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行政と民間との間に横たわるもの vol.1

これはシリーズにしないといけないくらい書くことがある、もとい書くことがまとまっていないので、とりあえずvol.1。

それは壁、谷、溝、もしくは…

人と人、物と物などを区切る"ナニカ"を表現する言葉な様々です。
「あの人との間には壁を感じる」とかよく言うじゃないですか。
今回は、行政と民間事業者との間にある"ナニカ"についてのお話。

さて、行政と民間事業者との関係や関わり方を表現する言葉も、過去に色々生み出されてきました。
「協働」や「共創」なんていうカッコいい言葉から「官民連携」というイメージの付きやすい言葉まで。聞いたことありますね。

その言葉からは何もネガティブな響きはありません。「一緒にやろう」「共に創ろう」という前向きなニュアンス一色です。
かくいう僕も日々の仕事でよく使います。確か今担当している仕事(馬の関係のヤツかな)でも、事務事業概要とかその辺りに書いたような気がします。

ただ、「官民連携」って言葉はとても使いやすいし聞こえもいいけど、役所的には謳うだけで「何か新しいことやってる感」を感じやすく、「専門知識のある事業者に委託して何か事業するのね」くらいで、その中身について委託以上の意味を持たせることが少ないように思ってます。

僕がこの「官民連携」をテーマとして「官と民の間にある"ナニカ"」について、ずっとモヤモヤしたものを感じていました。


「行政と民間はそりゃ違うでしょ」という考え方はあるけれど

結論から言えば、僕は官民の間にあるものは「文化」であり「言語」であると考えています。
そして、その言語の違いを認めた上で、これからの行政には(民間にも?)その言語の壁を越えるための「通訳」的な役割が必要になるのだと思っています。

行政と民間は、その立場や成り立ち、行動原理などが大きく異なります。明快な例としては「行政は公益を目的として、民間は利潤を目的としている」とかが良く言われるでしょうか。個人の立場で言えば「公務員はクビにならない」とかもそうですね。

確かに、上の例を始め、行政と民間で異なることは多いと思いますが、個人的に「まぁ違うから分かり合えないよね」で済ませる、または「(お互い)あいつらはさぁ…」と愚痴を言う時代は終わった(正しくは終わらせるべき)と思っています。

より具体的に言えば、僕がこれまでよく耳にしてきた「全然こっちの思ってたのと違うことやっててさー」という公務員の発言や「行政ってなんでこうなんですかね(呆れ顔」みたいな民間事業者の発言をどうやったらなくしていけるか、ということを考えています。

続く…



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