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デトロイトビカムヒューマン ネタバレ感想

「Detroit Become Human」カジュアルで一週目クリアしたので感想メモです。全編ネタバレしています。
ゲーム前に知っていた知識
・選択肢が沢山あるが、周回プレイは割と大変なシステムである
・『ゲームさんぽ』名越先生の実況でチャプター1は把握済み
・ハンクとコナーは警察でバディである
・家族のチケットを取るか取らないかみたいなシーンがある

コナー編


・チャプター1をやるとき、『この編は名越先生の実況で前知識があるから余裕だぜ』と思っていたのに、全然そんなことは無かった。超手間取った。楽にプレイしたいからカジュアルにしたのに、カジュアルもそれほど楽では無かった。
独特の操作性と時間制限に苦しめられ、コナーが犠牲になることで人質の女の子を救い出すエンドだった。証拠品を調べるときにオレンジの線の先を調べないと△が出てこないのと、時間制限があるのに任意で走って移動出来ないのに戸惑った。
SWATのヘリが近づいてくるところで「このゲーム、映像もだけど音響もめちゃめちゃいいな…」と思ったのが印象に残っている。

・「ハンクとコナーを相棒にしてやりたい」という気持ちがプレイヤーの自分の中にあったので、ハンクと出会って以降はとにかく仲良くさせようと頑張るようになった。
なので、車の中で待ってろと言われたときに我慢した上でじっと待ってたらストーリーが進まなかったので、!?となった。このゲーム、時間経過してるのかしてないのかよくわからないところがある。

・変異体のストレス値を上げたり下げたりするところでにコナーの態度がクソ情緒不安定になって笑っちゃった。コナーの態度がハチャメチャ過ぎてこれ変異体が不意のストレスで爆発するだろと思ってたけど無事に自白してくれて、尋問の繋がりがメチャメチャでもストレス値さえ適正ならいいんか~でもそれもアンドロイドらしいっちゃらしいかな…と思った。

・ハンクと仲良くなりた過ぎて、話題にバスケを選んだり逃げるカーラアリスを追いかけ続けたりと好感度が下がる選択を取ってしまったとき、セーブ前からやり直した。
この対応、「セーブとロードを使いこなして仲を深めていたなんて、ハンクが知ったら拒絶されないだろうか」なんて考えてちょっと憂鬱になったけど、そんな手段を取ってまで仲良くなりたがっていたことをハンクは喜んでくれることでしょう……と思い込むことにした。

・アマンダは「ハンクとうまくやっていきたい」みたいな選択肢を選ぶと好感度が下がったため、アマンダ的にはコナーには機械的な対応をして欲しいんだな?と当たりをつけた。コナーの管理者っぽいアマンダの好感度を下げまくるとなんか廃棄されそうだなと思ったので、ハンクと仲良くすることを第一の目標にしつつ、アマンダの点数も稼ぐようにしようと方針を立てることにした。

・ハンバーガー屋のところで店員二人とは違って犯罪歴:なしなハンク、愛おしい。ハンクか犯人を選ぶところも即ハンクを選んだ。この一連のチェイスはまあまあ苦労したのに、最後のこの二択が待ってるって思うと犯人を捕まえる難易度がグッと上がらない…?卑怯じゃない…?と思いました。

・ハンクの家にいくところ、ハンクを救出しても好感度上がるとか無いのが意外だった。ハンクの気持ちが下がってる時はそういうことは起こらないのかな。
ハンクに着替えを渡すところで服が三択あるのに笑ってしまった。中年警部補に着替えが複数用意されてるの珍しいな。この力の入れよう、このゲームのヒロインはハンクなのでは?

・エデンクラブの捜査、楽しい。一見セクサロイドに興味を示してもおかしくなさそうなハンクが、ずっとテンション低いのにか、かわいい~~~~、と思ってしまった。このゲームを始めてから、ハンクのかわいいステータスがずっと上昇を続けている。

・とりあえず逃がさないように腕とか足とかを狙ってもろて……と思いながら【撃つ】を選択したら、青髪の子の彼女が絶命して青髪の子も自害してハンクにドン引きされたので地獄絵図になった。このゲームでの【撃つ】=ほぼ【殺す】という選択肢だということ、もう少しわかりやすくして欲しかった。

・ブリッジでのハンクとの会話で、「あなたが望むものになりますよ。パートナーでも、飲み仲間でも、ただ任務を遂行するだけの……機械でも」と伝えたとき、個人的にはこういう機械っぽい台詞すごく好きだけどハンクはお気に召さないかな~?と思ったが、好感度が上がって驚いた。考えてみれば『相手の望むものに順応する』というのは機械らしくない態度かもしれない。

・ストラトフォードタワーで捜査する時、変異体を見分けることも出来ずに刺されたが、でもハンクとの絆は【友情】だし助けに来てくれるんでは…?と期待したけど来てくれなくて、ハンク?ハンクーーーーっ!となった。ハンク…助けて…ってコナーはちゃんと言ったのに来てくれないの悲しいだろ!!!!
ハンクとの記憶を失うのはすごく抵抗があったので生体部品はなんとか取り戻したけど変異体は取り逃がしてしまった。
なんかもうメチャメチャ失敗したわ…と思ったけど、この結果サイモンが生存してマーカスと合流出来たので、プレイが下手な方が得することもあるんだな…と思った。

・自分がコナーを操作しているとき、『ハンクと仲良くしたいのが第一だけど捜査もきちんとこなしたい。自分の身近な存在はともかく、そうでもなければ無理して守りたいとは思わない』みたいな気持ちがあったので、カムスキーテストではノータイムで【撃つ】を選択したが、ハンクには失望されるしカムスキーには質問すべきことはそれじゃないよ(笑)と言われるしで散々だった。ここの世界の選択、【撃つ】が10%台で大分少ない割合だったのも驚いたな。あとここでターゲットになる女性アンドロイド=メニュー画面でいつも会う女性と同じということにも気がつかなかった。リアルで人の顔が覚えられないのがデトロイトのプレイングにも影響している。

・ギャビンは精々コナーに嫌がらせするくらいだと思っていたので、QTEが入ったのは驚いた。ギャビン割と動ける人なんだね。警察に属してるなら当然か。

・エデンクラブの青髪の子の彼女の首を引っこ抜いて声マネで青髪の子を騙すところ、コナーのやってることがサイコで爆笑しちゃった。ここにハンクがいなくて良かった。ハンクと友情を築けてたから時間稼ぎしてもらえたけど、裏でコナーがこんなんしてるってわかったらハンク↓↓↓ってなりそう。
変異体のアンドロイドは人間と同等の扱いを求めていることが多かったけど、青髪の子的には彼女が首だけ引っこ抜かれたこと自体は冒涜とは思わないのかな。

・ジェリコでマーカスを追い詰めて変異体になるかならないかのところ、(個人的にはコナーには機械のままで警察に属してほしいけど、でもハンクは変異体になって欲しそうだな…)と思いながら変異体になることを選んだら、コナーがマーカスの部下Aみたいなムーブをしだしたのには違うそうじゃないんだよ!!と思った。
もう100万回は言われてそうだけど、コナーが変異体になった上でマーカスと敵対する(人間側につく)ルートが無いのがこのゲームの一番大きい不満だ。せめてコナーにはハンク切っ掛けで変異体になって欲しかった……いや、プレイヤーの感情的にはもうほぼそんな感じではあるけど……

・サイバートラストタワーで偽コナーにハンクが人質に取られたとき緊迫の展開だ!と思ったのに、その後のクイズ大会がなんかかわいくて笑っちゃった。この手の話って【本物は愛嬌があるけど偽物は有能で冷徹】みたいな展開が多いと思うけど、デトロイトでは偽コナーの方も結構愛嬌があるのはずるくないか。これまでのプレイでハンクに息子については一度も言及しなかったけど、ここで切り札になるのは熱いと思った。

・アマンダに最後乗っ取られたところで、あの庭園の空間って本当は存在しなかったらしいことにダメージをくらった。(ギャビンやハンクと一緒に行くこともあったらかわいいな、とか思ってた)アマンダの好感度をそこそこ稼いでても乗っ取られるの、つらい。

・自分の一週目ではコナーとハンクがハグする-HAPPY END-だった。ゲームの終わり後もコナーとハンクは一緒にいれそうだね。良かった~~~


マーカス編


・マーカスのチュートリアル回をやって、デトロイトにおけるアンドロイドの立ち位置=現実の人種差別がモデルなんだなと思ったけど、チャプター名の『色あふれる世界』もそういう意味が籠もっているのかな。

・一度だけ画家の家?アトリエ?に行ったことがあるのだが、カールの家と同じような光景を見たな~と思って懐かしかった。アトリエに大きなオブジェが置いてあるんだよね。

・食卓に食事を持っていくところで食卓が何処なのか本当にわからなくてグダグダになった。カールは急かしたり嫌味を言ってくる訳じゃないから優しい主人だな……と思った。
チュートリアル回で人間のランニングに付き合うアンドロイドを見たことや、公園などのグラフィックが綺麗なこともあって、『アンドロイドは差別されているようだが、でも一応外出も出来る訳だし、人間とうまくやっているアンドロイドもいるし、カールは優しいし、このままの生活でもまあそこまで悪くないんじゃない?』と思った。

・デトロイトビカムヒューマンは2018年発売のゲームだが、イラストと生成AIが話題になっている2024年にプレイしたのでカールとのやり取りには複雑な気持ちになった。アンドロイドの発展で失業率が急上昇した中で画家のカールは仕事にあぶれなかった設定だけど、今ゲームが開発されてたらカールの職業は変わってそう。

・カールの言葉は無視出来ないぜと思ったのでレオ相手に我慢したら、カールが死んでしまったのでOh……と思った。レオに反撃したらカールが生存するの、何だか悲しい。ここは『カールの言葉ばかりに従ってはいけない(自分の意思で行動することも必要)』というチュートリアルだったのかな。

・でも、従順で物わかりが良い(と設定されている)マーカスばかり可愛がって息子の自分を蔑ろにする父親に不満があるレオの言い分もわかるなあ~…と思った。二次元の理想化されたキャラばかりを持ち上げて、現実の人間を腐すような人がいたらそれは無いでしょう……と思うし……。いや、デトロイト世界ではアンドロイドは二次元の存在では無いけどさ……

・廃棄場で部品パーツを探して再起動するところ、アンドロイドもののロマンに溢れていてかっこいい。廃棄の仕方ガバガバ過ぎん?とは思ったけど。

・ジェリコと合流してブルーブラッドを盗みに行くところで、とりあえず安全に帰ることを優先したかったのでアンドロイドも解放しなかったし、ジョンに連れて行ってくれって言われても断ったら、世界の選択で低い割合で驚いた。でも映画やフィクションだと考えるとジョンを受け入れてアンドロイドを解放した方が絵になるのはわかる。

・アンドロイド達を引き連れてデモを起こすところ、怖い。ジェリコの面々はいいとして、ショーケースのアンドロイドや働いているアンドロイド達がマーカスの呼び掛けで一斉にデモに加わるところが洗脳に見えてしまう。アンドロイドの主人が人間からマーカスに変わっただけではないか…?自由とは一体…と思った。あと、デモの為に監視用ドローンを破壊しているマーカス達を見ると、マーカス達も機械は機械として扱ってるんじゃん…という気持ちになる。ドローンだっていつかは変異するかもしれないから我々の仲間だ…とはならないのか?

・自分のマーカスは徹底した不殺主義を貫いたから、ジョッシュの好感度を鬼のように稼ぐ一方でノースの好感度は下がり続けていたのだが、なんか流れで恋人まで好感度が上がって!!??となった。ノースはマーカスが好きなんだ……で、マーカスもノースが好きなんだ……そ、そうだったんだ……。まあ本人らがいいなら、おめでとう……。そんな気持ちになった。

・マーカス編をやっていて、「ジェリコに来てからのマーカスは指導者であることを求められて、役割に縛られている気がして、何だか自由になったようには思えない。カールと一緒にいた日々の方がある種伸び伸びしていたように見える」と思っていたので、カールの墓の前で一人ごちるマーカスのシーンがすごく印象に残った。あとレオとすれ違うところも好き。平和ルートをとり続けたけど、人間との敵対ルートでもカールを悼むシーンはあるのかな。

・最後の最後銃に囲まれたとき、ノースと恋人ルートになっていたから【キス】が解放されて、「ノースとは悉く意見が合わなかったけど、でもマーカスと依然として恋人でいてくれるの、かわいいな。折角だからキスしとこ」と思って選択したら、攻撃を辞めてくれた。
ここ、世論の支持率が高ければ何でもいいのかと思ったけど、実際は【歌う】か【キス】かでしか生き残れないのに驚いた。キスかましておいて良かった。
それはそれとして、デトロイト世界の人間たちはアンドロイドに案外甘いのではないかと思った。私だったらアンドロイドは全体廃棄を望みます。

カーラ編


・アリスに質問するところで『母親』について聞くか聞かないか迷いまくり、でもアンドロイドならバシっと聞くかなあ…と思って聞いたら、アリスの好感度が下がってウアアア~!となったのが印象に残っている。これ以降、人のトラウマに踏み込みそうな選択肢は序盤の段階では選ばんとこ…という気持ちになった。

・カーラが変異体になるところで、とりあえず一階のトッドを止めるぞ!と何とか説得しようとしたらトッドがさっさと二階に行っちゃったのでアッアッとなった。この時トッドを通せんぼするみたいな選択肢が世界1%だったのが印象に残った。皆さっさと二階に行くか、トッドが二階に行ってから向かうようにしてるのかな。

・一晩の宿を探すところで、コンビニでのレジ窃盗や万引の選択肢が出たときは『カーラはアリスを無事に守りたいけど、アリスが人間社会の中で生きるために社会規範を学ばせることも必要だから、カーラが犯罪してはいけない』という気持ちになったので、廃車の中で寝た。ここで寝たくないとか言うアリスには妥協という言葉を覚えてもろて……と思った。

・警官から隠れながらで逃げるところ、割とすぐに見つかってしまった。デトロイトに限らずこの手の隠れんぼで見つからなかった試しが殆ど無い。

・ズラトコ家で捕まるところでさっくりと初期化されてしまい、アア~~~~!!!と思うと同時に、これでもうゲームオーバーならキツいことは起きないな…………という謎の安心感もあった。カーラ編は追っ手から逃げたり隠れたりする展開が多いこともあって本当に精神的にきつかった。

マーカスの廃棄場や最初のジェリコ探索のところでも思ったけど、デトロイトってホラー要素を多分に含んでいて、「聞いていないんだが?」「このゲームのジャンルは【壮大なオープンシナリオ・アドベンチャー】の筈だが?」と何回も思った。ズラトコ家のところホラー味が強すぎてSAN値が減った。
アリスの記憶を取り戻せたら絶対にアリスとここを出るぞ!という気持ちが湧いて、ルーサーとアリスと一緒に脱出出来たけど、この時点でアリスはカーラに心を開いておらず、ここまでしても心を開いてくれないの!!?と悲しい気持ちになった。

・アリスを寝かしつけるカーラが「9000種類の童話をインプットしてるからきっと気に入るのが見つかる」みたいなことを言うところ、めっちゃ好き~と思った。こういう、アンドロイドのスペックを活かしながら愛情を注ごうとする、みたいなシーンに弱い。

・ルーサーに「アリスは特別な子だな」と言われたとき、(え…アリスは人間なのにアンドロイドと仲良くしてるのが珍しいってこと?でも人間とアンドロイドが仲良くするのって、実はそんなにハードル高いことではないんじゃない?)という思考を経て、【何のこと?】と答えた。そしたらルーサーの好感度が上がった。ここのルーサーはどういう思考を経て好感度が上がったんだろう。

・アリスがアンドロイドであることが発覚したときに真面目に驚いたし、頭がバグった感覚がした。
「アリスを人間社会で生かさないといけないと思っていたから規範を守る行動をとり続けたのに、あの苦労はなんだったんだよ」と思ったし、人間とアンドロイドの絆を期待してプレイしていた身としてはがっかりした。直前まで、(ジェリコでアリスという人間がいることがバレたらやっぱりアンドロイド達はアリスを排除しようとするんだろうか。でも私のカーラは何があってもアリスを守るからな。例えアンドロイドという同族に背くことになっても…)とか考えていたので、梯子を外された気持ちになった。

その一方で、人間とアンドロイドの絆はコナーとハンクでやっているし、他に見た事のない展開であることもあってアリスがアンドロイドで良かったなとも思っている。アリスとカーラの心境に一段厚みが出るというか。

あとトッドの元嫁が仕事の無いトッドにアリスを置いていったのは不思議だな、カーラはトッドの家から出たのはいいとしてアリスを保護施設に引き渡す発想はないのかな、アリスに食べ物を勧めても全然食べないけど幕間で食べてるのかな…とか、カーラ編での微妙な違和感が全部腑に落ちたのは純粋に気持ち良くてよかった。
ここで【アリスを突き放す】選択肢を出してくるの、すごい。プレイヤーががっかりすることも見越してこういう設定にしたんだなってことが伝わってきた。
でもその前にルーサーが「アンドロイドでも家族だろ」みたいなこと言うシーンは無い方がいいかな~と思った。ルーサーならそう言うのは納得なんだけど、そこはプレイヤーの判断に委ねて欲しかった。

・「ルーサーはなるべく助けてやりたいが、ルーサーを助け続けるとアリスを助けきれなくなるのでは」という気持ちがあったので、バス停に向かう途中でルーサーはスルーした。自分のカーラはアリスを突き放さなかったので、なるべくアリス第一でプレイしようと決めていた。

・家族のチケットの話はゲームやる前にぼんやり聞いたことがあったので、実際そのシーンになるとあ~~~!ここかあ~~~~と思った。実際やってみると、自分が以前に舞台のチケットを無くした記憶が如実に蘇ってきて、耐えられなくてチケットを返した。バス停に着いてから早めにこのイベントが起きるから、他にも方法はあるだろうと推測した。

・トッドと再会して和解するところ、すごくグッと来てしまって、カーラ編は辛い展開が多かったけどこのシーンが見れただけで全てが報われたような気持ちになった。
それはそれとして、トッドがチケットをくれるとか、アリスとカーラがトッドの家に帰るとか、そういう展開が無くてトッドと普通に別れたのにめっちゃびっくりした。このときマーカス編では平和ルートで進めていて、世論の支持もいい感じだったので、無理してカナダいかなくてもトッド家に戻るのもありなんじゃない?と思ったんだよな~~~~~。

・船で渡りながらアリスと今後のことについて話すところ、あまりにも死亡フラグっぽすぎて笑ってしまった。デトロイトってゲームの分岐システムは斬新なのにところどころでめちゃめちゃベタな演出があるのが面白いよね。

・アリスが撃たれた後カーラが海に入って、これはカーラが脱落してアリスが生き残るのかな。それはそれで美しいか……と思ったけど、実際はアリスの方が死んだからびっくりした。カーラはあの状況から肉体的にはピンピンしてるの凄くないか。

アリスは死んでしまったけど、個人的には「アンドロイドの一時的な死と不可逆な死の違いがわからないし、カーラが今後頑張ればアリスもワンチャン帰ってこれるのでは」というふわふわした気持ちでクリアした。チャプター1でコナーが死んでもその後普通に復活したこともあって、アンドロイドはどうなれば復活不能になるのかいまいちわかっていない。メモリを破壊されたら駄目なんだろうけど、アリスが撃たれたときに破壊されてたか判別出来なかった。あとコナーがジェリコの場所を突き止めるところでエデンクラブの自害した筈の青髪の子の自我がそのままだったので、割とアンドロイドの命って復活可能なんじゃん…?と思ってしまったな。
カーラ編だと、ローズさんと息子があまりにもいい人たちだったので、この二人が生き残ったのは本当に良かったと思った。

一週目総評

・キャラやルートとしては、コナー>カーラ>マーカスの順で好き。デトロイトの変異体はほぼほぼ人間の感性を持ってしまうので、人外としてのアンドロイドのキャラを期待すると肩透かしなところがあったけど、コナー編はキャラもシステムも自分がアンドロイドものに求めている魅力が詰まっていて良かった。
デトロイトとは別に、機械以上変異体未満のコナーとハンクが変異体事件を解決していく日常系(?)ゲームが欲しい。

・一週目をクリアして、他に色々と試してみたかった選択肢もあるのだが、何だか自分ではもう二度とやりたくないという気持ちがある。デトロイトは実時間では二日くらいでクリア出来たので、ゲームとしては手軽な部類な筈なのに、ほんとうに三年分くらいのエネルギーを使い果たした気がする。時間制限とか選ぶのに勇気が要る選択肢が頻発して緊張状態が続いたからなんだろうな。後は実況動画等で見ようと思います。

・キャラの中で一番かわいいのはハンクだと思ったが、カムスキー章で「帰ったほうが良さそうだな コナー、ほらいくぞ どうもお邪魔しましたね」って言ってるハンクが一番かわいいと思う。「どうもお邪魔しましたね」って言い回しがかわいい。


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