旅行雑記+なにか

父が帰ってきた。
こういう書き出しをすると「複雑な家庭なのかな」と思われかねないので補足をしておくが、父は中国へと単身赴任をしておりコロナのせいで本当なら帰れるタイミングで帰れなかったりしていたのだ。それが今年の11月に帰ってきた。
もう少し「お〜〜!!!」となるかと思っていたが、あまりにもヌルっと再会した。一年ぐらい会っていなかったというのに。
やはり中国に行く前ほぼ毎日会っていた顔だからか特に新鮮味なんてものも無く、翌日には馴染んでいた。


父は家族というものが多分好きで、家族サービスには事欠かない。父の母(自分から見たおばあちゃん)には若い頃迷惑をかけてしまっているらしく、中国からも「おばあちゃんの家に行ってあげて」みたいな旨のLINEが送られてきたり、おばあちゃんをウチに呼んできてBBQをしてあげたりと今出来るなりの親孝行をしている。それを見てきている自分に同じことが出来るのかと少しプレッシャーを感じるくらいには。
そして予定や計画にはうるさい。ズレると不機嫌になる。
その一環(?)と言うべきか帰国するしばらく前から今回の一時帰国の際の旅行の計画を立てていた。場所は北海道だ。確か9月ぐらいだったと記憶しているのだが、その時友達と旅行をする2日ぐらい前で、友達との旅行より11月の旅行計画の方が綿密な内容で笑ってしまっていた気がする。
北海道は幼少期の頃少し住んでいたし、食への憧れというかぼんやりと"素敵な場所"というイメージがある為、楽しみではあった。


旅程などをちょこっと記載しながら書き進めていこうかなと思う。函館〜札幌を巡る旅だった。幼い頃行ったことあるのかもしれないが昔の函館の記憶はほぼない。一方札幌は昔住んでいたし、ビデオで何度か昔の映像を見たことがあるしぼんやりと記憶はある。毎回北海道に行くと札幌に行くので、少し烏滸がましいかもしれないが馴染みの街だ。





前日まで先述したおばあちゃんの家に泊まっていて、翌日に北海道へ旅立つんだという実感が全くなかった。
それは翌日になってもそうで父との再会の如くヌルっと旅行がスタートした。ただ朝が魔神的に早く(※凄く、という月並みな表現を避けて奇を衒った表現にした。凄く、の意。)早起きの得意でない自分には酷くこたえたのは強く印象に残っている。魔神的に早かったため余裕があって到着出来るという話であったが、事故かなにかで来るはずの電車が運休していて一分一秒を争う展開になっていた。
当然朝ごはんはチェックイン前には購入出来ず、フライトの少し前にカツサンドを買ってそれをジャブ飯(※ボクシングなどにおけるジャブ≒軽い 飯 本気ご飯ではないものの意)とした。


飛行機はなんだか狭く感じた。
飛行機のグレードはいつも通りエコノミーだった。
自分の身体が図らずもデカくなったのか久しぶりに乗ったからかはたまた本当にいつもより狭いのか。「すいません、狭いんですけど」なんて言えるわけもないし言ったところで何も変わらないので狭みを感じながら飛行機に乗っていた。


函館に着いてレンタカーを借りて昼飯を食べに行った。空港で買ったソフトクリームとコーンとの癒着が小さく、スプーンで掬ったらあの塊がボトッとジャンバーに落ちたのは悲しかったが味は間違いなかった。
新しいところ、普段行かないところに行くとポケモンGOやりたくなる病が発現するのだが例に漏れず道中はポケモンGOをやって過ごした。

いくらが好きなのでいくら丼を食べようと思っていたがやっぱり高いなあ。今年は赤潮のせいでウニもいくらも全くダメらしい。事前情報を仕入れてはいたもののやはり現地に行くとそれを実感した。結局食べたんだけど。


夜景を見に行く予定だったのだが全然時間があったので函館の競馬場へと赴いた。ウマ娘の影響で自分や弟が本当の馬へと興味を持ち始め、せっかくだから競馬場に行ってみようということになった。幼い頃小倉競馬場に行った記憶があるが多分それ以来行ってない。久しぶりの競馬場だ。

何レースか静観していた。本当に見たいレースはレースは阪神11Rマイルチャンピオンシップである。グランアレグリアの引退試合。今の競馬界なら最強クラスといって間違いない馬だ。
グランアレグリア単勝で買って見事に当たったが強引に3連複を当てに行こうとしてしくじってしまった。なんやねん。ダノンザキッドって。
父親は馬連だか馬単だかとワイドを買って5000円ずつぶち込んでいた。見事に勝ってプラス15000円ぐらいで終わったんじゃなかろうか。流石父親。競馬が上手い。



その後は先述通り函館山に行った。いくら(※さっきのいくらとは別物。今回は値段の方の"幾ら"を指す。)だか忘れたけど〇〇ドルの夜景というやつらしい。
夜景って、いや景色って綺麗だなと思った。今までに一番感動したのはグランドキャニオンなのは揺るがなかったが夜景も中々のものだった。ただ結構待ち時間長いし何しろ人も多い。もう少し穴場ならとても良かったのになと思ってしまった。


後は宿についてご飯を食べたりなどした。ホテルについてる普通のやつ。
父親が風呂に入った時使ったカミソリで自分の耳を傷つけてなんか血まみれになっていた。耳を切ると血が止まらないことは昔からの当たり前らしい。それでも風呂に入ることをやめていなかったし、風呂から出てビールを飲んでいたし理解し難くはあったのだが。
旅館の前がツルハドラッグだった為比較的早い段階でキズパワーパッドを手に入れてなんとかなっていた、と思いきや思ったより血の量が多くて1枚目はすぐダメにしていたけど。

寝る前に北海道限定だか冬限定だかの"冬物語"というビールを飲んだが、いつも飲んでいるものと比べて結構苦くて自分には合わないと思ってちょっと捨てた。排水溝の生物達よ、アルコールを摂取して元気になるんだぞ。


2日目はかなりのロングゲーム(※文字通り長くかかる戦いということ。長旅って言うのもなあと思って書いた次第である。)だった。車を使った大移動。函館→ニセコ→余市→小樽→札幌 のヤバ移動だ。
ニセコには高橋牧場という牧場がある。北海道に行った際はいつも訪れている。ただ何もない。もっと冬が進めばパウダースノーが降ってきてスキーヤー達大歓喜なのだが。
牧場ではジェラートを注文した。コーンとカップ、どうなさいますか。という生涯に渡って考え続けねばならない問いを店員さんから頂いた後(のち)少考して「…コーンで。」と言った。
これはコーンとジェラートの相性を考えて美味しいだろうなと思ったから決めた訳で、「カップとコーン同じ量乗せるならコーンまで食べられるコーンを選んだ方がお得じゃん。ゴミも出ないし。」と思った訳では無い。
カップの方を父母弟は選択していたのだが、明らかにカップの方が盛りが多い。カップに盛る時はバスキンロビンス(※サーティワンアイスクリームのこと。異端でありたい為に自分はこう呼んでいる。)で使うようなクリンッってしたアイテムを使って盛り付けていたが、ジェラートになったら急にヘラみたいなやつで盛り付けやがった。間髪入れずにツッコむことが出来たなら何が変わっていたかもしれないが結局チビ盛りになってしまった。
さっき「コーンはゴミが出ない」と言っていたが、ケチ臭い根性でコーンを選択して大失敗した"自分"というゴミが出た。そんな伏線回収はいらない。


余市ではランチをした。韻を踏んではいない。
柿崎商店という店があって贔屓にしていたのだが、やはり赤潮の影響か値段が上がっていた。特に顕著なのはウニ丼だ。いつもなら北海道産の美味しいウニ丼が2500円ぐらいで食べられるはずなのだがカナダ産やロシア産のウニを使っていて4000円ぐらいしていた。多分世界各地でも壊滅的な被害があるのだろうということが伺える。
やっぱりいくら丼は美味い。忘れもしない出来事なのだが、小学四年生の頃にこの店に行って「いくら丼、いくらトッピングで」という暴挙をおこなったことがある。いくら体がデカいからといって小学四年生ではそんなことに耐えられるはずもなく食べきれずにリバースした。今回はトッピングせずに美味しく頂いた。



次は小樽。運河とガラスの街。


小樽までは自分が運転したのだが、トイレに行きたすぎて駐車した瞬間トイレを探した。北一硝子という大有名ガラス店があり、そこでトイレを借りようとしたのだが和式であえなく断念した。
和式で出来ないことも無いのだが、体の大きさも相まって"やりきる"自信が無くすぐ近くのLeTAOの2階へとダッシュした。LeTAOで売ってるドゥーブルフロマージュの如くトイレまで綺麗だった。普段トイレを借りて何も買わずに帰らない人なのでいささか申し訳ない気持ちになったが、結局帰りの空港でドゥーブルフロマージュ買ったから。ごめんな。

小樽では六花亭でシュークリームを食べるのがいつものパターンだったのだが時間が遅く売り切れていた。マルセイバターサンドを買ったよ。

その後は北一硝子へ。液体を注ぐと模様が消えるグラスとか、倒しても起き上がる面白グラスとかがいっぱいあって楽しかった。祖父へのお土産にお酒用のコップを買った。自分用に新調しようかと考えていたがイマイチビビっと来るものが無くやめた。
小樽でバクオングのシルエットを見かけて興奮したし、クイタランなのかオノンドなのか分からないシルエットに頭を悩ませていた。捕まえに行けば良かったな。グラスの後悔ではなくどうでもいい後悔をしてしまっている。



札幌(すすきの)に着いた。いつもならかつて住んでいたマンションへ行って「あの部屋だよ」というのが恒例行事で、近くのパン屋さん(もうとっくに潰れている)のアンパンがとても美味しかった話を聞くのも恒例だったのだが今回はどうやら無いようだった。
ビジネスホテルに宿泊したのだが部屋は大きかったし浴槽と洗い場が分かれていたことに驚いた。普通この手のホテルは別れてないんですけども。

夕食は居酒屋に行った。だし巻き玉子にこれでもかというぐらいに毛ガニ(?)の身を振りかける贅沢な食べ物を食べて欲しかったらしくそこの店へ行った。店の名前はにほんいち。
まぁ良くなかった。別に忙しい訳でもないのに料理の出てくるスピードが信じられないぐらい遅いし、値段も結構"やって"る。本当はさっさと切り上げてラーメン屋さんに行きたかったのだが本当に遅くて切り上げることも出来なかった。
上に書いてある贅沢な食べ物はオプションでプラス50円を払うと軍艦(米と海苔だけのやつ)が頼める。それすら遅い。そして信じられないぐらい酸っぱい。室蘭焼きを最初に頼んだのだが45分ぐらいして焼きあがったらしい。嘘をつくんじゃないよ。
会計の際お通しが出てきてないのに4人分のお通しの値段が書いてあったのはビックリした。普段大抵のことには目を瞑り、"仏の用心boy"と称された俺も「…え?」となるぐらいだった。Google見てもそんなこと書いてなかったんだけど、あれはなんだったんだろう。

その後大有名ラーメン店すみれ へ向かった。さすが人気店。混んでいる。本当ならチャーハンまで食えたんだが売り切れのため違うご飯を選択せざるを得なかった。店内には数多くの芸能人のサインが所狭しと並んでいる。
テーブル席に案内されたのだがそこの壁に飾ってあったサインが「ラグビー芸人 ひろし(名前は忘れた)」だった。知らないよアンタ。4人とも全く聞いたことない様子だったし、俺でもサイン出来るのでは無いかと考えた。
サインの飾ってあるお店に行くと思うのだが「このサイン、どっちが言い出したの?」ということである。(番組ロケなどは除く。)お店側が「あ、〇〇さんですよね。サインお願い出来ますか?」と言うのか芸能人側が「〇〇です。サイン書きましょうか?」と言うのか。
前者ならオーラがあってすげえなとかお忍びで来てもバレるんだなとか思うのだが後者ならかなりダサい。もしこのnoteが大ヒットして軽く有名になったとしても「noterの用心です。サイン書きましょか?」とは言わないようにしたいと思う。

すみれを食べ終わったあとは別行動をした。なんでも札幌には食事や飲み会をしたあとラーメンでシメるのではなくパフェでシメるらしい。その話を聞いていた自分は絶対に飯の後パフェを食べるぞ、と決めていた。
他3人は引いていたが。
もちろんパフェを食べたいなという気持ちもあったのだが、自分には別の目的もあった。札幌の雀荘に行くことだ。チェーン店でない雀荘には地方独特のルールがあったりして面白いのだ。
家族で行った手前「じゃ、雀荘行って戦ってくるわw」ということも出来ないのでパフェを食べるという本音&建前の理由で別行動を取った。
結果は麻雀パフェ共に撃沈。
雀荘は客が居ないしパフェは材料が切れて閉まっていた。23時を回っていて新しいところに行くのは、と思ったためそのままホテルへと戻りYouTubeなどを見て寝た。



 

2泊3日の最終日だ。かなり綿密に計画を練るタイプの父を紹介したと思うが、この日は本当にぼんやりとした予定しか無かったらしい。
朝ホテルのご飯を食べて昼は回転寿司屋に行く。んでレンタカー返して帰る。
めっちゃアバウト。何かやりたいことある?と聞かれて「馬を見に行きてえ」と言った。競馬場のビジョンではなく、牧場に。北海道は広大な土地ということもあってか牧場がめちゃくちゃ多い。牛も馬も。一時代を築いた競走馬達も北海道で余生を送っているやつはかなり多いし、実際に今育てている最中ってやつもいる。
結局ノーザンホースパークというとこに行くことにした。ノーザンファームと言えば競馬界に於いては大有名なとこだ。それの姉妹校的なポジだった気がする。まぁ関係はかなりある。




その前にまず佐藤水産という所に行った。道内の海鮮を中心に扱っており、加工品などにも明るい。
自分はここの鮭のルイベ漬けという食品が大好きで、全日本ご飯のお供グランプリの選考委員になることが出来たのなら他を食べずしてこいつを銀賞以上に設定することを決めているくらいだ。
ここのお店は試食が豊富で、鮭はもちろんいくらや筋子の試食まである。やもすればルイベ漬けもあるかなと思ったがそれは甘かった。いくらを3回ぐらい食べた。
「今買ったら帰りまで持たないんだよな、すまん。もちろん後で買うから。」って思いながら佐藤水産を後にした。


さて続いては期待のお寿司屋さんだ。
北海道の回転寿司屋さんは値段に対するクオリティ、いわゆるコストパフォーマンスが高い。やっぱりいい海が近くにあるのが理由なんだろうけど。
数ある選択肢の中我々はなごやか亭を選んだ。他の店はそこそこ東京にあってなごやか亭だけ唯一(当家族調べ)北海道にしか無かったからだ。人間、限定や特殊という言葉にとにかく弱い。




開店凸をしたがライバルが結構多かった。開店と同時にほぼほぼ満席という人気ぶり。流石人気回転寿司店。
着席してすぐ真だちを注文。東京では白子と言ったりするけど向こうでは真だちという。よくよく考えて精巣食ってると思うとヤバいけどこれは美味い。ただひとつも体にいい味がしない。ギルティ。罪の味。


朝飯遅かったし昼も早かったので軽く済ませた。今ならいっぱい食えるのになあ。



その後はノザホパ(※ノーザンホースパークのこと)へ。運転を任された。
3連休を挟んでいることもあってかそこそこ道が混んでいる。もっと快適に運転したかったのになあ。でもノザホパに近づけば近づくほど走る車も少なくなり、The田舎道と呼べる道になった。ノザホパまでの最後のバックストレート、右方向には馬が草を食んでいた。辺りは一面草。
東京じゃ絶対見れない光景に運転席でニッコリした。


ノザホパ着。車降りてすぐ馬がいた。元競走馬だったのかは定かではないが、スラッとしていたように思う。完全にウマ娘補正がかかっている気がするけど馬ってやっぱり可愛くて賢そうな動物だなあと思う。

本当に見た目もいいし整っている動物だなあと思うんだけど、歯の部分がどうしても勿体なく思う。ものを食べる時に歯がニュッってあらわれるのがちょっと悲しい。あれも愛嬌?だったらいいか。


しばらく歩くと厩舎があった。色んな馬がいてちょこちょこ触ったりもした。




しかし実は今回ノザホパに来たのはある馬がノザホパにいるという話を聞いたからだ。
それは"ウィンドインハーヘア"である。
この馬、どういう馬かというとかの有名なディープインパクトの母親なのである。ディープの説明をするとかなり長くなるので省略するがめちゃくちゃ強い馬だったのである。そのママなのだ。
凄っ。いや凄いわほんまに。

先程の厩舎に「ウインドイン… は2番にいます」みたいなことが書いてあったので行った。



ウインドインハーヘアは1991年生まれ。人間でいうと何歳なのかは知らないが普通に30年は生きている。だいぶおばあちゃん馬なのだ。おばあちゃん馬なのだが、他に2番にいた馬たちよりこころなしか威厳があるように思えた。これがディープの母親か…。と少し気圧されたような気もする。


ところでなのだがその2番の放牧地(?)には馬が5.6頭いてその中にポニーもいたのだ。
そのポニーの1匹であるプリンちゃん、こいつは非常に愛嬌が良く、柵のところまで近づくとこっちまで寄ってきてくれる可愛い子だ。しかも柵の周りを走ると一緒に併走してくれるんだよ。これがめちゃ可愛い。
餌を待っているだけな気もしないでもないが、動物に懐かれるというのはなんか嬉しい。普段自分のnoteには写真を載せることはあまりないのだが、プリンちゃんは可愛いので載せる。

画像1

可愛いなあ。会いたいよ。今。



ずっと見ていられるなあとも思ったが、一旦ここでお別れ。トイレ休憩がてら売店に立ち寄った。ノザホパ関連の馬のグッズが売っていて必ずここで何かを買おうと思っていた。小さい売店ながら色々売っていて迷った挙句グランアレグリアのマウスパッドを購入した。これは長く使えそうだ。

その後はノザホパ内のパークゴルフをプレイした。ゴルフをやるのは小学生ぶりぐらいだったけどスカることなくそこそこ上手くやれて家族内では2位だった。毎週土曜ゴルフを習いに行っている母親に勝ったのはデカい。本当にあの人は練習をしているのだろうか。



ノザホパを後にしてウトナイ湖に行って近くのパン屋さんにあるメロンパンを食べたが、それ以上でもそれ以下でもないのでここに記しておくのみとする。




最終日なのでレンタカーを返しに行った。ウトナイ湖からの距離がどれだけあったかは覚えていないが2ケタキロは間違いなくあった。
弟の運転で行ったが、まだ彼の運転は恐ろしい。もちろん免許取って1ヶ月も経っていないので当然だし乗らなきゃやっぱ上手くならないから仕方ないのだが、旅行に来てレンタカーで事故死なんてことは避けたいものだ。祈りが届いたのか今俺はこのnoteを書けている訳だが。

無事に返却して空港に着いた。自分は旅行自体もとても好きなのだが、お土産を選んでいる時間もかなり好きなのだ。人にあったお土産を選んでいるその瞬間が結構好きで結構時間も長めに取りたい人なのである。
しかも今回は北海道。牛乳を使った製品や海鮮などなど。美味しいお土産は充実しているに違いない。ここで俺のおみやゲームメイク能力が試される。


まずは皆に渡せるように簡単なお菓子を用意。白い恋人を買った。たまに所謂"ばら撒き"用のお菓子に手を抜いて変なクッキーをちょっと買ってくるやつがいるが、自分に言わせれば大外道だ。有名なクッキーだったり行き先がディズニーとかだったら話は別だけど。ばら撒きって言葉があまり良くないけど、渡す人にリスペクトがないという訳では絶対ないことは明記しておきたい。その土地の名産とかを買うようにしているしね。
次はちょっと気になってる人にROYCEのチョコチップスを買った。これは恋的に気になっているってことではなくて純粋に人として仲良くなりたいなあと思った人に。つまらないものですが…ってやつ?
個人用のお土産だから言うなれば何をあげてしまってもいいんだけど少考後ROYCEのチョコチップスを選択。マルセイバターサンドも良いなと思ったんだけど、意外とレーズン嫌いな人いるよなと思ってやめ。事前に好み聞くのも変だしね。
ROYCE、知ってる人は知ってるけど… みたいなポジションが良い。いやもちろん有名なんだけども。好評だったらしく結構嬉しかった。


次は自分用のお土産2発。
まず1個目、佐藤水産の鮭のルイベ漬け。ちゃんと宣言通り空港で買ったし、ルイベ漬けへの愛はここまで読んでくれた読者の人たちにはなんとなく伝わっていると思っている。空港限定でいくら増量verもあった。限定という言葉に弱いというのも先ほどした話だ。いくらも好きだしこちらを選択。なんとなくでたこわさびも購入したのだがこれも正解だった。たこわさ童貞(※初体験である様を表現する時に自分がよく使う表現。処女に比べて言葉とのくっつき具合が心地よいように感じるので〇〇童貞、としている。)の弟も美味しいと言って食べていた。
2個目。花畑牧場の生キャラメル。
恥ずかしい話、こんだけ北海道フリークぶっているのに生キャラメルを食べたことがなかった。もちろん存在は知っていたし、その人気ぶりも知っている。タイミングに恵まれず、と言うべきか結局食べてこなかった。そこそこ自由に使えるお金があると「お、これいってみっか」みたいな冒険買いをすることが出来て楽しい。





まだ時間があった。荷物を預けて身軽なまま味噌ラーメンを食べに行った。空港内のラーメンストリートみたいなところで、自分はけやきのらーめんを食べた。味噌バターコーンラーメンというダイエッターが聞いたらひっくり返るようなラーメンが好きなのだが、その商品があったためこちらのお店にした。うん、まあ普通。もっと濃くても良くね?と思いながら食べていた。結局札幌で断念した狼スープならどんな感じなのかなと余計なことばかり考えてしまった。



旅の〆はソフトクリームだろう。旅の始まりにもソフトクリームを食べたから、ソフトクリームに始まりソフトクリームに終わるということだ。
贔屓にしていたよつば乳業(?)の店舗は営業時間を10分ほどオーバーしていて購入出来ず。
どうしようかと考えながら1分ほど歩いたところにあるきのとやに辿り着いた。なんでも新千歳空港内ソフトクリームランキング1位に輝いたこともある強豪らしい。
結構並ぶしレジ遅いしでかなり気持ちは落ちていたが、うめえソフトクリームが食べれるならと我慢した。
結果は大失敗。別に美味くねえよ、あれ。
牧場の牛乳感溢れるソフトクリームが美味しいと思っているし、実際にそっちの方が美味しいのでソフトクリーム〆には失敗した。あんまり旅に「これやっときゃ良かったな」ってのは無いけどソフトクリームは失敗したな。







ってな訳で怒涛の帰還。
結構始まった感が無い旅だったし、翌日からまた学校生活がスタートしてしまったので終わった感も無いふわふわした旅だった。
感想としては、「楽しかったけど子供の時みたいな楽しさがない」だった。もちろん楽しかったってことは書いておく。でも子供の頃ってもっとこう、「帰りたくない」とか「ずっとここにいたい」とか思っていたはずなんだけど今回それが無かった。当然成長しているからだと思うし考え方も変わってきているのは分かっているけど。
もう家族旅行という歳じゃなくなってきているのかなあ。
友達と旅行してる時はそれはバカみたいで楽しいんだよな。でもやっぱ家族と行った時とはまた別の楽しさ。

誰と一緒に行くかってのでそれぞれ1番ベストな楽しみ方を探るべきだと思うし、それが出来たら全部楽しめるよな。







自分の記事史上最長なんじゃあなかろうか。
今LINEグループでスノボ旅行に行く話が持ち上がっているから、その時にもこうやってnoteを書くことが出来たらいい
まずはしっかり年越さねーとな。













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