年12月の記事一覧

なるほどクラック vol.4 〜「子どもの貧困」という課題〜

代表の平井の視点からCLACKの活動について紹介していく「なるほどクラック」 vol.2、vol.3では、CLACKを立ち上げた背景について具体的なエピソードを交えながら書いてきました。 vol.4となる今回はもう少しマクロな視点から(日本全体という大きな視点から)、CLACKが取り組む「子どもの貧困」という課題について書いていこうと思います。 相対的貧困について「日本の7人に1人の子どもが貧困」 どこかでこの言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか? ここで

なるほどクラック vol.5 〜子ども支援の現状とCLACK〜

代表・平井の視点からCLACKの活動について紹介していく「なるほどクラック」 vol.5では、「子どもの貧困」という課題に対して、現在どんな解決策が民間で行われていて、そしてCLACKはその中でどんな役割を担おうとしているのかについて書いていきます。 前回の振り返り前回の記事では、「家庭の経済的余裕がなくなると、親の精神的余裕がなくなっていき、悪循環となっていきやすい。めぐりめぐって子どもの学力低下や機会・関係性・知識の不足に繋がっていく」という結論でした。 こうした状

なるほどクラック vol.6 〜CLACKのプログラミング学習支援(前編)〜

代表・平井の視点からCLACKの活動について紹介していく「なるほどクラック」 今回は、CLACKのプログラミング学習支援について紹介していきます。 前回の振り返り前回の記事では、経済的・環境的に困難を抱える高校生を支援する上で、以下の3つのことを満たしていることが重要ということでした。 ①支援対象の高校生にアプローチでき、高校生自身がその支援を利用したいと思えること ②前回の記事であげた3つの不足(経験・繋がり・考え方)を補えること ③(支援対象の高校生の経済事情も踏まえ

なるほどクラック vol.7 〜CLACKのプログラミング学習支援(後編)〜

代表・平井の視点からCLACKの活動について紹介していく「なるほどクラック」 今回は、CLACKのプログラミング学習支援について(後編)です。 前回の記事をまだ読んでない方はさらっとでも目を通してもらえると嬉しいです。 プログラミング学習支援の3ステップ CLACKでは、上の3つのステップで高校生をサポートしています。 前回の記事ではこの3ステップのうち、「ステップ1」としている、生徒集めやプログラミング体験会について紹介しました。 後編では、 ・3ヶ月間のプログラミ

なるほどクラック vol.8 〜CLACKのキャリア教育〜

代表・平井の視点からCLACKの活動について紹介していく「なるほどクラック」 前回のnoteでは、CLACKのプログラミング学習支援についてご紹介しました。 vol.8では、CLACKがプログラミング学習支援に通っている生徒向けに実施しているキャリア教育について紹介していきます。 CLACKでは高校生に3ヶ月間プログラミングを学びに通ってもらっている間、隔週でキャリア教育の時間を用意しています。 CLACKのキャリア教育は主に ①思考の枠を広げる ②進路の選択肢を知っ

なるほどクラック vol.9 〜高校内居場所カフェ〜

代表・平井の視点からCLACKの活動について紹介していく「なるほどクラック」 前回のnoteでは、CLACKのキャリア教育についてご紹介しました。 vol.9では、CLACKが2020年より実施している「校内居場所カフェ」について紹介していきます。 校内居場所カフェって?そもそも校内居場所カフェってなんぞや、という方も多いと思うので簡単に説明していきますね。 ジュースやお菓子などで軽くお腹を満たしながら、他愛のないおしゃべりをしたり、ボードゲームなどをしたりして過ごし