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不惑の記念にはじめるnoteの話。

私がはじめてウェブサイトを作ったのは20歳、大学生の時のこと。何かの話の流れで友人が譲ってくれたHTML辞典。それを見ながら、Windows(※1)のメモ帳でぽちぽち作ったのが私の初めてのウェブサイトでした。

所属していたサークルのホームページを作ったり、誰に見てもらうでもないポエムなサイトを作ったり、とにかく毎日いろいろ調べては作り込んでいくのが楽しかったことを覚えています。

卒業後、ご縁があってプログラマーとして働き始めたのを皮切りに、なんだかんだインターネットの世界に関わり続けて10数年。私は今年、40歳になりました。「40にして惑わず」という孔子の心境には到底なられへん、不惑どころか惑ってばかりの40歳です。

私は今、20歳のときには予想だにしていなかったウェブディレクターという仕事をしています。あれだけ楽しかった「ウェブサイトを作る」ことは私の仕事になりました。変わらず作ることは楽しく、それはとてもしあわせなことだと感じています。

40歳というのは割と多くの人にとって「節目」と感じられるのか、今年はいくつかのコミュニティから同窓会のお誘いをいただきました。(コロナ禍のせいでどれも実現には至っていませんが)懐かしい人々と、懐かしいやりとりをするうちに、20歳の頃のことも芋づる式に思い出し、ふとあの頃のように「自分の言葉で綴る」ということをしてみようかと思い至りました。

あの頃ひたすら垂れ流していたような、私自身の一部のようなもの。誰かの役に立つかどうかなんて考えもしなかった、ただただ発したかった言葉の数々。インターネットの海底に沈んでいくようなものかもしれないけれど、もう一度そんなものを放ってみようか。

もしかしたら、詰まった出口を掃除する必要があるかもしれないけれど。

もしかしたら、掃除したところで出すもの何も残っていないかもしれないけれど。


不惑の記念にnote、はじめてみようと思います。


※1 ... ちなみにWindowsのOSはMe、ブラウザはNetscapeNavigator6とかでした。(大学の標準ブラウザがネスケだった)

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