コーヒー沼の歩き方「ドリップ珈琲編」
【準備】
フィルターをドリッパーにセットする
ペーパーフィルターのリンス(お好みで)
コーヒーサーバーやカップをしっかり温めておく
豆を挽く
❶フィルターをドリッパーにセットする
ドリッパーのペーパーフィルターをしっかりフィットさせる。ずれていると抽出にムラができてしまうので注意。
❷ ペーパーフィルターのリンス(お好みで)
ペーパーフィルターの場合は物によっては紙の匂いが強いためしっかりとリンス(湯通し)をする。
リンスのメリット
紙のにおいが軽減される
コーヒーの成分が紙に吸収されるのを防ぐ
クリアな味になる
リンスのデメリット
紙に染み込んだお湯により粉をフィルターに落とした時点で、抽出が始まってしまうため、僅かではあるがブレが生じてしまう。
紙に染み込んだ水により、コーヒーオイルがフィルターを透過しにくくなる。コーヒーオイルが多いと甘味とコクが出る。
※みさらし紙(茶色の紙フィルター)の場合は結構臭いがあるのでリンスした方がいいかも
❸コーヒーサーバーやカップはしっかり温めておく
陶器のドリッパーの場合はドリッパーもはお湯を注ぐなどしてしっかり温めておく。
リンスをする場合はそのついでにコーヒーサーバーを温めておくと良い。
※コーヒーは低温で注ぐので、カップやサーバーが冷たいと、飲む頃にはかなり冷めてしまう。
❹豆を挽く
抽出量が250〜260mlの場合 豆20gくらい
引き目は一粒が1ミリくらいが目安
手回しミルの場合は、摩擦熱でコーヒーが劣化しないように、余り高速で回さないようにする。
【抽出】
蒸らし30〜40秒
抽出(前半)
抽出(後半)
抽出時間は2:30〜3:00(蒸らし時間込み)
お湯の温度80〜90度
お湯を注ぐときは、なるべくコーヒーのギリギリの低い位置で注ぐ。
ペーパーフィルターに直接お湯が当たらないように注意する。
❶蒸らし30〜40秒
中央から「の」の字を描くように豆全体にお湯をかける。
全体に行き渡るようにたっぷりにかける。
ドリッパーの下から数滴落ちる程度。
❷抽出(前半)
中央に1円玉くらいの大きさで円を描くように一周落とす。
数秒開けてドームの膨らみが落ち着いてきたら、また同じように1周注ぐ。
これを4〜6回繰り返す。
こうする事で濃厚なコーヒーシロップが出来る。
❸抽出(後半)
中央から500円玉くらいの大きさで「の」の字を描きながら注ぐ。
基本はドリッパーから落ちる量と注ぐ量を一定になるように注ぎ、終盤になるにつれてお湯の量を増やしてゆく。
ドリッパー内のお湯は最後まで落としてしまうとアクなどにより雑味が加わってしまうので途中で止めるようにする。
【完成】
カップに注ぐ前にコーヒーを軽く攪拌する。
味見して、もし濃い場合はお湯で薄め調整する。
追記
あくまで一例で、分量や時間は目安なので、自分好みにどんどん変えてしまってOKです。
「抽出のときにペーパーフィルターにお湯が掛からないようにする」や「雑味が出るから最後まで落とさない」なども、あえて真逆の方法で抽出する人もいるくらい自由です。
人の数だけ正解があるのがコーヒーの魅力の一つかも・・。
ぜひ色々試してみて下さい!
珈琲早引き辞典
●お湯の温度
高い→濃くなる 雑味※が出やすくなる
低い→薄くなる まろやかになる
※雑味=渋み、エグ味、ネガティブな苦味など
●お湯の量
多い→薄くなる
少ない→濃くなる
●豆の量
多い→濃くなる
少ない→薄くなる
●挽き目
細かい→濃くなる 雑味が増える
荒い→薄くなる 雑味が減る
●抽出時間
長い→濃くなる 雑味が増える
短い→薄くなる 雑味が減る
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