ロビンソン/スピッツ 2020.8.17


41曲目はロビンソン。

何か言うべくもなく名曲なので、今回は特に曲について何か言ったりはしない。

どうやらnoteの連続更新100日目みたいなので、記念に自分の中で思い出深い曲を!ということで、自分の記憶の中で最も古い音楽を持ってきた。僕が人生で初めて聴いた音楽だと思っている。

この曲を初めて聴いたのは、なんだか変な話なんだけど、CDでもテレビでもなく、ゲームだった。しかも体験版。

今でこそゲーム浸りだが、なぜかかつてうちはゲームをさせてもらえない家庭だった。小学5年生の時お年玉(年始に労働があるのである意味バイト代)を貯めて、DSiを買った。これが僕にとって人生初のゲーム機になった。

DSiはゲーム機がインターネットに接続できるようになった初期のゲーム機だと思う。ゲーム売り場にある販促用の筐体や家庭のWiiなどに接続して、しょぼいブラウザやうごくメモ帳、ダウンロードストアなどに接続することができた。特にうごメモに人生狂わされた記憶のあるオタクは同世代に多いんじゃないか?

年に一度、お正月に仕事の手伝いをしてもらうお小遣いだけが収入の全てだった。そのお年玉で買う以外新しいゲームを手に入れる機会はなかったので、よく体験版をダウンロードしていたのだが、その中に大合奏バンドブラザーズというものがあった。体験版で遊べるのは1曲だけ。その1曲がロビンソンだったのだ。

すごくありふれた言い回しだけど、初めて聴いたときに衝撃を受けた。こんなものがあるのか!と思った。親に訊いたら家にアルバムがあった。マジかよ。それから毎晩タイマー機能をかけてスピッツを聴いて眠るようになった。

当時仲の良かった友達もスピッツを聴くようになって、映画化された『20世紀少年』の影響もあって彼はエレキギターをはじめた。うちも親に訊いたら実家にギターがあった。そんなわけでギターを手に取って10年ちょっと?わお。

ギターが弾けるようになって良かったこととか、スピッツを聴いていて良かったこととか、そういう実益みたいなものがあったわけではない。しかしまあ、なんらかの影響を受けて大きくなったよなあと思う。あの時はまった音楽がもし違うものだったら、人生だいぶ違ったかもね。

風が吹けば桶屋が儲かるような感じで、ゲーム機を買ったらギターを弾くようになった。いろんなよくわかんないことがあるね。人生そんなのばっかりだ。この先もなんかいろいろありそうだなあ。面白いやつで頼むよ。

働きたくないでござる