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「マンチェスターシティと、日本人の誇り」

僕は日本人だ。

そして、イギリスにあるマンチェスターという都市が大好きだ。

仕事を辞めて、住んだ事もある。

今でも毎日そこに行く夢を見るぐらい好きだ。

しかし東京とマンチェスターは離れている。とてもとても。

飛行機で早くても約12時間。

トランジットなしでは行けないし、どんな超人でも疲労感を感じずにこの距離を旅する事は不可能だろう。

サッカー選手は神のように見えるが、彼らの身体は僕とそんなに変わらない。

ハーランドの身長は194cmあるが、僕との身長差はたったの20cm。

肺の機能や脳の構造も、おそらくそんなに違いない。

彼はマンチェスターから世界に旋風を起こす、バロンドール最有力で億万長者の23歳。

身長が200mあったほうが本当は納得感がある が、世界はそんな風にできていない。

つまり彼もマンチェスターから日本に来るのは疲れるのだ。

6,000マイルの距離を超えてはるばる極東の島国に彼らが来てくれた。

そして最高峰のパフォーマンスを見せてくれた事は奇跡だと思う。

そして東京に住みながら、それを目の当たりにできるのは本当に幸せな事だ。

個人的にも、僕が一緒にエティハドスタジアムで観戦した事がある女性がリポーターをしていた光景を見て信じられない幸福感もあった。

りいちとあやてん

こんな幸せな時間を提供してくれた、マンチェスターシティに最大限のリスペクトを送りたい。

しかし今、

僕の関心は、実はそっちにあまりない。

横浜F・マリノスの応援が素晴らしかったからだ。

詳しくはTwitterでゴール裏の様子をアップしているので見て欲しいがとにかく素晴らしかった。

もちろん常識ある日本人だ。

上記のようなリスペクトは、マリノスファンも抱えながら観戦した事だろう。

フレンドリーマッチという性質上そこまで熱くなる事には、そこまで意味がないのかもしれない。

しかし僕は、世界王者に、世界に日本人である事の誇りを見せたい人たちの意志をその応援から感じ取れた。

特に後半の最後の5分間のスタジアム全体をジャックするような迫力ある応援で、スタジアムにいた人はみんな僕のこの感動にも納得しても貰えると思う。

とにかく素晴らしかった。

僕は1人のシティファンとしてもこの試合を観戦した。

しかし試合後の感想は、

「日本人でよかった!」

である。

もちろんマリノスの事は知っていた。

小学生の時には試合を見に行き、川口能活のサインを貰った事もある。

しかし2023年現在、興味を持てるものは無数にある。

海外サッカーや、大好きな映画・音楽を追いかけていると、マリノスのサポーターカルチャーの現在地について知る機会がなかった。

2023年7月23日

僕は新国立競技場で、マンチェスターシティvs横浜F・マリノスを観戦しに行った。

そこで、日本にもサポーターカルチャーが根付いている事を目撃した。

これからは一緒に彼らとこの文化を楽しんでいけたらと嬉しく思う。

日産スタジアムに僕が行った時には是非、よろしくお願いします。