888%増益!? 2023年、これが日本企業の本気の実力
3月期決算企業の24年3月期第1四半期決算のハイライト
四半期決算が公表され、時価総額3000億円以上の企業の中で経常利益が前年同期と比べて2倍を超える大幅増益を達成した31社が注目を集めている。その中でのハイライトを以下にまとめた。
ANAホールディングス は増益率トップに躍り出た。主に国際線と国内線の需要増加によるもので、特に新型コロナウイルスの影響の軽減と共にレジャー需要が回復したことが大きな要因である。
中部電力 と大阪ガス は、燃料や原料の調達価格と販売単価のタイムラグが利益を押し上げた主な要因となっている。
横河電機 は新型コロナの影響が軽減し、製品の粗利益向上や円安効果が経常利益の増加に寄与している。
セガサミーホールディングス ではパチスロ機の売り上げが急増し、第1四半期の経常利益は通期計画の約4割に達している。
人の移動が再び増える中、JR西日本 や JR東日本、京急 などの鉄道会社や、サンリオ や オリエンタルランド などのテーマパーク関連企業、さらに 三越伊勢丹ホールディングス のような百貨店も大幅な増益を記録している。
半導体不足の解消の影響で、マツダ や SUBARU、ホンダ などの自動車関連企業も増益を達成。特に、トヨタの関連部品メーカーや小糸製作所などの部品メーカーもリストアップされており、円安の追い風を受けて業績が急伸している。
以上の結果を見ると、新型コロナ感染症の影響からの回復が明確になっており、特に移動やレジャー関連の業界が大きく伸びていることが伺える。また、自動車産業も回復の兆しを見せており、今後のさらなる成長が期待される。
今回の決算を受けて、これらの企業の株価や業績予想はさらに注目されることとなるだろう。特に、経常利益の増加が続く企業は、投資家からの注目度も高まる可能性がある。
ここから先は
¥ 200
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?