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日中ツーリズムサミット2021レポート|全セッション・まとめ_地域観光デジタルの新未来

コロナ禍で危機に瀕している観光産業。再生を目指してNewデジタルを使って、活路を見出そうと日本各地で様々な取り組みが行われています。どんな未来を目指し、どんな取り組みが行われているのか。

今回CJTCは、「観光デジタルの新未来」をテーマに全国各地で取り組まれている具体的な事例を見える化することで、地域観光の新しい未来を実現することを目指して、日中ツーリズムサミット2021を開催しました。

この記事はサミットのフォーラムの部に登壇した方々のパネルディスカッションの様子や、危機にある観光産業の中でも前向きな取り組みを行なっている企業や団体を讃えるため設立された「地域観光デジタルChallenge大賞」に応募があった事例の紹介と、大賞発表会についてまとめたものです。

コロナ禍で生まれたNewデジタルで変わる観光産業に興味がある方に、ぜひ読んでいただきたいと思います。

【日本ツーリズムサミット2021・オンデマンド動画視聴について】
【視聴期限】 2022年1月31日(月)まで
【参加費】無料
<申込方法>━━━━━━━━━━━━
・ステップ1:JCD Event Platformアカウントを登録
https://jcd-ep.jp/member/register?user_type=1
※すでにご登録いただいている方は不要
・ステップ2:イベントページからお申込
https://jcd-ep.jp/search/detail/1133
※アカウントを登録しただけでは、イベントに参加することはできません。
※アカウント登録とイベントページからのお申込み両方が完了した場合のみ、視聴参加することができます。
※申込イベント管理ページより当該イベントの「入室」を選択
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○基調講演:地域観光デジタルの新未来

観光DXの課題として、手段であるはずのデジタル技術が目的化してしまっていることが挙げられます。デジタル技術はあくまでも手段であり、どんな施策を通じて、何を実現するのか?、目的を見失わないよう警鐘を鳴らしています。


○パネルセッション

セッション毎のテーマに沿った各登壇社による取り組み事例の紹介や、苦労話や裏話、今後の展望についても語っていただいています。

【1】地域価値を上げるNewデジタル

コロナ禍で生じた課題に対して、デジタル化に対応することで地域価値を上げる取り組みが行われている。

ツアーが中止になったことをきっかけに、「地域コンテンツ」と「バーチャルツアー」を掛け合わせて魅力ある情報を発信することで観光客誘致に繋げる仕掛けを実施する事例や、運送業界の人手不足や配達量の増加に対応すべく業務効率化を支援する動態管理システムを作成したり、3D都市をオープンデータ化することで都市全体の解析を進めてデータを集めたり、リアルな渋谷ではなくバーチャルな渋谷を作りオンライン体験のコンテンツを実施したり。

どの取り組みも共通してデータを蓄積して広く活用していきたいと考えています。

【2】ターゲットを呼び込むNewデジタル

富良野市と京都中央信用金庫の取り組みを実現させた、インタセクトコミュニケーションズのWeChatを軸とした施策が面白いです。

富良野市ではインバウンドによる経済効果は大きかったが、反面多くの課題も抱えていました。特に中国のお客様を迎えるにあたっての課題として、情報発信、2次交通の不便さ、決済方法などがあり、WeChat導入で全て解決できました。

京都中央信用金庫は地域の企業を支える支援事業として「越境EC」に取り組んでいましたがプラットフォーマーの意向もありなかなか上手くいかず、自分達で専用のECを作ることに。しかし信用金庫がECで販売することは法律上難しい。この課題解決にWeChatが役に立ちました。

【3】お金を循環させるNewデジタル

日本では金融インフラがきちんと整備され、現金決済がまだまだ大勢を占めていて生活に支障はありません。そんな中でキャッシュレスを推進する必要性はあるのでしょうか。キャッシュレスを推進した先にあるメリットとは。

○地域観光デジタルChallenge大賞発表会

『地域観光デジタルChallenge大賞』の最終選考に地域企業、団体など計9団体の進出が決定しました。最優秀賞受賞の5団体と最終選考まで残った4団体の紹介です。

「地域観光デジタルChallenge大賞」受賞5団体

【危機突破部門】琴平バス株式会社(全国)
【ユーザーフレンドリー部門】インタセクト・コミュニケーションズ(株)
【インバウンド部門】一般社団法人 中央日本総合観光機構
【地域貢献・SDGs部門】株式会社産経デジタル
【デジタルイノベーティブ部門】一般社団法人渋谷未来デザイン(渋谷区)

最終選考に残った9団体のその他の4団体

【有限会社 山城屋 】大女将秘伝の味噌を世界へ届けよう!       【株式会社ぬるぬる 】福島オンランツアー
【インタセクト・コミュニケーションズ㈱ 】中国向け越境ECモール
【一般社団法人諏訪観光協会】花火の町SUWA


自分だけではできないことも、同じ想いを持った人達と手を取り合うことで生まれてくるアイディア。コロナを克服した後のニューノーマルな時代が楽しみになる事例が多くありました。

コロナ禍で生じた逆境をデジタル技術を用いて克服するなど前例にないチャレンジをするマインドが醸成される良いきっかけの場、そしてNewデジタルで切り開く地域観光の明るい未来を見せてくれたサミット2021でした。

【日本ツーリズムサミット2021・オンデマンド動画視聴について】
【視聴期限】 2022年1月31日(月)まで
【参加費】無料
<申込方法>━━━━━━━━━━━━
・ステップ1:JCD Event Platformアカウントを登録
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※すでにご登録いただいている方は不要
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