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在宅勤務の環境下でマイクロマネジメントされずに快適部下生活を送るコツ

この記事を見つけて「うわぁ…」となりつつ、自分がマネジメントしていたときのことも思い出し、単純に否定はできないなと微妙な気持ちになったので書きました。

前置き

「マイクロマネジメント」はたとえば、仕事のアウトプットだけじゃなくてプロセスを細かく把握したり指示したりしたがる、とかそういうことだと思っています。
転職先の会社で一時的にこういう状態になって結構きつくて、色々対策をして今は快適部下生活中。このときの対策が今の状況でも結構活きるんじゃないかなと思って公開してみます。

前職のときに期間は短いけどマネジメントの経験もして、その中にフルリモートのメンバーもいたので、その課題感とかも活かしつつ、私なりの「部下としての」対応策。

テレワークの場合の評価指標なんてアウトプット以外にないだろ、と個人的には思うのですが、まぁそれだけだとねぇ…という会社の気持ちも分からんではないというか。。

ポイント1:自分がどういうスキルセットの人間かをマネージャーに理解してもらう

転職者の場合だけかもしれないですが、意外と上司は私のことを知らない。
自分が入社するときの面接担当者がそのまま上司なのであれば、過去の経歴や働き方、考え方などを把握してくれているけど、異動になって新しい上司になったりすると、双方の理解不足が発生する。
(ちなみに7月に組織改編によって新しく上司になった人は私のことを20代だと思っていたらしい。ありがたい。)

この相互理解がないままにコミュニケーションをとると、上司側はどこまで説明や指示をすればいいか不安になってしまって、マイクロマネジメントへと進んでいくのではと思っている。

どんなことを理解してもらえばいいか?
もう一度面接をするくらいのレベルで情報を知ってもらうのが理想ではあるけど、お互い時間は有限。
私の場合は直接話す時間を短くしたかったので、事前に上司の経歴とか考え方を他の人から聞いておいて、上司を安心させるための情報をかいつまんで伝えた。

1.私は30代半ばである(デモグラフィック属性)
2.営業、営業事務、WEB担当の経験がある(スキルセット)
3.10人規模のチームのマネジメント経験がある(スキルセット)
4.マネジメントのときに気を付けていたことなど(マインドセット)

(解説)
1.社会人経験そこそこあるから安心してねの意味
2.スペシャリストじゃなくてジェネラリスト寄りです
   営業とのコミュニケーションは割と大丈夫です、の意味
3.予算管理とかもやってたのでお金まわり大丈夫ですの意味
4.暗に「こういうマネジメントは好みません」の意味

ポイント2:タスクがやってきた瞬間に締め切りを確認する

「こんなものは在宅でなくてもやれ」「仕事を振る側が設定すべきだ」という意見は当然なんですけど。
在宅勤務だからこそ意識してやった方がいいなと強く思っているのと、ポイント3に続くのであえて書いてます。

新しいタスクは日々やってきて、そのどれも「急ぎです」っていう顔をしているんだけど、背景を確認したり、なぜ必要なのかを確認したりすると、本当に急ぎなものとそうでないものが区別できる。なんだったらやらなくていいものもいたりするので、排除できる。
仕事はだいたい何かをやれば何かが生まれるものなので、背景を確認しておくとその先で発生するタスクを予測できるようになるという効果も。

タスクがあふれている場合は?
締め切りを確認して、「どう考えても終わらないな…」というときは、自分の手持ちタスクとその締め切りを上司に共有する。
交通整理(優先順付けて、割込みで対応するのか、タスクの締め切りを伸ばすのかとか)と、自分の今の業務を把握してもらうことができるので一石二鳥。
冒頭にも書いたけど、本来は普通にやってるべきことではありますが。

ポイント3:決めた締め切りは絶対守る(できれば早めに仕上げる)

当たり前のように聞こえるけど、「締め切りを確認して締め切り通りに仕上げる」というのが意外に当たり前ではないことに気づいた。
期限を確実に守るというだけで信頼が得られる。ただし、一度も遅れてはダメ。
可能であれば少し早めに仕上げられるとレビューしてもらって修正するまでが期日内にできるのでベスト。(金曜締め切りだったら水曜中くらいに仕上げて確認依頼を投げておく)

とはいえやってみてから間に合わないことに気づいた場合は?
もちろんこういうこともある。
こういう場合は間に合わないと思った時点で「無理です」と相談すればOK。
コツは、タスクがやってきた瞬間に取り掛かってしまうこと。そうすると何となく終わりそうかヤバそうかの判断がつくので、早めに「無理」の相談をすることができる。

ちなみに途中経過は報告しなくていいの?と思うかもしれないけど、
・締め切りを確認する
・締め切りまでに確実に仕上げる
・締め切りに間に合わないときは早めに相談する
というのを繰り返していると、途中経過を報告しなくても安心して任せてくれるようになった気がする。(私の環境の場合)

まとめ

この3つは私が平常時(昨年7~8月頃)にやったことだけど、これのおかげで劇的に働きやすくなったなぁと感じているし、これをやっていなかったら今のリモートワークで大変なストレスを感じていたと思う。

以上。
この世のマイクロマネジメントおよび監視文化が少しでも軽くなることを切に願っております。

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