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IT導入補助金2021がはじまります。

先日ホームページが更新されましたが、IT導入補助金2021がスタートします。https://www.it-hojo.jp/
今年のテーマカラーはブルーのようです。

公表されたスケジュール

実際には今日3月25日にIT導入支援事業者およびITツールの登録が始まり、4月7日(水)から5月14日(金)17:00まで一次交付申請となります。
スケジュール的には多少余裕があるように見えるので、去年みたいに2週間ごとに締切、なんてことはなさそうです。

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今年の特別枠は?

今年のIT導入補助金ですが、昨年同様補助率1/2の「通常枠」と「特別枠」がありますが、特別枠は補助率が2/3となりました。また『低感染リスク型ビジネス枠』として、「C類型」「D類型」の2つに分かれ、昨年とは異なった条件が課されます。

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『複数プロセスの非対面化や業務の更なる効率化を目的とした事業が対象』ということは、別に行われる『事業再構築補助金』のミニ版の性格を帯びていると考えていいでしょう。

昨年度との違いは?

細かいところは公募要領を読んでいただくか、4月初旬に説明会をやる予定なのでそちらを参照いただきたいのですが、公募要領を読んでいくと、
・昨年までできたことができなくなっている
・あいまいだったところが明確化されている

ことがわかります。

例えば昨年まで結構多かったと思われる、『既存で所有しているソフトの増設、オプションの追加、バージョンアップが禁止』となりました。(オプション追加は元々なかったですね)
要は目的がビジネスモデルの転換にあるわけなので、従前にやってきたことの延長線上のことは『自腹でやれ』ということなのでしょう。

また昨年もあった給与支給総額の増額ですが、未達の場合の罰則が明確になっています。どのようなパターンで変換を求められるかは公募要領を確認してください。「全額返せ」もあります。
通常枠公募要領
特別枠公募要領

通常枠と特別枠

今年度は昨年度からの継続といえるA・B類型と、「低感染リスク型ビジネス枠」と呼ばれる特別枠のC・D類型があります。

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C類型は、A・B類型で登録されたITツールのうち、「業務の非対面化を前提」とし「異なるプロセス間での情報共有や連携」を行うと規定されています。
異なるプロセス間で連携可能であれば導入するツールについて単一のものか複数を組み合わせるかは問われていません。

D類型はA・B類型で登録されITツールで、C類型の規定に加え「業務の非対面化およびクラウド対応されていることを前提」とし「複数のプロセスにおける遠隔地等での業務を可能とする
となっています。

特に「複数プロセスを非対面化することが可能とする」ということが強調されているため、建設業の場合「テレワークまたは職人等が直行直帰できる」ビジネスモデルにすることが前提となります。

とはいえ、現状(3/29時点)ではIT導入支援事業者としての登録はもちろん、ITツールもどの支援事業者も登録されていないため、どんなものが補助金利用できるかは4/5(月)前後にならないとわからないと思います。

補助金申請を考えている方が今すぐ取り組まなければならないこと

昨年からIT導入補助金の申請に「gBizID」というものが必要となっています。gBizIDは行政サービスの電子申請を一本化させることを目的に始まった制度ですが、感染症対策としての電子申請が急増しており、発行までの期間が大幅に伸びており、取得までに3週間以上、中には1か月かかった方もお見えです。
今回のIT導入補助金の1次公募の締切が5/14(金)ですが、ゴールデンウィークを挟むことを考えると、4/15頃までにgBIzIDの申請を行うことが必要となります。
gBIzIDは一度取得すればずっと使える仕組みなので、可能な限り早く申請を実施してください。

申請方法は簡単です。

・gBizIDのホームページにアクセス(https://gbiz-id.go.jp/top/)
・ページ中段のGビズIDを使い始める内のgBizIDプライム作成を選択

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・申請書作成に必要な情報を入力し、最下部の「申請書作成」をクリックすると申請書が作成されるのでプリントアウトします。

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印刷した書類に必要事項を追記し、「印鑑証明書」を添付し、gBizID事務局に郵送して下さい。
印鑑証明書は非対面で入手することもできます。(自治体によっては非対応の場合あり)

非対面での印鑑証明書・印鑑登録証明書の入手方法について

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