障害者就労継続支援A型事業所の制度的な欠陥

今日の給食、ポークプルコギです!

やっぱり、僕が勤めている就労継続支援A型事業所って、制度的な欠陥というか、無理があるようにしか思えません。

というのも、昨日でまた利用者の同僚さんがお一人、ご家庭の事情で退職されたのですが、色んな作業に入れる熟練の方だったので、後釜を補充する事ができなくて困っているのです。

利用者で入ってくる方は、僕も含めて様々な種類の障害や難病を抱えている人で、その人によって障害的な特性(向き不向き)があり、人が一人抜けたからと言って、後に誰でもいいから補充・・・という訳にいかないのです。また、長く勤めている方でも難易度の高い作業ができない方や、出勤率がなかなか向上できないまま定着してしまっている方もいます(持病があり、生活保護を受けながらA型事業所で働いている方など)

僕も精神障害者ですが、この障害の方は新しい職場に適応するのが難しく、休みがちになったりすぐ辞めてしまわれる方も多いです。

ですから、誰でもできる単純作業をできる人はすぐ集まるのですが、熟練している作業全体の流れを知っているリーダー的存在の利用者がなかなか育たない、育ったとしても最低賃金の時給の短時間雇用なので、優秀な方は一般就労に向けて卒業して行ってしまうんです。

結果、残るのは職歴の浅い人と、他の事業所で通用しないような「居座ってしまった人」、僕みたいな「かつては一般就労で働いていたけど身体をこわし、ステップアップを諦めた人」の3種類の人になります。

ですから、今の僕の職場は事業所長(障害福祉サービス管理者)と支援員さんもフルに一緒に作業をしていて、その次に作業的・精神的負担が僕みたいな「リーダー格の古株利用者」に重くかかってきます。

そんな中で、A型事業所は事業収入を上げる事を強く求められていて・・・かつて一般就労していた僕はそのコスト意識を強く感じていますが、みんなは呑気なものです。

一部の成功しているA型事業所を除いたら、全国どこも同じような感じだと思うのですが、これは制度の欠陥ではないでしょうか。我々障害者の甘えなんでしょうか。

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