天使なんかじゃない、は主題歌~映画『チャーリーズ・エンジェル』感想

 正しくは『Don't call me angel』=「天使と呼ばないで」ですが、年齢的につい「天使なんかじゃない」と訳してしまったのです。映画の内容とはまったく無関係なのは言うまでもありません。。。→タイトル
 前シリーズのキャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リュー版『チャーリーズ・エンジェル』が好きだったので、新しくリブートされる、という話を聞いたときは「えー…」という感想でした。正直今回は観ないかも…とも。ただ前述した主題歌(といっていいのかちょっと疑問なのですが…、テーマソング?)の『Don't call me angel』がかなり好みだったし『アラジン』を観て「ナオミ・スコットかわいーなー」と思っていたので、「よし観にいこ」と。話がどうあれ、大暴れする女子たちを観ればストレス解消になるだろうな、という期待もありました。とはいえ冒頭で、今までのエンジェルたちが出てきたのは(画像のみですが)嬉しかったなー。まあ黒幕が明らかになるとこのシーンも切ないものになってしまうのですが…。
 いやー、確かに女子たち頑張りました。欲を言えばエレーナ(ナオミ・スコット)にももっと暴れてほしかったですが、新人、というか事件に巻き込まれてしまった立場の非エンジェルというキャラクターなので仕方ないか。前作までは、エンジェル3人がチームとしてすでに成り立っている上でのストーリーでしたが、今回は新しいエンジェルのチームが作られていく中での話、というのが新鮮でした。ラストで新しいエンジェルになると決めたエレーナの決断には「そんな簡単に決めていいんかい!?結構大きな決断よ??」と突っ込みたくもなりましたが。今後この3人でまた続編が作られていくとすると、それぞれの過去が明らかになっていくんだろうなー。エレーナに関しては今回でエンジェルになった経緯は明らかなわけですが、サビーナ(クリステン・スチュワート)、ジェーン(エラ・バリンスカ)の2人の過去も色々ありそう。匂わせ的なシーンもありましたし。キャラ的には、エレーナが前作までのキャメロン、サビーナがドリュー、ジェーンがルーシーのキャラを踏襲してるのかなー。悪役キャラにも前シリーズに出てたキャラクターに似ているキャラクターがいてジェーンと絡んでいたから多分合っているかと。前全体的にキャラクターが若返った、と思ったのは自分が年とったせいでしょうかね…。
 女子応援というか、アンチ男子的な映画ってことは承知の上で観ていたのですが、ラストシーンはちょっと笑ってしまいました。そこまで女子で固める?と思って。女子、女性を応援というのはいいと思うのですが、とにかく男性はアウト!としてしまうのもどうかなあ。今は体制を反対側に振り切ることが重要で、まず女性を優位にという方向に行くことが優先されているのだと思いますが、男性蔑視になってしまうとそれはそれで良くないですし。いずれ反動がきて今度は「女性ばかり優遇しすぎだ。もっと男性を優遇しろ!」という方向に動いてしまうかも…。女性と男性がどちらも同じくらい大事にされる世界が理想とは思いますが、なかなか難しいんだろうなあ…。とはいえ女子たちが男性を叩きのめしているシーンを観てスカっとしてしまうのは仕方ない、うん笑。

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