衆院選現状観測(北海道)

7/4更新

凡例
◎ほぼ確実
〇有力
△激戦(優勢か)
▲激戦(劣勢か)
◇劣勢
✖選挙区当選は困難

選挙区予想

🔴北海道1区

◇ 船橋利実 (59) 比当 自民 麻生派
〇 道下大樹 (44) 小当 立憲 赤松系

 横路氏の地盤。前回、地盤を引き継いだ道下氏と一度下したことのある船橋氏の一騎打ちとなるでしょう。一区現象は北海道も例外ではなく、46回選挙では船橋氏が勝利しました。基本的には道下氏の優勢ですが、風の動きに注視しなくてはいけません。区域内の南区は自衛隊駐屯地があり、自民が優勢です。道下氏が確実に勝利するためには、自衛隊票の獲得が課題です。

🔴北海道2区

▲ 吉川貴盛 (69) 小当 自民 二階派
△ 松木謙公 (61) 元職 国民 小沢系

 松木氏は共産党の支援が得られれば、接戦に持ち込めるでしょう。独力では、前回同様に比例復活すら危うい情勢です。

🔴北海道3区

◇ 高木宏壽 (60) 元職 自民 二階派
〇 荒井聰  (74) 小当 立憲 菅系

 荒井氏の小選挙区制の戦績は4勝4敗ですが、小選挙区当選を逃した際は、いずれも野党分裂選挙であり、一騎打ちに持ち込めば当選確実と思われます。

🔴北海道4区

▲ 中村裕之 (59) 小当 自民 麻生派
△ 本多平直 (55) 比当 立憲 菅系

🔴北海道5区

△ 和田義明 (49) 小当 自民 細田派
▲ 池田真紀 (48) 比当 立憲
✖ 森山佳則 (53) 新人 幸福

 町村信孝氏の地盤。その後継、和田氏と野党統一候補の先駆け、池田氏の一騎打ちです。陸空自衛隊基地のある千歳市を中心に和田氏が優勢です。

🔴北海道6区

◎  佐々木隆博 (71) 小当 立憲 赤松系

 前回、自民党候補として出馬した今津氏は政界を引退しました。後継は次男・今津寛介氏が有力候補でしょうか。

🔴北海道7区

〇  伊東良孝 (71) 小当 自民 二階派
◇ 篠田奈保子 (48) 新人 立憲

🔴北海道8区

◇ 前田一男 (56) 元職 自民 細田派
〇 逢坂誠二 (61) 小当 立憲 赤松系

 接戦になることも少なからずありませんが、2012年以外は民主系政党が制している選挙区です。概ね、日本海側は与党優勢、太平洋側は野党優勢の傾向があります。

🔴北海道9区

△ 堀井学  (48) 小当 自民 細田派
▲ 山岡達丸 (41) 比当 国民 小沢系

 国民所属の山岡氏が次期衆院選において立憲からの出馬の可能性を示唆しました。

🔴北海道10区

△ 稲津久   (62) 小当 公明
▲ 神谷裕   (52) 比当 立憲

🔴北海道11区

◇ 中川郁子 (61) 元職 自民 二階派
〇 石川香織 (36) 小当 立憲

 公民権が停止していた石川知裕氏は復帰するんでしょうか。
 中川氏ですが、鈴木宗男氏に11区出馬要請(後に撤回)していたように、本人にやる気が欠けるようであれば、勝ち抜くのは難しいでしょう。完全に余談ですが、鈴木貴子氏を7区支部長にという声が自民党内であるようですが、11区の方が丸く収まりそうな気がします。

🔴北海道12区

◎ 武部新  (60) 小当 自民 二階派

 前回挑んだ水上美華氏は立憲民主党公認で札幌市議選に出馬、当選しています。

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予想まとめ

・選挙区当選
1 道下大樹  小当 立憲 赤松系
2 松木謙公  元職 国民 小沢系
3 荒井聰   小当 立憲 菅系
4 本多平直  比当 立憲 菅系
5 和田義明  小当 自民 細田派
6 佐々木隆博 小当 立憲 赤松系
7 伊東良孝  小当 自民 二階派
8 逢坂誠二  小当 立憲 赤松系
9 堀井学   小当 自民 細田派
10 稲津久   小当 公明
11 石川香織  小当 立憲
12 武部新   小当 自民 二階派

・比例当選
1 渡辺孝一  比単 自民1 岸田派
2 神谷裕   比当 立憲1     北海道10区
3 鈴木貴子  比単 自民2 竹下派
4 佐藤英道  比単 公明1
5 池田真紀  比当 立憲2     北海道5区
6 堀井学   小当 自民3 細田派 北海道9区
7 畠山和也  元職 共産1
8 山岡達丸  比当 国民1 小沢系

・増減
自民 9→6 (小6→3,比3→3)
公明 2→2 (小1→1,比1→1)
立憲 8→7 (小5→5,比3→2)
国民 1→2 (小0→1,比1→1)
共産 0→1 (小0→0,比0→1)

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