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姉の彼氏と会った話

姉の彼氏がご挨拶に来てくれた そのほろ酔いの気分のままこのノートを書く

はじめて 姉の彼氏とご対面した ご挨拶の内容としては 新年のご挨拶と結婚のご挨拶

わたしは兄弟とかいとことかそういった親族が姉しかいないので きっと最初で最後の そういうご挨拶の場だった わたし自身のは別の話!!!

わたしはやっぱり妹だから 能天気なふりをして 両側の緊張に気づかないふりをして、親と姉達の間を取り持つ人でいようと思っていた もちろんその役目を全うできたと思ってる

多少、父親が彼氏のために用意していた日本酒を飲んで 紛らわせたというのもあったけども

そんな中で思ったことをつらつら書く たぶん姉への愛情が漏れ出てしまったみたいな内容になると思うんだけどね

姉の彼氏
わたしは初めましてだったけど両親は一度だけ会ったことがある。彼が過労で倒れた時に 遠い実の両親に代わってお見舞いに行った時

思いもしないと思う おたがいに 初めましてが病室のベットだなんてね それはもう笑い話になったことだけど

それ以来初となる顔合わせが結婚しますというご挨拶で 緊張していたんだろうなって スーツ下のシャツは汗がすごかった 言わなかったけど

わたしと姉はそういう恋愛の話は一切しない いい意味でお互いに強く干渉しないというのがある しかし突き放されてきた記憶もないので いい愛情を頂いていた

一方で彼女を反面教師にしてきたこともある 彼女が怒られたところを見て、ここまでやると親は怒るんやなとか 判断材料にしたりもしたけどさ

まあ ふわふわした言い方だけど 5歳差というのを良くも悪くも、感じながらここまで生活してきた


わたしたちなりの 22年間

だからこそ彼女だけの生活というところに深く踏み入れることに緊張していたし ワクワクもしていた

そんな気持ちで挑んだけど、なんか終わってみたら幸せそうだったというその一言で終わってしまった 本当は沢山の言葉で形容したかったんだけど ただ幸せそうだった

想像していた通り、彼氏さんは姉の尻に敷かれていた 姉は強いと思っていた 正確に言うと強くなった 我が家のカーストでは間違いなくトップ

姉はその姿のまま彼氏さんとも上手くやっているようで わたしの知らない姉はそこにいなかった それがなんだかとても嬉しくなった

彼氏さんの趣味は車とかバイクとかの乗り物で うちの父親と同じだったけど 結局は世帯を持つとなると 車とかいう趣味には、一般的に思うようにお金を費やせないというのがある 何一つにしても安くはないから

それを諭す父親と わかっている姉 夢を捨てきれないけど 姉にゴリ押されて諦めかける彼氏さん

そんな人たちが集って酒を飲んでいる 車の話をしている この人たちはこれから家族になる なんだか愛おしいと思った

家族ぐるみで家族が増えるという感覚をそう味わえるものではないし、姉しか歳の近い親族がいないわたしに限っていえば、全くの他人だった人が家族になるという経験はこれが最初で最後で(このご時世そうじゃない可能性もあるけどさ!)

本当に2人で5年半一緒にいて、いろんな意味で強いお姉ちゃんだから離れてしまってもおかしくないのに それでも一緒にいようと決意したこととか

ずっと一緒にいようと思ってくれる人がいて良かったなという気持ち 不安だったからとかじゃないよ、貰ってもらえないとか思ったわけじゃないよ、

あと、わたしと同じで姉は結構ドライな人だから姉自身がそう思える人と一緒になれて良かったなとか

わたしの嫌いな、互いの信頼に甘えてよそ見するのを容認しあったり美しくなることを諦めたりするような怠惰なオンナじゃなくて良かったなとか

いろいろ考えてぐるぐるした上で あー嬉しいなと思った ほんとに

あー わたしもパートナーが欲しいな!以上!

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