仮面ライダーエグゼイドマイティノベルXネタバレ感想 ※永夢・黎斗に偏っている

※過去書いた記事の再掲です。

仮面ライダーエグゼイド小説 マイティノベルXを読んだので感想を残しておきます
檀黎斗を好きになってしまったので黎斗に偏っている 自分用メモなので取り留めのないことしか書いてない・特にテーマ等はない
視聴範囲:エグゼイドTV版45話 2017年冬映画平ジェネ VシネマトリロジーゲンムVSレーザー
上記の範囲含み全編ネタバレ
どれも一回しか観てないので記憶違いがあるかもしれない








〇全般
エグゼイドはTV本編全話を一週間くらいで観て檀黎斗が好きになり、VシネマトリロジーゲンムVSレーザーを観て檀黎斗ロスに苦しみました。
小説はトリロジーより未来の話で完結編らしいという話を見ていたので、もう少し読むのは後にしようかなと思っていました。(これでエグゼイドが全て終わってしまったと考えると寂しいから)でもゲンレザ視聴後想像よりも黎斗ロスが酷かったのでさっさと小説を読みました。檀黎斗型に空いた心の穴は檀黎斗にしか埋められないのだ

ライダーの小説を読むのは初めてでしたが、小説としても読みやすく登場人物たちの様子が容易に映像で思い浮かんで、エグゼイド小説としてクオリティが高い!と思いました。最初のCRでみんな集合してるシーン、貴利矢さんのおちゃらけた振舞い、めちゃくちゃ頭に浮かぶ……なんなら劇伴も脳内再生余裕……。この話、映像でここ観たいよ!っていうポイントが多すぎて切に映像化希望です。特に最初のドクターたちが喋っているところとラストの皆が打ち上げしているところが観たい。自分がニコちゃんなら今すぐ東映に億を突っ込んでVシネマ化させていた……。
各々の一人称が読めるのも新鮮でした。皆の頭の中で考えていることが個性豊かで読んでいて楽しかったです。
ポッピーは一人称もそんな感じなんだな!?ってびっくりしたけど一人称でも優しさが溢れてて良かった……あのシーンはポッピーの一人称も相まって胸が苦しくなったよ…… 
飛彩先生パートは漢字が……漢字が多い!と思いました。前パートがポッピーだったから尚更面くらった でも考えてることがまさにドクター然かつ飛彩然としてていいなあと思いました。こういう理知的な考え方をする飛彩が勇者のライダーというギャップがいいですね。
大我の一人称はところどころなんか……何だ???と思いました と思ってたらニコちゃんが突っ込んでくれて安心した 大我が悪ぶってるころからこういう事は考えてたしニコにはお見通しだったのかな そう考えると面白いな
こいつらはいよいよ真アベックになるか?と思いながら読んでましたが、なんか……大我
がこの調子だったら……無理では……!!?という気が過ぎってしまった
大我は亡くなった人が帰ってくるまでとかそういう仲になるのは気が引けるとかじゃなくて、素であの感じなのか……?花家大我ァ!何故既に成人した西馬ニコがお前を振り回すのをやめないのか!何故好きなタイプ:素直な人で機嫌が悪くなったのか!それは……それはァーッ!!って言いたいよお 檀黎斗がその辺には突っ込んでこないタイプで命拾いしたな
櫻子さんパートは読んでいて胸がいっぱいになりました。櫻子さんの想いはいくらかでも黎斗に伝わってたんだよ、と思いたい。両親どちらも正宗みたいな性格だったら命を保存するという発想には至らなかった気がするし でもそうなると櫻子さんの愛情切欠で黎斗が人としての道をいよいよ踏み外してしまったんだな 切ない……
息子を案じながら亡くなってしまった櫻子さんには現在の黎斗の姿を……現在の黎……ポッピーを庇っている時辺りの黎斗の様子を抜粋して見せてあげたいなと思いました。親に見せても問題なさそうな場面が数える程しかない……。

エグゼイドは本編中も多くのゲームを題材にして楽しませてくれましたが、今回もノベルの媒体を活かしたゲームで良かったです。ノベルゲーはよくやるので楽しく読み進められましたが、じわじわ心が躍らない……進めるのがこわい……という気持ちになりました。貴利矢さんの言っていること、すごくよくわかる。<はい><いいえ><その他>っていう選択肢がこんなにも怖く感じるとは……。
永夢にとってあまりにも辛いことが判明したけど、CRの仲間たちが本気で永夢のことを案じてくれているのが良かった。大我のくだりでちょっと泣いてしまった。
本編でも18歳から勉強してドクターになったってすごいなって思ったんですが、その間にあんな事があったって考えると辛い 大我の言葉が無意識のうちに永夢の心に残っていてずっと永夢の支えになっていたって思いたい あれは所詮ゲームでその中で起きたことは実際の人生には関係ない?神(黎斗)の作ったゲームじゃないですか……神なら奇跡も起こしてくれるんじゃないですか……。


〇永夢と黎斗
エグゼイドを観始める時、宝生永夢という主人公と宝生永夢ゥ!って言う人がいるんだよな……という偏った知識だけ持って観始めました
その頃の自分にお前はこの二人の関係性を拗らせた上に小説版まで追いかけて大往生するぞと教えてやりたい

エグゼイドTV版を観終わった後、以下のような感慨を抱きました。

・黎斗と永夢の間には色々あったが、クロノスのポーズを攻略する戦略を練っている二人は楽しそうだった。31話で共闘する時も胸が熱くなった。二人にはずっと天才ゲームクリエイターと天才ゲーマーとして戦い続けて欲しい。でも黎斗は楽しむなんて許されないくらい凶行を重ねてしまったし、永夢は医者の仕事が忙しいし最終的にゲームが好きなのかどうかもわからなくなってしまった。楽しくゲームで遊ぶ二人なんてもう永遠に観れないかもしれない。つらい

そんなことを考えているうちにゲンレザで黎斗のライフがゼロになって退場してしまったので、黎斗と永夢が戦うことはもう……という気持ちになっていました
小説版表紙にはゲンムがいるけど、ゲームマスターとしてちょこっと出るくらいかな?と考えていました。黎斗の話はゲンレザで完結した感があったので

黎斗の一人称が出てきたとき、一人称の喋り方は落ち着いてるんだなとしみじみしてたけど段々ヒートアップして…ゥ!…ァ!の語気になってきたとき黎斗じゃねーか!と思ってしまいダメだった 
でも全体的に黎斗の考えてることってこうなんだな、というのがわかって良かった 
黎斗は一般的な人とはずれた価値観を持っていて、それが原因で行きつくところまで行きついてしまった感があるけど、本人の中では秩序だった思考になってるんだな……という風に感じました
あと黎斗は頭がいいという設定だけど、一人称が本当に頭のいい人の話し方っぽくて、黎斗は頭がいいな……と思いました(頭の悪い感想)
永夢の一人称は想像よりも砕けていたというか、TV版(最初のころ)の印象よりはやや辛辣な感じがした。大ニコ頭おかしいヒューとか思ってたら永夢も頭がおかしい(地の文)って言ってて笑いました。永夢先生オブラートオブラート!!
小説を読んで、心が水晶のように透き通っているってそういうことかよ…………と項垂れました 時々黎斗ってセーラームーンみたいな言い回しするよなとか思ってたあの頃にはもう戻れない
ゼロデイ付近のことは檀黎斗と檀正宗の証言だけで説明が終わってたので、この二人の言うことをどこまで信じていいんだ?とは思っていたけどそんな……あれやこれやあり過ぎだろ
22話で黎斗が言ってたゼロデイのことと食い違ってるけど、この真実って話せば永夢のゲーム病進行待ったなしだったよね 黎斗は何を思ってあの証言をしたんだ いや小説での設定がいつ頃出来たものかはわからないけど……
永夢の辛い事情がいっぱい判明したけど、それでも希望を抱ける前向きな展開で良かったです。ハイパームテキは本編でも小説でも最強のままだったけど、でも永夢にとっては数あるフォームのうちの一つという扱いをしている感じがしました。それが永夢にとってはこれからいくらでも歩ける道がある、って感じがして良かったな~

永夢と黎斗の関わりについてはあまり期待しないまま読んだので、ゲームが届く時のその時神様が願いを聞き届けたように…… みたいな文だけでアッ……これだけでもう充分……ありがとうございます……みたいな気持ちに浸ってたんですがそれどころじゃなかった
 読み進めたら火星ぶつけられるくらいの衝撃で繰り返し殴られた
永夢が黎斗に対して考えてることが思った以上に懐深かった 永夢には患者を治すドクターとして黎斗の相手してくれないかなとか考えてたんですが、想像以上をいかれたというか…… 永夢先生、黎斗を笑顔にすることを考えてたの?マジで?黎斗はいつも笑ってて楽しそうだなってこっちはずっと思ってたのに……(バカ)(鈍感) 少なくともエムゥ!君は天才だな!とか言ってるときは本当の笑顔だと思ってたよ あとこの人に罪を償わせるのは無理だって永夢が悟ってたことにちょっと笑いました 医者が匙を投げる案件だよ そういう結論に至った時点で黎斗は見限られるだろうと思ってたけど、永夢はずっと付き合ってくれるって決めてくれたみたいでもう……
永夢が生涯をかけて黎斗とゲームで戦ってくれるって、そりゃ黎斗にとってはいいだろうけど永夢にとってはどうなん……疲れないか……?と思ったけど、今回の話を通してドクターを志す前、ファンレターを出すくらい幻夢のゲームが好きだった気持ちを思い出したのかなと思いました
永夢のかつての願い、ゲームで一緒に遊ぶ友達が欲しいという願いが紆余曲折を経て叶ったのかな それはパラドがもういるじゃんって話だけど、本編を経てパラドは永夢の弟か子供のような存在に見えたので、ライバル?敵?みたいな思いきりやりあえる相手としての黎斗がいて、どこか嬉しいという感情があってくれたらいいな
黎斗の方も、現代医療に対する絶望しか無かったところからどちらに転ぶか試す……方面に変化が生まれてたね 他人に対して信じるか信じないかみたいな選択肢が生まれたのがすごい変化だなと思いました 本編・トリロジー通したドクターとバグスターたちみんなの奔走があったからこういう変化が起きたんだろうな 櫻子さんパートと合わせると感無量だ
ゲンレザの時点でここまでの凶行に及んだにも関わらずお前を理解してくれる人がいてくれるのほんと得難いことだよ……って黎斗に思ってたんですが、マイティノベルXでもこうってなんか……なんかもう……良かったっすね……それ以外にはもう何も言えない……無粋なことを言うやつは火星をぶつけられて死ぬ……。

マイティノベルX、一冊の本としても面白かったし、エグゼイド完結版としても納得のいくいい話でした。文字媒体でもキャラたちのらしい姿が伺えたのも良くて、とても満足しました。
でも面白かっただけにまだまだ終わって欲しくないな~派生作品もっと欲しいな~…とも思いました。そもそも自分はマイティノベルXの映像化が観たくて仕方が無いんだ なんで自分は億稼ぐプロゲーマーでも株で成功した闇医者でもないんだ そうだったらマイティノベルの映像化に億兆注ぎこんですぐさまVシネマにしてやるのに…… 黎斗さんが本当の笑顔の一端を見せたシーン、映像で目に焼きつけたくない?焼きつけたい

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